製品を開発しているのは、東京都大田区にあるサンダイヤという住宅設備機器・環境保全機器を中心としたメーカーさんのようです。
私の手元にある商品は、サンダイヤさんが作るステンレス製ビーカーと、別売り蓋 それとビーカーに合わせて作られている三本櫓のセットです。
これらを組合せて、アイスコーヒーの仕込みに利用しております。
1982年頃に購入した製品ですが、減るところ、傷むところはありません。
まさに業務用として使えるきちんとした製品です。
堅牢 手入れが簡単 清潔
開店当時は3リットルのステンレスポットを利用して、アイスコーヒーを仕込んでいました。
コーヒーは豆に注ぐお湯100に対して、抽出されるコーヒー液は7〜80程度ですので、3リットルぽっと2台だけでは効率よく作業が出来ませんでした。
それに細口のコーヒーポットは、上手く洗浄することが不可能ですので、コーヒーが出来上がる方のポットは、それ専用になってしまいます。
しかし、ある展示会で見つけた、このステンレスビーカーを利用すれば
コーヒー渋を綺麗に洗うことが可能になります。
空洞を備える持ち手は、火傷の心配がありません。
3リットルのポット2台と1.8リットルのポットを1台用意すれば、5リットルのアイスコーヒーを
効率よく抽出することができるようになります。
カラス口加工が施されているので、最初の1リットルだけ、手持ちの計量カップを利用すれば、
後の4リットルは直に瓶に注ぐことが可能です。
こんなステンレスビーカーを待ってたんや! 以来、ずっと愛用してます。
アイスコーヒーのレシピ
コーヒーは粗挽きのアイスコーヒー専用深煎りを400グラム用意し、ネルドリッパーに入れます。
量が多いので最初の蒸らし時間は1分です。
その後は約7リットルの熱湯を数回に分けて注ぎ入れます。
5リットルビーカーに抽出液が半分以上となったところで、全体をシンクに移します。
満了まで1リットルとなった頃合いを見計らって、約500グラムの氷を、熱い抽出液に投入します。
氷が溶けると薄まりますが、それを見越しての豆の量なんです。
周りから水道水、内部から氷をつかって 抽出液を一気に冷やすことが目的です。
できるだけ急速に冷やしましょう。 そしてよく撹拌して濃度の均一化を図ります。
ホットコーヒーもアイスコーヒーも同じ考えなのですが、ドリッパーから抽出液が垂れているうちに
ドリッパー自体を受けビーカー(カップ)から外します。
最後はアクが抽出されている状態ですし、抽出液自体も薄いものなので、得はありません。
抽出液は、手早く1リットル入りガラス瓶に移し替えて、冷やします。
その時に、ドリップでお世話になったネルをよく洗います。
流水で洗いますので、ガラス瓶を冷やすシンク内でその作業を行い 水を無駄にしないようにしてます。
できるだけ口の上まで抽出液を入れることで、空気と触れる面積を減らす考え。
先細のフレッシュジュース瓶が好適です。
香りは淹れたてがイチバンかもしれませんが、全体的なバランスは一晩寝かしたほうが良くなると考えています。
新鮮なアイスコーヒーは、香りと透明感が特徴。
酸化してしまうと、ウスターソースの様な濁りが出てしまいます。
もしも甘いアイスコーヒーがお好みなら、
前述の抽出作業に移る前の段階で、ビーカーに1リットルあたり80グラム前後の上白糖を加えて
よく撹拌してください。
ガムシロップとは違う、上品な甘さのアイスコーヒーが出来上がると思います。
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購入金額
5,400円
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購入日
1982年頃
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購入場所
取引先 展示会
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