ヘッドホンのデザインは個人の好みがありますが、全体的にシックでまとまっているのでクールな印象。ハウジング部分の同心円上にPioneerロゴというのもすっきりしています。

本製品はケーブルの着脱が可能。

バランス接続用、アンバランス接続用のケーブル2本が接続されているので、接続先の機器に柔軟に対応できます。

バランスケーブル 2.5mm(4極)近影。

アンバランスケーブル 3.5mm(3極)近影。

アンバランス接続の場合の音質は、高音はすっきりと広がり、低音もマイルドで全体的にまとまった音質。バランス接続の場合は中音域も含めて、まさに「音」自体の空間・距離感を味わえるイメージで、音を楽しめます。音が素直にぼやけずに伝わるので、全体的に質感の良さが心地よく思えます。

ウレタンのイヤーマフが柔らかく、しっかり耳をホールドしつつも包み込む感じで耳が痛くなるのが軽減されています。

イヤーマフが極端に大きいわけではないので、音が流れていないときは外の音は聞こえます。

音楽を聴いている時はほとんど聞こえないので、音楽に集中することができます。

爆音にでもしない限り、音が漏れて聞こえません。

外音遮断性も優れており、必然的に音量も抑えることができるので、公共交通機関内での利用でも音漏れによる周りへの迷惑を気に掛けることは無さそう。

本製品には携帯用ポートがついており、ポーチ内にケーブル格納のメッシュポケットがあります。

ヘッドホンは折りたたみ可能なので、コンパクトに持ち運ぶことが可能です。

ヘッドホン自体の重量も240gと軽量です。

最初からバランス接続・アンバランス接続のケーブルがついているので、接続先の機器に柔軟に対応できる点と、音の質感を素直に味わえるヘッドホンだと思います。

これまでAudioMX Bluetoothヘッドホンが価格の割に高音質だったので愛用していました。

AudioMX Bluetoothヘッドホンは有線の場合はアンバランス接続のみです。

が、バランス接続で音楽を聴くと、アンバランスには戻れませんね。

個人的にオーディオ製品についてはある程度のレベル以上であれば概ね満足できていましたが、一度良いものを味わうとそのレベルを維持したくなります。

そんなバランス接続で音楽を楽しむ入門として、価格帯を考えても本製品は丁度良いレベルではないかと思います。