現在ONKYO GRANBEAT DP-CMX1の試聴レポートを追加しているのですが、その際にバランス接続を試したいと思ったヘッドフォン・イヤフォンがありました。
特に試したかったのはaudio-technica ATH-IM02で、これは先日材料として使った2.5mm4極プラグのレビューで触れている通り製作済みです。
そしてもう1つ試したいと考えていたのが、普段常用となっているSENNHEISER HD650でした。HD650のバランスケーブル自体は既に持っているのですが、これはRATOC RAL-DSDHA2と接続するために用意したXLR 3Pin×2という形状のものです。
XLR 3Pin×2を2.5mm4極に変換するケーブルを作るか、HD650用2.5mm4極プラグケーブルを作るか、どちらかと考えたときに2.5mm4極のケーブルの方が手っ取り早いということで、これを作ることにしました。
HD650の本体側コネクターについては、意外と安い品が無くて困ったのですが、Bispaの通販で比較的手頃な値段が出ていましたので、それを利用しました。
ちなみに、このHPC-26T V2を選んだ理由は正直言って特にありません。どれを使って良いか判らなかったので、ヘッドフォンでもイヤフォンでも使えそうな形状ということで選んだに過ぎないものです。
出来は前回以上に微妙…
HD650用のコネクターは2セット買ってあり、もう1セットで3.5mmステレオミニプラグのケーブルも作る予定です。2.5mm4極バランスは、DP-CMX1を返却した後はAK100II専用となりますし、ほぼ今回の試聴専用というものですので、取り敢えず普通に音が出れば構わないというスタンスです。
2.5mm4極バランスプラグは、今回はオヤイデ製P-2.5/4Gを使いました。前回利用したNOBUNAGA Labs NLP-PRO-IS2.5の予備は残っていたのですが、どうせ失敗するだろうと思いこちらも用意していたのです。
内部の構造はNLP-PRO-IS2.5とほぼ同じです。一応格安品と比べると絶縁体の耐熱性が高く、半田付けが下手な人はこちらの方が無難とのことでしたので、これを用意しました。
前回よりも準備が雑だったためか、前回以上に組み立てに苦労しましたが、何とか音は出ました。ただ、若干接触が怪しいかも知れません…。
取り敢えず音は出ましたが、HD650用の場合はこれで終わりとはなりません。HD650側のコネクターは外気にごく普通に触れてしまいますので、このままでは短期間で銅が酸化してしまいます。
オヤイデのブログではエポキシボンドを流し込むと紹介されていましたが、今回はこちらを使いました。
見た目は決して美しいものではありませんが、自宅内での試聴用ですからこれで良いでしょう。
という訳で、近日中にDP-CMX1のレビューに、ATH-IM02およびHD650のバランス接続時の音質についても触れた試聴レポートを掲載する予定です。
なお、購入価格は1m当たりの金額です。このケーブルは約1.2mで製作しています。
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購入金額
518円
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購入日
2017年03月26日
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購入場所
オヤイデ電気 オンラインショップ
harmankardonさん
2017/03/29
私は,ゼンハイザーのコネクタに収縮チューブでカバーしました.断線したとき,再利用できるので.
jive9821さん
2017/03/29
実は近所のホームセンターで熱収縮チューブを探したのですが、手ごろなサイズがなかったので諦めて樹脂で固めてしまいました。事前に用意しておけばよかったのですが、すっかり忘れていました。
とりあえず最難関の2.5mm4極は何とかなりましたので、あとは3.5mmステレオミニのケーブルに挑戦してみようと思います。