先日SENNHEISER HD650用のケーブルを自作した際に、3.5mmステレオミニ仕様の方に利用した、ヘッドフォン本体側プラグです。
2.5mm4極の方には別形状のものを使ったのですが、そちらは隙間を固めてやらないと、接合部の銅線が直接空気に常時触れてしまうため、後処理が面倒でした。そこで改めて買い足したのがこのプラグです。
左右1ペアで販売されていて、そのまま1つの袋に入って届きました。
これが片側分のパーツです。プラグ本体を覆うようなカバーが付属しているわけですが、このカバーは填め込み式で、しかも結構しっかりと締まります。
プラグ部分だけ取り出せますので、半田付けも極めて簡単にできます。2.5mm4極の方に使ったプラグは、正直言って買ったことを後悔するほど使いづらかったです。
値段は決して安くないが、出来を考えれば納得は出来る
3.5mmステレオミニプラグも含めて、Bispaの通販でまとめて買ったものを利用しました。ケーブル部のみ、ATH-IM用バランスケーブルを作った余りのoyaide HPC-26T V2を利用しています。
ヘッドフォンケーブルとしては少し細いのですが、その分加工は楽だったので、不慣れかつ不器用な私でも何とかなりました。
カバーは填め込みのままでも充分きちんと止まっているのですが、念のためケーブル付け根の保護も兼ねて熱収縮チューブで覆っています。
さて、この状態で総制作費は約3千円なのですが、音質の方はどうかと言いますと…。
少なくとも純正ケーブルとは中~高域の解像度が全く違っています。純正ケーブルでは細かい音がまるで再現出来ていなかったことを痛感させられるほどの違いです。
oyaideから近日中にHD650シリーズ用ケーブル「HPC-35/63HDX V2」が発売されますが、恐らくこの自作品と3.5mmステレオミニプラグ以外の構成はほぼ同じなのではないかと思います。一応今回私が使った半田も銀ハンダですし。まあ、工作精度は全く違うと思いますけど…。
自作すれば確かに市価の約半値で製作出来たわけですが、その分素人仕上げで色々と不安なこともある訳で、市販品には市販品の存在意義はきちんとあるということでしょう。正直言ってしまえば、今回もDP-CMX1のプレミアムレビューがあり、2.5mm4極の市販品が用意されていないヘッドフォン、イヤフォンが多かったことでやむを得ず自作したわけですが、次にもう一度自作するかと言われると、市販品の価格次第というところでしょうか…。
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購入金額
1,580円
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購入日
2017年04月02日
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購入場所
WebShop ビスパ
harmankardonさん
2017/04/07
HPC-35/63HDX V2は,このHD254のHD650版ですね.
アンバランス接続は,今,このケーブルを使っていますが,なかなかいいです.
jive9821さん
2017/04/07
私の場合は、やはり自分の半田付けやその他加工の技術の低さがどうしても気になってしまいます。正直言ってしまうと、今回のオヤイデ HPC-35/63HDX V2シリーズくらいの価格だと、自作と迷うところです。これが市販品が2万、自作が3~4千円というものであれば、迷わず自作してしまうと思います。
コストパフォーマンスは別にして、この価格帯の市販品の品質を知りたいという気もするので、そのうちどれかは買ってしまうかも知れません…。