IOデータが提供するフリーソフトの「Wi-Fiミレル」
ヒートマップが簡単に作成できて便利なんですよね。
このソフトのandroid版が6GHz帯に対応という記事を読みました。
6GHzに対応したスマホもWi-Fiアクセスポイントも持ってないので計測できないのですが、宅内のWi-Fi環境を再計測してみようと思ってインストールしてみました。
なお、PCだと以下のソフトで似たような事が可能です。
・「Ekahau HeatMapper」によるヒートマップ作成でアクセスポイントの電波強度チェック
・「inSSIDerHome 3」による無線の電波強度をチェック
簡単操作の2つの便利な機能!
Wi-Fiミレルには2つの便利機能があります。
そして何かすごいって、2つとも操作が簡単なことです。
1つめはヒートマップ作成機能!
図面を読み込んで、移動して計測、移動して計測・・・を繰り返すだけ。
これだけでヒートマップ作成が簡単にできます!
※注意点はマップは正方形になるので、最初から正方形マップを用意した方が楽です。
2つめは、速度計測機能!
以下の2種の計測を1度に行うことができます。
①スマホから、インターネット側のアップ・ダウンの速度計測
②スマホから、無線アクセスポイントまでの速度測定
①ができるアプリは多くありますが、②ができるアプリって無いですね。
PCだとiPerfとかで計測できますが、スマホだとWi-Fiミレルだけなのでは?
なお、androidだと2.4GHz帯域、5GHz帯域、6GHz帯域の混み具合とかも見れます。
iOSの場合は、Wi-Fi Analyzerとか使って代用するしか無いね
下記の記事とかまとまってますね。
図面を読み込んでヒートマップ作成が簡単にできる!
ということでヒートマップ作成をやってみました。
これが我が家の図面とWi-Fiアクセスポイントが置いてある場所。
そして、この図面を読み込んで計測した結果が以下
なお、上記の計測に使用したのはiPhone 13 Pro MaxとASUS RT-AX88Uが2台のメッシュ環境です。
ちゃんとメッシュが有効になっていて範囲が広がっていることを確認!
こういう風に視覚的に確認ができるのは非常に良いですね。
また、2.4Gは壁を越えられるが、壁を越えにくい5G帯の方がベースが速いので減衰しても速いということも分かりました。
つまり5GHz帯だけあれば十分。
Bluetoothや電子レンジとも干渉する2.4GHzのWi-Fi機器は滅べばいいと思うけど、スマートホームデバイスは2.4GHz帯しか有してない機器も多いのでそういうわけにはいかないんですよねぇ。
なんで今でも2.4GHzしか搭載してないデバイスってあるんでしょうね?
発熱が少ない、消費電力が少ない、チップの価格が安い、とか理由があって組み込まれるのかな?
詳しい人、是非教えて欲しい。
Bluetooth v5.4では双方向通信になるというから、2.4GHzのWi-Fiに取って代わってくれたらいいのになぁ。と個人的に思っちゃう。
もしもメッシュしなかったらどうなるんだろう?って思って左側のクローゼット内にASUSアクセスポイントと一緒に置いてあるWi-Fiルーター(通常はルーターのWi-Fiは無効で運用中)のWi-Fiを有効にしてみて計測。
ASUSのWi-Fiは無効にしてないので多少干渉あると思うが、SynologyはASUSよりも遅いなぁ。
そしてメッシュは大事だなぁと改めて感じました。
Synology RT-6600ax 5GHzのヒートマップ
そもそもWi-Fi 6や7って意味があるのかな?と思い、せっかくなのでWi-Fi5とWi-Fi6がある会社でも計測してみました。
下記がオフィスの間取り。
ルーターはSynologyのRT6600ax(Wi-Fi 6)が中央の壁で区切られた倉庫内にあります。
Wi-FiアクセスポイントはネットギアのR7800(Wi-Fi 5)を倉庫の外側の壁に向けて2台設置。
Synology RT-6600ax 5GHzのヒートマップ
Netgear R7800_DD-WRT右 5GHzのヒートマップ
Netgear R7800_DD-WRT左 5GHzのヒートマップ
これはすごく面白い結果が出たと思いました。
5GHz帯のSynologyのRT6600ax(Wi-Fi 6)と
5GHz帯のネットギアのR7800(Wi-Fi 5)の比較になります。
ぶっちゃけ、5GHzなら1枚は超えれるけど2枚は超えられないよって感じがわかります。
そして速度はWi-Fi 6とWi-Fi 5で近ければ変わりません。
しかし遠くなると話は別。
Wi-Fi 5の方が遠くまで飛ぶ気がします。
Wi-Fi 6との方が減衰が激しいともいえます。
例えば、図面右下のキッチンの場所までの
●物理的距離 Netgear R7800左 > Synology RT6600ax > Netgear R7800右 という順番
●壁の数 R7800左:0 > RT6600ax:1 > R7800右:2
※計測時にエレベーター降りて正面入り口開けっ放しだったので0枚で換算
という状況です。
その位置での速度は
●速度 R7800左:366M(Wi-Fi5) > R7800右:83M(Wi-Fi5) > RT6600ax:14M(Wi-Fi6)
となっています。
Wi-Fi5すごい!
単に電波強度と速度だけで言えばWi-Fi5で十分なのかもしれません。
ただ、Wi-Fi6の方が接続台数が多いとかいろんなメリットもあるので一概には言えませんがね。
また、Netgear R7800はDD-WRT化していますので出力も強いとかあるのかな?
一応、日本国内設定の出力にしてるんで、違法な出力は出てないはずですけどね。
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購入金額
0円
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購入日
2024年07月16日
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購入場所
IOデータ フリーソフト
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