先日HDD詰め替えの実験を行った、ELECOM製NAS、NSB-3NR1T1MLVについて記載しましたが、そこで詰め替え用のHDDとして新たに調達したのが、このWesternDigital WD40EZRZです。
製品ラインとしてはWD Blueに分類されている製品ですが、以前はWD Greenとされていた、低回転数・低消費電力モデルとなります。今回は5,400rpmクラスで、実売価格の安いものを選んだ結果としてこの製品を購入しています。ちなみに回転数の低いHDDにこだわった理由は、NSB-3NR1T1MLVの構造上、あまりHDDの廃熱が考慮されていないように思われたためです。
今回はWindowsで使うことも無く、開封してそのままNASに搭載してしまいました。
WD Blueシリーズですから、ファームウェアのセッティング等はデスクトップPC向けとなっていますが、機構的には元々搭載されていたWD Redと近いものとなっているはずです。
使い勝手とコストパフォーマンスに優れる
前述の通りNASにそのまま搭載してしまいましたので、いつものようなCrystal Disk Markの結果等は掲載できません。一応、NASとしての速度は計測していますので、それは再掲しておきます。
NASからS.M.A.R.T.のステータスも取得できますので、そちらも表示してみましょう。
単純に価格も最安値クラスではあるのですが、敢えて速度性能を求めすぎないという性格のモデルであるために、使い勝手には優れています。
他で使っているNAS用の7,200rpmモデル、Seagate ST8000VN0022などは、Mini-ITX筐体で使っていることもあり外気温が10度を切っていてもHDD温度が40度以上に達してしまうのですが、かつてのWD Greenシリーズや、このWD40EZRZ-RT2などは同じ環境で使っていても動作温度が10度以上下がるのです。
当然騒音レベルや振動も低いため、単なるデータ置き場として使うようなHDDには極めて優れた製品といえます。
勿論、NASとして使い倒すつもりであれば、多少高くなっても素直にWD Redを搭載しておくべきだと思うのですが、私の場合は常用する訳では無く、並のデスクトップPCで使ったときと変わらない程度の負荷しかかけないと思われるのです。そのような場合であれば、WD Blueでも十分でしょう。
もっとも、私のファイルサーバーPCでは、以前データドライブとして1年以上WD40EZRZの先代に当たるWD Green WD40EZRXを使っていましたが、24時間稼働していたこのPCでも目立ったトラブルは発生しませんでした。1年程度の常時稼働であれば十分耐えてくれそうな気はしています。
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購入金額
8,980円
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購入日
2017年12月06日
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購入場所
PC Shop ARK
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