電源系ゲーム、RPGの祖として名高いウィザードリィをTRPG化したのがBOX版ウィザードリィRPGでした。
その復刻版は、ボックス版と恐らく同じスタッフが関わっていましたが、版権の関係でしょうか。
電源版ウィザードリィに登場する名称だけが似た名前に変更されておりました。
仕方ない事かもしれないけれども、その失望感は大きかったですね。
そんな中、昔、共同では無くて、単独購入していたかもしれないなあ。
と、思い出したのが、真ウィザードリィRPGのシステムブック。
L2書庫(押入れの雅称)の整頓によって、システムの単独購入を確認しました。
知っている名前の安心感
リルガミンを飛び出して、エセルナート亜大陸(インドのような感じ)、更には、それの所属するシャンバラ大陸、そして、『世界』カラド=ツアへの言及がありますね。
禁断の魔筆で、宇宙へと広がっていく本家の流れを少し取り入れているのか、『世界』カラド=ツアは平面宇宙であり、創造主によって干渉を受けているという設定になっています。
トレボーが力を手に入れて、かつ、狂った理由も、SF的ですし。(年表見ると、彼はもはや人間では無いデスヨネー)
エセルナートという地方の設定でも、リルガミン以外はウィザードリィRPG独自の設定であったようで、復刻版でも、この真ウィザードリィでも同じ名前、設定となっていますね。
そして、版権を持っていたアスキーからの出版ですので、ワードナ、トレボー、マーフィーの名前は健在です。
やっぱり、安心感がありますね。
その流れからの、独自の設定である「ズダイ=ツァ」が地図上に記されるようになっていますね。
別売の追加シナリオで徐々に明らかになっていく感じ。
この本には、掲載されていないです。
サンプルシナリオに登場する人物や、状況を鑑みるに、
時代としては、トレボー戦役の終結前後のお話、つまりはワードナもトレボーも生きている「狂王の試練場」の時代から双方が死去した辺りまでの含みのある時代です。
その後の「ダイヤモンドの騎士」「リルガミンの遺産」には、ちょっと遠い時代かな。
「ワードナの逆襲」は、時系列的にはどうなんでしょうか、リメイク版では、その後「災過の中心」に繋がっているので、別次元的な感じか。
或いは、並行世界的な分岐があって、「ダイヤモンドの騎士」などには繋がらないのかも。
種族混合の都市国家として、リルガミンは説明されていますが、異種族であるエルフ、ドワーフ、ホビット、ノームなどの種族としての根源地の描写は本家には無かったので、エセルナートという亜大陸の詳細な設定は、そこを強化しているという事になるのでしょうか。
サムライとニンジャの職業性能の由来なども、割と上手く創作している、と私には感じられました。
展開的には、ウィザードリィRPG復刻版と真ウィザードリィRPGは同一と言っても過言では無いかな。
トレボー戦役の設定などを踏まえて作られているのが、真ウィザードリィRPGですから。
にもかかわらず、私の対ウィザードリィ的好感度は、真ウィザードリィRPGの方にのみ高いw
名前の力は偉大です。
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購入金額
2,000円
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購入日
不明
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購入場所
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