レビューメディア「ジグソー」

まだ手作り感溢れるイベント。音楽CDも良いけれど、トーク込みのライヴ映像は格別

芋づる式洲崎綾」。Webラジオのキャラクターの面白さと天使の歌声のギャップ萌えで?手を広げはじめた洲崎綾(あやっぺ/ぺっちゃん/あやちゃん)関連。今まで3回彼女が直接参加した作品や楽曲、ラジオCDなどから、その原作や関連楽曲、さらにイベントグッズと芋づる式に関連アイテムをまとめてご紹介してきたが、なんだかんだでついに第4弾=「Part4」。

cybercat的には、歌がなければあやちゃん(最近始まった自身初の製品/アニメノンタイアップのソロ冠番組「洲崎綾の7.6」ではそう呼ばれていることが多いので、今回この呼び方で)にここまで注目しなかっただろうから...ということでやはり歌モノから。それも彼女との出逢いの「洲崎西」関連。

洲崎西を初めとする声優ラジオ番組を多く制作するシーサイド・コミュニケーションズ。それまでもラジオ番組単発でのイベントはあったようだけれど、複数番組が製作会社でまとまってのイベントの奔りがこれかも。洲崎西はそもそもこのイベントに出ることが前提で組まれた番組らしいし。そのため彼女たちはまだ始まって半年でイベント出演、という状態。しかしこの段階でラジオの方は既に、伝説の「乳比べスパ」の第5回や、アニメにもなった「全裸テニス」の第8回、「発情する明日香」の神回第9回、鷲崎健奇跡の登場「鷲崎以上恋人未満」の第16回など数々の伝説を残しており、後のブレイクの片鱗を見せ始めていたが。

ただ合同イベントって言っても一般的な公録やトークイベントでなく、声優ラジオのパーソナリティが番組のテーマソングでもないこのイベントのために創られたオリジナル曲を歌うイベントってなに?という感じの珍しいイベント。

この時はシーサイド・コミュニケーションズの当時の看板番組?「ごぶごぶちゃん☆」に「中原麻衣と浅倉杏美のらぶえんじぇる」、そして「洲崎西」が出演、今では2000のキャパは余裕で埋めるこのイベントも、初回は「コンサートホール」ではなく「ライヴスペース」と言う方がしっくりくる新宿歌舞伎町のキャパ800のShinjuku BLAZE(ブレイズ)での開催。今年(2016年)で4回めを迎えるこのイベントだが、初回ならではのてさぐり感あふれる造りになっている。この時のために創られた楽曲

が観客との距離が近いステージで披露された。

まずトップバッターは「場」を創れるベテラン?、中村繪里子がいる「ごぶごぶちゃん☆」でスタート。この番組は中村繪里子(えりこさん)と田村睦心(おむつ)の二人がパーソナリティ。声のパワーがある二人は力強い歌が多いが、チョイと小粋なのが「Rainy Date」。タッタッター/タッタッタターというリズムがステディに前に進ませる。この時は(えりこさん)と(おむつ)のペンライトが会場を埋め美しい。

小会場なのでカメラと演者の距離も近い
小会場なのでカメラと演者の距離も近い


続く「らぶえんじぇる」は、正式名「中原麻衣と浅倉杏美のらぶえんじぇる」の名が示すように、中原麻衣(まいまい)と浅倉杏美(あずみん)の二人。最も女性らしい曲が揃ったふたりはテーマカラーもパープル(まいまい)にピンク(あずみん)と華やか。トークの方は社長(あずみん)と部長(まいまい)が究極の愛と萌えを追求する会社「らぶえんじぇる」という設定のラジオ番組だったので、ネタ系の一発ギャグも多く笑えるのだがwそんな彼女たちのスタートは「Together」。スラリと背が高いまいまいと振りの大きなあずみんの振りも合っていて、左右に広いステージをいっぱいに使っていてみていても楽しい。互いにかぶせながら歌うラストは実力ある二人ならでは。

「らぶえんじぇる」のステージングは華やか
「らぶえんじぇる」のステージングは華やか


ラストが「洲崎西」。最近は髪を伸ばしているあやちゃんもこの時はおかっぱで、開演前のインタビューカットの内容もあわせてとても初々しい。(あやちゃん)とオレンジ(西明日香/あっちゃん)のカラーを配した衣装も一番二人の差が少なく、双子感あふれる感じのセット売り状態。トークはラジオでもやった「てんてこ舞い」の披露など相変わらずだがw 曲としてはこのLIVE FESの発展系?2015年末に行われた番組の単独ライヴ「洲崎西 SUPER LIVE」でもコンサート最後を飾った「夢色キャンディー」など。若干コミカルでかわいらしい感じという、今でも彼女たちに通じるテイストが既に確立されている。

衣装も振り付けもかわいらしい感じ
「洲崎西」は衣装も振り付けもかわいらしい感じ


その後3番組が集まってトーク。さすが人気ラジオ番組のパーソナリティー、盛り上げが上手いwこのFESでは番組歴的にも芸歴的にも一番新人の「洲崎西」は最後の出演(この時は「トリ」というより歌の出番の後すぐにトーク出演となってバタバタするところの「新人枠」という感じの「洲崎西」)だったので、着替えのため遅れて参加。出てくるなりいじられる二人(というより主にあやちゃんw)。途中で「ごぶごぶちゃん☆」のラジオにも声で積極的に参加していたプランターこと植木雄一郎(シーサイドの社長)も加わり、イベントグッズが売れていないなどの赤裸々な話をw

ラストは開催がクリスマス時期(2013年12月22日)だったので、クリスマスソングメドレー(ジングル・ベル~あわてんぼうのサンタクロース~We Wish You A Merry Christmas)を全員で歌唱。

3番組が集まったラストはサイリウムは色とりどりで綺麗
3番組が集まったラストはサイリウムは色とりどりで綺麗

ラジオ番組のパーソナリティがこのイベントのために創られたオリジナル楽曲を歌う、というちょっと変わったイベント。でもトークイベントとはまた違った高揚感が得られるし、ラジオとは違った「真面目な」「カッコいい」「可愛い」一面が観られるのも魅力。特に歌が結構重要なファクターだったcybercatにとってはこの方向性で押してくれたのはGJ。

装丁は割に地味?
装丁は割に地味?

このオリジナル楽曲を収めたCD“6COLORS~SEASIDE LIVE FES 2013”は、それはそれで完成度の面では優れているのだけれど、こちらのBDはトーク込みの破壊力があってこっちはこっちで素晴らしい。このライヴが行われた時点では、「洲崎西」をはじめ全然この分野には興味がなかったんだけれど、その分自分の時間軸的に新鮮でもあり、この時期になると観たく/聴きたくなるね。
                              音楽の杜
【収録内容】
1. SEASIDE LIVE FES 2013 Opening
2. gobu-gobu chan☆OP
3. Twinkle☆Party
4. gobu-gobu chan☆ MC01
5. Rainy Date
6. 輝くこの世界
7. gobu-gobu chan☆ MC02
8. Xizuna Dance
9. LOVE-ANGELOP
10. Together
11. LOVE-ANGEL MC01
12. Dreamer
13. 明日の花
14. LOVE-ANGEL MC02
15. Innocent Lover
16. Suzaki-NishiOP
17. 次のヒロインは…私!!
18. Suzaki-Nishi MC01
19. 夢見るファンタジー
20. タイムマシン
21. Suzaki-Nishi MC02
22. 夢色キャンディー
23. X'mas Talk01
24. X'mas Talk02
25. X'mas Song Medley
26. Ending
27. Back Stage Talk

  • 購入金額

    7,000円

  • 購入日

    2015年08月27日

  • 購入場所

    シーサイドSHOP

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