エージングもだいぶ進んできたので、音質を改めて評価します。

高音のエッジのきいたサウンドが特徴とパッケージでうたわれていますが、その通りで、女性ボーカルやギター、バイオリンなどの音がパリッとしてとても気持ちよく伸びます。

パーカッション、ピアノは偽物のような音に化けてしまいます。

コンピューターで調整された高音は簡単に破綻し、グジャっと潰れて割れます。

収録状況野悪い曲、ミキシングで辻褄あわせている曲は、簡単に潰れます。

100%シンセサイザーでも、生演奏ぽさを大切にした曲は気持ちよく鳴ります。

ノズルが可動すること、イヤーカップのサイズがやや特殊なことから、微妙な装着具合で音質がガラリとかわります。

バシッとフィットしていると、低音の音場が（価格の割に）よくなります。

不得意な音はとたんに引っ込んでしまうのが残念

昭和歌謡は全体的に前に出てこないので向きません。

アイドル系のアニソンはハイがバッキバキになるので、やや難あり。

ケーブルたリモコンのハウジングなどはお金かかってませんので、安っぽいです

一方、ドライバーや回路はわりと丁寧に設計・製造されているように感じます

音に関わるところにはコストがかけられているのは好感が持てますが、人のさわるところの高級感はやはり欲しいところ

音質にそれなりにこだわりのある人でも、とりあえず許せるラインはクリアしているかな、という印象です。