二胡用のセミハードケースです。
このケースは中国でも5000円くらいと、日本で考えれば楽器ケースとしては安価ですね。
しかし、中国の一般労働者の給料水準で考えれば1/4~半分が吹き飛ぶ計算です。
つまり二胡のケースとしては、かなり高級です。
これまで使っていたケースは、中国では数百円で手に入ります。
日本に持ってくると安いところでも5,000円以上、高いところでは1万円以上します。
二胡関係のグッズを扱っている大きい業者はボロい商売をしています。
だから個人でやってる良心的なショップは人気です。
さて、この二胡の特徴をあげてみましょう。
・劣化する材料をほとんど使ってない
安いケースは、放っておいてもウレタンや合成皮革、鉄の鋲などを使っており、たちまち劣化します。
このケースでは、ウレタンや鉄は不使用、合成皮革もごく限られた部分にしか使っておらず、長持ちすると思います。
・ホルムアルデヒドを含む接着剤を使ってない
ケースを買い替えた最大の理由が、ホルムアルデヒドの悪臭でした。
部屋に立ちこめるほか、手についた悪臭が演奏中つねに鼻を刺激するのにウンザリして勢いでポチりました。
・縫製がわりと丁寧
縫い目もきれいですし、縫いはじめと、終わりの処理が丁寧にされています。
注意
このケースを取り扱ってる国内の業者は少ないですが、一部で4万円などと、ありえない価格で販売している業者があります。
そういった悪徳業者にご注意ください。
良心的だが、割高
中国国内での定価が328元(約5576円)なので、約1.7倍の値段になります。
個人輸入すると、送料3000円超と関税5.5%がかかるので、良心的な価格だと思います。
が、作りはとてもチープで、割高感は否めません。
否めませんが、まともなケースで一番安いのはこのケースしか選択肢がありません。
品質管理は甘いが、道具としては十分使える
元々輸出を想定していない製品ですから、品質管理は甘いです。
内貼りはチープで手触りが悪く、なにかで強く擦った跡がついてます。
劣化するとボロボロになる部材(鉄の鋲、人工皮革、ウレタン)を使用してないので、長く使えると思います。
いかにも二胡ケースというデザインをしていない
二胡のケースの多くがひょうたん型で、いかにも二胡のケースですという形をしています。
作りの安っぽさもあいまって、ダサいです。
このケースはそれが無いのがいいです。
楽器だろうなというのは何となくわかるものの、何の楽器かはよくわからない、謎めいた感じがいいです。
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購入金額
9,740円
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購入日
2017年01月12日
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購入場所
天華楽器
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