先日掲載したPHILIPS製ヘッドフォン、Fidelio L1はケーブル欠品の中古品でした。リモコンの有無さえ気にしなければ、このヘッドフォンのケーブルは単なる3.5mmステレオ延長ケーブルに過ぎませんので、適当なものを用意すれば代用は利きます。
そこで比較的低価格で作りもそこそこに見えた、audio-technica AT645Lを買おうと思っていたのですが、この製品には重大な問題がありました。それは長さの選択肢が0.5m、1.0m、3.0mの3種類しか用意されていないということです。
出来れば1.5m前後が欲しいと思っていたため、1m丁度では少々短すぎますし、3mでは明らかに長すぎます。そこで1.5m(±30cmまでは許容)程度で作りもそこそこという中から選んだのが、このPATTERN BREAKER製の延長ケーブルでした。
通販で調べた限りでは、概ねどの販売店でも千円少々で売られているという価格帯です。これ以上となると一気に高額な製品ばかりになってしまうので、落としどころとしてはこんなところでしょう。
低域のエネルギー感があるタイプ
それでは早速Fidelio L1に繋いでみましょう。
明らかに色が合っていませんね。本当ならこの製品の外装色ブラック版もありますので、そちらを買おうと思っていたのですが、生憎在庫切れの取り寄せとなっていたため、在庫があって納期の早いこちらを買ってしまったのです。
さて、今までのインナーイヤーフォン添付品のケーブルと比べると、Fidelio L1の特徴である低域の厚さもさることながら、力感が向上します。元々低域が厚めのソースである
この作品の収録曲「Chinatown」などは、バスドラムの力強さがますます目立つようになってしまいました。とはいえ、印象自体は大きく変わる訳では無く、分厚すぎるほどの低音をあまり不快感を伴わずに聴けるという希有な持ち味はそのままです。高域方向の細かさもより向上しますし、弦楽器のピッキングノイズなどもより鮮明になった印象を受けます。
長ささえ伸ばせれば何でも良いという延長ケーブルとしては若干割高ですが、オーディオ的な品質もある程度は欲しいというのであれば丁度良い製品ではないかと思います。
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購入金額
1,000円
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購入日
2016年11月09日
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購入場所
eイヤホン
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