「生産終了」という言葉に弱いのは私だけでしょうか・・・「6BM8真空管ステレオパワーアンプTU-870R」は2012年1月に生産終了されましたが今なお人気があります。スペースに余裕があり改変し易いこともその理由ではないかと思います。このキットの優れているのは、電源トランスに磁気漏洩の少ないRコアトランスを使い、しかもこれを分厚い鉄カバーで覆う構造です。シールドが見事です。
現在、未開封キットは入手困難ですが、先日入手でき、早速作業に。主な留意点は、
(1)出力端子:バナナジャックに変更。幸いシャーシーを加工する事無く取り付け可能であった。これまでバナナプラグ・ジャックの組み合わせが一番導通がいいのではと感じてましたが、様々なスピーカーコード端子の接触抵抗がネットで公表され、バナナプラグ・ジャックの組み合わせが最も抵抗が小さかったという結果に納得できました。以来、スピーカーコード端末は全てバナナプラグとしてます。
(2)カップリングコンデンサー:ちょうど同じ容量のASC社製(米国)フィルムコンデンサーが手元にあったのでこれに交換。抵抗もできるだけ良い物に交換。
(3)その他:ワイアリングはできるだけループノイズが無いように結紮すること、電源線は遠ざけること、裏蓋のネジ一箇所は菊ワッシャーを使うことなど基本を心がけました。
音出しは フォステクスF120Aで実施、このサイズからは想像できない力強いサウンドでした。300Bアンプと比較するのはフェアーではありませんので言及しませんが、真空管アンプをまず試すにはいい製品だと思います。「生産終了」は残念です。このシャーシー設計は見事なんですがね。製造復活を祈念します。これの前のタイプは電源トランスと出力トランスが同じ鉄カバーに一緒に入り違和感がありましたがTU-870Rはそれを解消してました。私はTU-870R名品だと思います。
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購入金額
0円
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購入日
2017年04月15日
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購入場所
通りすがりのおじさんさん
2017/04/15
tanuさん
2017/04/15
tanuさん
2017/04/17
tanuさん
2017/04/17
通りすがりのおじさんさん
2017/04/17
結構な値段だったのでスルーしてあまり見なかったのですが、多分未組み立てだったと思います。
tanuさん
2017/04/18