プレミアムレビューの時には、貸与品ということで保護フィルムやケースを一切用意しないで使っていた、ONKYO GRANBEAT DP-CMX1。しかし、今回は自分で購入した品ですので普段のスマートフォンと同様に保護フィルムとケースは用意するつもりでした。
まず、フィルムについては本体を発注した時点で手頃な価格のガラスフィルムを購入しておきました。極端に高く付かない限りは、ガラスフィルムが用意されている本体については極力ガラスフィルムを使うという方針なのです。
しかし、ケースの方は直ぐには用意しませんでした。元々プレミアムレビューでも触れている通り、本体むき出しでも手に馴染むボディーであり、他のスマートフォンほどケースの必然性を強くは感じなかったということもあるのですが、この機種用のケースの選択肢があまりに少ないということが問題でした。
それでもプレミアムレビュー当時と比べれば状況は改善していて、ONKYO純正品が2種類発売されていることに加え、サードパーティーのmusashino LABELからも数種類は用意されています。
ただ、実物を店頭に見に行ったのですが、率直に言えばどれでもそこそこ割高感はありました。iPhone向けのようにライバル製品が無数にあるわけでもなければ、本体の普及台数がさほど多くなく、販売量を見込めない以上無理は出来ないということでしょう。
実物を見比べてみて、「これなら高い金を払っても欲しい」と感じたケースは残念ながらありませんでした。そうなると価格帯としてはローエンドとなるジャケット型の中から選択することになるのですが、コストパフォーマンスでもっとも優れていると思われる、純正のDPA-PUCMX1を購入することにしたのです。
箱の裏面にロゴが見えている通り、このケースはONKYOから発売されてはいるのですが、設計には多くのスマートフォンケースを手掛けているDeff Corporationが関わっていて、そつの無い出来を見せています。
内側は黄色い植毛が施されていて、見た目はともかく本体との摩擦感は適度なものとなります。
裏面はカメラのレンズ部とボリューム部に穴が空いている他は、実にシンプルな構造です。底面付近にONKYOロゴが刻印されていることが唯一のアクセントといえます。
なお、素材はごく普通のPUレザーであり、約4千円のケースとしてはややチープな感じはしてしまいます。ただ、素材感を除けば外観もまずまずといえるでしょう。
やや割高だが、現状では最も無難な選択
早速ですが、DP-CMX1に装着してみます。
実は常用しているDAP、Astell&Kern AK100IIでも同じような革製ケースを使っているのですが、素材感こそ劣るものの、実用性という意味ではこちらDPA-PUCMX1の方に分があるように思います。
今回ケースを購入した最大の理由は、単に本体の傷を防止するという意味合いだけです。かといって汎用のケースでは本体操作が難しくなりますので、専用ケースでなければ実用に堪えないということになり、このDPA-PUCMX1が最適という結論で購入したのです。
普段は上着の内ポケットに入れて使うので傷も気にならないのですが、私の外出用バッグでは他に金属製のものがたくさん入っていますので、しばらく入れているだけで傷だらけになってしまう可能性が高かったのです。そのため、他のスマートフォン等も取り敢えずの保護になる程度のケースやジャケットは必ず使っています。
率直に言って、これがiPhone用であればこの価格でも本革製のケースが十分に購入できたでしょう。しかし、GRANBEATはどう考えてもそれほどユーザーが多い端末とは思えず、この価格でこの内容でも納得は出来る程度の割高感といえます。むしろ、1万円超えの本革製ケースを買うくらいなら、イヤフォンのリケーブルにその予算を回した方が、GRANBEATに対する金の使い方としては正しい気がするのです。
さすがに経験値の高いメーカーが手掛けている純正品ですから、形状の精度などは十分に高く、買って間違えたと思うほど悪くはないでしょう。マイナー端末向けとしてはこれでも最良というコストパフォーマンスなんだろうなと感じさせられます。
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購入金額
3,860円
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購入日
2018年03月24日
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購入場所
eイヤホン
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