M.2 (Key M)SSDをPCIexpress x4に変換する基盤。パッケージは質素で茶箱。
マニュアルの類もないがM.2小ネジ用ドライバがついているのは親切。
この辺の変換基盤と機能的には同じだが、SATA接続M.2 (Key B)タイプもコンボになっておりどちらにも使える。
SATA接続の場合給電のみPCIexpressから行い信号は普通にSATAケーブルを繋ぐ。
コイツの最大の特徴は冷却機構。熱問題が大きいNVMe系SSD用に小型ブロアファンが搭載されている。基盤全体を覆うカバーはいわばダクト。M.2冷却というとパッシブヒートシンクやヒートスプレッダがやっと出そろってきたがこいつはついにアクティブ冷却だ。
内部にヒートシンクはなくサーマルパッド等の付属も無し。単純にダクトで空気を通すだけ。
PCに対して後方側に位置するブロアファンから吸気してPC前方方向に排気する流れになる。正直ブラケットの通気口の存在意義が謎。負圧ケースなら吸気補助になりそうだが。ロープロファイル用ブラケットには通気口がないのでぶっちゃけあってもなくても大差ないのだろう。
SATA&PCIe両方のSSDを装着した状態。SSDの固定はSSD側に金具をひっかけてから基盤裏よりネジ止めする方法なのでちょっと装着し難い。付属ネジの内シルバー2本がSSD固定用、黒4本がカバー固定用。何故か購入時はカバーをネジ2本でしか固定していない状態なので余ったように見えるが。
SSD背面のマージンは僅かなのでそちら側の発熱が大きいSSDの場合不利か。
一応基盤は穴が開いている。
ブロアファンの回転数は低すぎず高すぎず、手をかざすとうっすら排気しているのが判る。音もさすがに小型ファン特有の甲高い音なのだが回転数が低いので静音よりの構成(アイドル時12cmファンが軒並み800rpm以下のマシン)でも「聞こうと思えば聞こえる」程度。ファン回転数が上がる負荷動作時なら他の音でかき消される。
肝心の冷却力についいてだが自分の使っているMZHPU256HCGL-00004(XP941)はPCIex接続だがNVMeではないので実はそこまで発熱が無くサーマルスロットが起きない&SMARTで温度取得不能というまったく検証にならないSSDなのでなんともかんとも。検証できなくてスミマセン。追々発熱大きいSSD買ったときにどうかなーみたいなノリでして…
直接貼り付ける必要がないのでSSDの保証に気を使わないのと、薄型タイプのヒートシンクなら併用できるので既にヒートシンクを装着しているSSDの追加発熱対策としても使えるのがメリット…というか風量は控えめかつ吹き付けるわけではないのでヒートシンクとの併用で本領を発揮しそう。
ただ同時期に登場したAwesome AWD-MCS01との併用はできない。ヒートシンク側の高さはギリギリ収まるのだがMCS01のマウンタがかなり下部に出っ張るので基盤とぶつかってしまうのだ。併用するなら一般的な貼り付けタイプがいい。
あと見本写真だとシルバーに見えるがチタンカラーといった感じで実物は暗い色。ブラケットも艶消しブラックだし基盤もブラックなのでビジュアル面では他のものを邪魔せずカッコイイ。
意外と少ないM.2形状SATASSDの変換用としても使えるし、SATA接続で発熱の少ないSSDならファンコネクタを抜いてしまって「カバー付き変換基盤」として使ってもいいかと。
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購入金額
3,240円
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購入日
2017年04月13日
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購入場所
オリオスペック
アイヴァーンさん
2017/04/15
長尾製作所のヒートシンクも一緒に買ったほうがいいですかね~(*´▽`*)
下小川さん
2017/04/15
アイヴァーンさん
2017/04/18
ただ,茶箱はなかった。
まあモノが使えればいいのですけど,とりあえず週末まで待たないとというのと,ひとまず試せる余剰パーツで組む環境では PCIe Gen3 x4 で動作可能なスロットのあるパーツがありませんでした(*´з`)
長尾製作所さんの SS-M2S-HS02 も一緒に買ったので,組み込み出来るか?だけの確認しか当面できないっすねー。
下小川さん
2017/04/21
最近のSSDは帯域やスロットに悩まされる…自分も現状はSATAタイプの変換基盤として使ってますw
アイヴァーンさん
2017/04/23
https://twitter.com/Ivarn/status/855955824849453057
室温 20 ℃の涼しめの朝なのでアレですが,ベンチ中も起動後の 30 ℃ちょっとからほとんど温度上昇していない感じですね(=゚ω゚)ノ
下小川さん
2017/04/23