"IS-67-XT"安めのCPUクーラーで時々見かけるID-COOLINGから販売されているトップフロータイプのCPUクーラーです。
IS-55とかIS-47-XTなどがAinexから販売されているので同社の名前は店舗でも見かけることがあると思います。
IS-67-XTは名前から分かるように高さ67mmのトップフローとしては比較的大型のモデルです。
付属品はCPUクーラーとしては特筆することもないです。
ただ、付属のファンが外した状態になっているのがトップフローでは珍しいと感じました。
トップフローではかなり大型の120mmファンが付属しているからかもしれませんね。
説明書に関しては多言語対応とかではなく無言語仕様になっています。
丁寧な解説などはありませんが純正以外のCPUクーラーの取り付けをしたことがある人なら迷うことはないと思います。
今回このクーラーを取り付ける対象は最近登場頻度の多い灼熱の暴君と化したDeskmeetです。
Deskmeetは本来「最大高さ ≦ 54mm の CPU クーラーに対応」と書かれているのですが、純正の大きいばかりのATX電源を下ろして小型のSFX電源化しているので高さ方向に若干の余裕があります。
本当はDeepcoolのAN600を搭載したかったのですが、かなり高価なのと既にやってる人がいるのでやめました。
気づいた方もいるかもしれませんが、このDeskmeetには4か月ほど前にCryorigのC7V2を搭載していました。
しかしC7のレビューにも書いた通り「Wraith Stealth以上Wraith Spire以下」の冷却性能となっていました。
高さ47mmと考えると優秀ですが、高負荷時はかなり煩くなるのでDeskmeetにはもっと大きいクーラーを入れたくなりました。
(そういえばC7のレビュー書いたときにID-COOLINGのIS-40も候補に挙がっていましたね)
御開帳すると美しいC7が鎮座しています。
外したC7はリテールクーラーを使用している母親のPCに転用するつもりです。
IS-67はAM4環境に使用する際は付属のバックプレートを使用せずAM4純正のバックプレートを使用します。
社外クーラーを使用すると外すことが多いのでなくさないようにしましょう。
当方はどこに置いたか忘れてしばらく押し入れの中を探し回っていました。
写真では見にくいですが、使用するスペーサーに対応するソケットが印字されているので使うパーツには迷わないと思います。
ただ、注意点として説明書に書かれている部品番号の通りには使用できないので図に写ってる部品の形を見極めて取り付けましょう。
図解にはAMDと書かれているのに部品番号にはintel用バックプレートが書かれています。
「AMD」と書かれた部品を組み合わせれば大丈夫です。
リテンションを取り付けてグリスを塗ります。
今回は付属していたグリスを使用しましたが、硬くてかなり塗りにくいので適当なグリスを用意した方がいいかもしれないです。
当方はクーラー本体を押し付けて何度かグリグリして塗り広げました。
(普段は塗り広げたりしないのに…それくらい硬いです)
取り付け完了。うん。デカい。
ちなみにヒートシンクをメモリの上にかかる方向にするとメモリのヒートシンクと干渉します。
ヒートシンクのないメモリにすれば好きな方向で装着可能ですが、余ってるメモリこれしかないので。
電源ユニットも問題なく搭載可能です。
大きいファンなので半分くらい電源からはみ出てますね。
クリアランスはこんな感じ。
前回クーラーと電源を交換したときは「クリアランスの確保が必要」と思っていたのですが、Deskmeetは構造上電源ファンから吸気しているのでクリアランスは狭くても何も問題はないようです。
むしろ狭い方が吸気がダイレクトにクーラーに当たるのでより冷えるかもしれません。
小型筐体でもよく冷える
前回CPUクーラーを交換したときと状況が変わり、室温が低い時期になってしまったのでゲームでは温度が上がりきらないので今回はCPU-Zのストレステストを10分程度動作させた際の温度を測定しました。
C7V2
IS-67-XT
最大温度がC7使用時は89℃、IS-67-XT使用時が76.6℃と10℃以上温度を下げることができました。
大型ファンのおかげなのか一番上に出るシステム温度も少し下がっていますね。
(TMPIN6と8は多分正常に動いてないです)
これだけの冷却性能があるのならよりTDPの高い5700/5800X3DとかRyzen9シリーズを乗せても大丈夫かもしれませんね。
これ以上CPU強くしてもRX7600が余計に足手まといになってしまいますが(汗)
ちなみに付属しているファンは15mm厚の薄型ファンで、通常の25mm厚のファンを取り付けるためのネジが付属しています。
試しに転がってた25mm厚のファンを付けたら超ギリギリですが搭載できました。
高静圧なP12MAXとかGRAND TORNADOあたりを搭載したら冷却をさらに強化できるかもしれませんね。電源ユニットの吸気ファンも変えればさらに効率UPも可能化も。
要するにこいつはまだ2回進化を残している!ということです。
-
購入金額
4,249円
-
購入日
2025年01月07日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。