SSDなんて、SATAで良い。または性能が高いNVMe SSDはPCIeスロットでちゃんと熱対策しないと、M.2のNVMeでは爆熱で使えたもんじゃないはず。
なんて、偏見を持っていた私のM.2 NVMe SSDに対する認識を覆す製品が、このSSDだった。
てか、すんごいちっさいのね!
2.5インチのSATA SSDですら小さいと思ったのに、メモリよりも小さな基板。しかもNVMeだけにSATAとはケタ違いのスピードが出るだなんて。
ちなみに、かつてレビューした、PCIe NVMe SSDとの比較をすると……
Intel 750 SSDの性能を上回っている。恐ろしい時代が来たもんだ。実際にはどうなのかみてみると、
マシン構成等のせいでOS起動までの時間はさておき、ブートしてからのWindowsの挙動がちょっとおかしな事になっている。このSSDはOCマシン用に作ったので、極力無駄なものを入れていないにしてもハンパなく速い。
あんまり起動が早いので、OCするとパソコンが凄くキビキビと動くので気持ち良い。そういう意味で使っていて有名なOCerにでもなった気分になれるので嬉しい。
製品に改善・工夫がしてあり、ヒートシンクは要らないと感じた
既存のM.2 NVMe SSDには必ずと言っていいほど「熱問題」が付きまとっていた。特にこの製品の前作にあたる「950シリーズ」では「速いけど熱い」という話であったので、速いからといって使う気にはなれなかった。
しかし、960EVOにはSSDのシール自体に特殊な加工がしてあるようだ。
これはSSDの裏面なのだが、普通に取り付けると熱がこもりやすい箇所だが、ラベルシールの裏面に伝導率が高い銅の層がある。これが放熱効果に一役買ってくれるだろう。
また、製品自体も「950シリーズ」の時より改善されているようで、それも相まって常用でヒートシンクを使う必要がなさそうだと感じた。
更に私の環境だと、このように立てて置くことで、更にCPUファンの吸気により熱を効率よく排除できるため、動作中に手で触れても熱いとは感じないほど。通常時やベンチ中では40度を切っていた。
大きなデータのやりとりはしていないのでその時に改めて測定するが、これなら期待できそうだ。
※'17/4/10追記
「雫さんに怒られちゃったよ!!」
というわけで、CrystalDiskMark 5の動作中での温度を確認。寒かったので暖房をきかせた状態の、室温26度だったが、素の状態で最大55度まで上がった。ただ、これなら私の目的(オーバークロック)ならヒートシンクをつけてまで対策しなくてもいいだろう。ストレージとして多用する場合は安全のためにメモリFANをつけた対策が必要かも?!
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購入金額
31,980円
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購入日
2017年03月24日
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購入場所
PCワンズ
れいんさん
2017/04/10
ポン酢レッサさん
2017/04/10
速すぎて今までのHDDやSATA SSD時代が旧世代に感じちゃいます。
2017年はM.2 SSD元年になるかも?!
Vossさん
2017/04/10
平行設置だと、M.2って結構温度高めなんですよね。
ポン酢レッサさん
2017/04/10
確かにそこは感じました。
基板から数ミリの隙間しかない、大多数のマザーと比べてしっかり冷やせる環境があったのも、このM.2 NVMe SSDを使おうと思った要因でした。しかもKabylakeだからGPUつけても2枚まで行けるのでRAIDにもチャレンジしてみたくなりますね。
supatinさん
2017/04/14
(*・ω・)*_ _)ペコリ
Intel 750 SSD のプレミアムレビューをやらせて頂いたときには
時代を塗り替えるようなストレージだと感じましたが
技術の進歩ってすごいですね・・
ポン酢レッサさん
2017/04/14
SSDがそれだけ急激に進化しているパーツである、という事を実感しましたね。
また1,2年で主流がどんどん変わっていきそうな気配すらしますΣ(゚д゚lll)