Amazon プライムデーの購入品の一つです。
今回は正直言ってAdobeのオンラインコード以外は全体的に期待外れだったので、このような実用品をいくつか買って終わりでした。
今までも同じようなケースはいくつか買っているのですが、UASP対応のものがなかったので、この機会に買っておくことにしました。
この類のケースとしては基板サイズがやや大きいようで、長辺の長さは少々長めです。
添付品はUSB3.0 Aオス-Aオス端子ケーブルと、7mmドライブ用のスペーサーシート程度です。今まで使った同種のケースではケース側のUSBコネクターはmini Bが多かったのですが、このケースではAメス端子なのが特徴といえば特徴でしょうか。手持ちではPQIの外付けHDD H566で同じ構成でした。
外観の質感は、率直に言って安っぽいですね。実際に安いので文句がある訳ではありませんが、質感を求めるなら他の製品を選んだ方が良さそうです。
UASPの効果は見られるが…
それでは実際にUASPの効果を確認してみましょう。ドライブ側がボトルネックとならないよう、今回は2.5インチSATA SSDとしては速度性能に定評がある、SanDisk Extreme Proを内蔵して、速度を測定してみました。
接続先のPCはWindows 8.1 Pro UpdateのASUS TAICHI 31となります。Windows 10のMicrosoft Surface Pro 3でも試してみましたが、有意な差は見られなかったためTAICHI 31の結果のみの掲載とします。
デバイスマネージャー上で、UASPが有効となっていることを確認しています。
まず、読み出しの速度はUSB接続としてはなかなか高速であり、この辺りにUASPの恩恵を感じることが出来ます。もっとも、ランダム速度はSATA接続時よりもかなり落ち込みますし、SATA接続とは明確な差が生じるということは念頭に置いておく必要はあるでしょう。
一方、書き込み側の速度は全く奮いません。UASP非対応環境の方が数段良好な値が出ます。実際に、上掲のAukey製ケースは、速度で大きく見劣りするはずのTranscend SSD360Sを内蔵した状態でも、書き込み速度で170MB/s以上はマークしていましたので…。
ポータブルドライブは読み出し用と割り切って使うのであれば、400MB/sを超えるシーケンシャル速度はなかなか魅力的ですが、読み書きを満遍なく使うのであればあまりお薦めは出来ません。今回は千円を割り込む価格を考えてごく普通と評価しますが、安くなければ特に選択する理由も無いという製品といえそうです。
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購入金額
959円
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購入日
2017年07月11日
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購入場所
Amazon
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