実家のWifiのセキュリティレベルを上げるのを口実にために、先日社宅のWifi環境を一新した。
それまでは、Wi-Fi 5対応のデュアルバンドルーターNEC Aterm WG2600HP2
を無線LAN親機(兼有線LANのハブ)としていたのだが、それを実家に持ち帰り、定額動画配信サービスとの相性問題でセキュリティレベルを下げている無線LAN親機に加えて、二つ目のアクセスポイントとして家庭内ネットワークに導入、スマホなどはWG2600HP2に繋いでセキュリティレベルを上げるもくろみ。
代わりに社宅に入れたのが、世代としては一つ前となるが、Wi-Fi 5時代のハイエンド機、I/O DATA WN-TX4266GR。
このWN-TX4266GR、2.4GHz帯はWG2600HP2と同じ800Mbpsの理論速度だが、5GHzはW52/53とW56が両方使えるトライバンドルーターで、1733+1733+800の性能。
一人暮らしのため、さほど多数の機種からの同時アクセスがありそうにない社宅でも、劇的に速度が上がったと言うことは、他の部屋であまり使っておらず、混み合っていないW56帯域が使える上に、内部の変換処理能力なども高いということなのだろう。
このブロードバンドルーターの性能を検証したのが、I/O DATAから提供されているWifi環境を計測アプリ、Wi-Fiミレル。
このアプリは以前から入れていたのだが、当初は電波強度の計測のために使っていた。
ただ、先日(2022年9月)のヴァージョン2.1.0から、iOS側の問題で信号強度が測定できなくなった。
そのため、上記レビュー時の信号強度測定はノートPC(HP Pavilion Aero 13-be)
からWiFi Analyzer
で観測することにして、ヴァージョン2.0.0(2022年4月リリース)から機能追加された「インターネットおよびWifiの通信速度の(分離)計測」を活用した。
こういう感じでインターネット側と無線LANが分離して計測できるのが良い
ネットの速度は、自宅内のLAN環境とルーターより外のWAN側の環境の2つが影響する。実際に使うときの体感速度は、いくつかある「インターネット計測サイト」で示されるような、LAN+WANトータルの性能が最終的には関わってくるが、WAN側は自分では完全にはコントロールが出来ないものなので、その結果は時間や場所によって大きく影響を受けることになる。
評価サイトでネットが遅いから....と、プロバイダを換えたり、プランをより高速な方に換えたとしても、実際に足を引っ張っていたのがLAN側なのであれば、効果は薄い。特に無線環境ではその影響が出やすい。
そこが分離測定できるのが良い機能。
あと、アプリからWifiルーターの設定画面を開けるようになるのがポイント。Wifiルーターの細かい情報や設定変更が、スマホから出来るのは強い。
接続時に「パスワードが暗号化されない」というのはいただけないが...
ちなみにWN-TX4266GRのユーザー名とパスワードはココ
機器を指定してのネットに出られる時間の制御など、ペアレンタルコントロール設定も可
ただ、iPhoneだとここまでだが、Androidでは強度が今でも測定できたり、情報タブもかなり充実している。
iOSでは失われた電波強度測定(Fire HD 8に導入したAndroid版)
そういう意味では、「使えるアプリ」ではあるものの、iOS版はAndroid版に比べると「機能限定版」という感じで、そこが惜しいところです。
ネットの速度が測れるものは多いが、無線LAN子機からの通信速度のなかでWifiの速度部分を分けて測定できるのが良い
遅いのが、WAN側か、LAN側かが把握できるのが良い。
またあまり回数は使わないと思うが、ルーター設定/情報確認のリモコンとして使えるのは、わざわざPCを開かなくてもよいので、便利かも。
iOS版は、Android版と比べると見劣りする
iOS版しか知らないと、「そんなもんか」だが、Android版を知ると、あきらかに見劣りする。
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購入金額
0円
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購入日
2017年頃
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購入場所
App Store
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