ウィザードリィ外伝2・古代皇帝の呪い、そのコミック版2巻ですね。
1巻では、墓所迷宮の主である古代皇帝ハルギスを打ち破った主人公たち。
しかし、それは新たなる災厄の引き金であったのだ……。
という展開ですね。
シナリオ、作画共にゲーム本編と同じ。世界観をそのまま味わえます。
1巻のレビュータイトルにも既に書いていますが、ゲーム版のシナリオ担当者が原作、そして、キャラデザイン担当者が作画というコミックなので、上手い事、世界観を崩さずにオリジナルキャラを盛りこんできたという所が、素晴らしいかな。
パーティ編成も、ドワーフ戦士、人間侍、エルフ魔術師、ホビット盗賊、ノーム僧侶、人間?ロードという事で、金剛の戦斧(ドワーフ戦士限定)、木霊の弓(エルフ魔術師限定)、アイシングダガー(ホビット盗賊限定)、大地のフレイル(ノーム僧侶限定)、ベイキングブレード(人間ロード限定)、村正(侍限定ウィズ最強武器の事が多い)といったゲーム内最強武器が装備出来る編成なんですよねー。
そして、ベイキングブレードに変化する錆びつきし刃のスペシャルパワー、「使用者は、灰と化す」と人間限定装備という所を組み合わせた、ルーリエさんの人間化のお話は良いですね。
そして、冥界では、あの不死王様が登場します。
死神と対決して、精神を読まれた時の描写で、ワードナやマイルフィック、ダバルプスという単語が出てきましたので、間違いなく、「あの」不死王様ですね。
物語には関係無いのかもしれないけれど、嬉しくなりました。
展開としては、序章エンディング的なのですが、上手く纏めてあると思います。
全2巻。
真のラスボスとは戦う事はありません。
というか、主人公の仇、シュゼンとも戦わないw
池上明子さんの初コミックなので、仕方ないかなあ、とは思いつつ、かなり残念ではありますね。
一方で、主人公の出身は、描写では日本にかなり近いのですが、展開や仇敵シュゼンの方を見ると、エセルナート世界的なヒノモトの香りがしたりして、面白いコミックだと思いますねぇ。
これを読むと、普段、人間オンリーでパーティを組む私ですが、他種族を使ってみようという気になりますね。
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