レビューメディア「ジグソー」

A-10のDNAを受け継ぐアナログアンプ基板が特別付録!

ステレオ時代買うのは初めてです。

近所の本屋ではあと3冊ほど残っていました。いつもならそんなに仕入れないみたいなのに。付録効果ってやつですかね?

 

 

A-10SG

Class AB Amplifer

出力:15W+15W(4Ω) / 10W+10W(6Ω) / 7.6W+7.6W(8Ω)

電源:12V 3A x2

 

 

むろんお目当てはこのA-10設計者によるアナログアンプ基板の付録です。

ガラスエポキシ基板(FR-4)っぽいが、板厚は約1mm程度と薄め。サイズは150×100mmって感じですね。

 

ステレオ時代の編集者自身が、このA-10エッセンスを盛り込んだアンプや基板が欲しかったから付録にしてみたってのが編集姿勢として好感が持てます。編集者自身が欲しがるものは読者も欲しがる人も一定数いるはずですからね。

 

NEC A-10 という銘機ですが、本機設計者曰く「日本のオーディオ業界に爆弾を落としてやろう」という意味合いを込めて、あの破壊神ルーデルが開発助言した事で知られる A-10サンダーボルト攻撃機から拝借した模様。マジだったのかw

 

 

A-10SGの部品パックの入手先ですが、 ステレオ時代オフィシャルブログ によれば本基板設計者のスタッフがいる事で知られる港北ネットワークサービス と 共立電子産業 の2つがある模様。もちろん手持ちの部品や他店にてバラで入手してもOKでしょう。

 

A-10SGパーツリスト のpdf

 

港北ネットワークサービス(株) A-10SG係

A-10SG専用部品注文書 のPDF

を記入してFAXかメール。

 

A-10SG専用ヒートシンクセット組立図 のpdf

 

 

共立プロダクツ

ステレオ時代 Vol.8付録基板「A-10 SG」アンプ基板用パーツセット
WP-SET-A10

 

組み上がったら

果たしてDigiFi No.17付録のパワーアンプに勝てるかな?

総パーツ代的には勝ってくれないと困るのだけれど(笑)

 

 

パーツ代ですが、港北ネットワークサービスへの注文する場合、最小構成のACアダプタ1個で済ませる場合は合計 14,216円はかかりそうです(ケースは別購入になります)

 

そこまで賭けるなら、市販品を買った方が無難なんじゃないかという気もしますが、ここまで来たら不退転の決意でしょうね。

更新: 2016/12/29

A-10SG という型番

たぶん、ステレオ時代 → STEREO GENERATION の頭文字2つを付加したものでしょうね。

 

更新: 2016/12/23

部品パックが着弾

港北ネットワークサービスさんに注文した部品パック(+その他)が届きました。

大量だな~

更新: 2016/12/23

実装開始

ジャンパ線と固定抵抗を全て実装完了

 

ダイオード、コンデンサ、オペアンプソケット、ボリューム、スイッチ、端子類の実装完了

 

WT-7-2 というピンを用いるのはスルーホールを傷めないようにするためらしいですが、そのスルーホールをキリ等で削って穴を拡大して壊さないとピンが通せないのは若干本末転倒な気がしますね。

スルーホール破壊により回路が導通しなくなったので、念のため穴を通したピン周囲の表面も裏面も基板上の露出パターンに半田付けする事で再スルーポール化しました。

 

続きは、念のためYoutubeにULされてる

の後編が公開されてからにしようと思います。

 

更新: 2016/12/29

ヒートシンクセット到着&電源投入!

やっとヒートシンクセットが港北ネットワークサービスから届いたので作業を再開。

これまで実装したパーツを搭載した基板全重量よりもかなり重たくてズシッときます。

 

Youtubeによる実装映像 後編を待たずして組み立てました。

一応、ヒートシンクセット組立図も添付されていましたし、部品の袋に補助説明が書かれているので何とかなりそうです。

 

このヒートシンクですが、傷が付いてたり、加工跡が目立つけど原材料や加工費用も含めてギリギリの予算でやってるからよほどの理由でも無い限り交換とかは勘弁して!という紙面が同封されていたのですが仕方ないですねw

 

ヒートシンクに若干たわみがあるのか普通に左右のネジを止めるだけでは真ん中部分が浮いて完全には密着できません。グリスを少し多目に盛った上で、真ん中のアースポイントのネジを締めてから左右のネジを少しずつ回していくとうまく密着できるとのこと。

 

アースポイントからの2又リード線はそれぞれ基板上のLR両方の12V Gに接続しました。

 

オペアンプの向きを間違えないように4つとも装着します。接触不良が気になる人は "コンタクトZ" を用いると良いかもしれません。

 

A-10SG 仮組完了

 

失敗すると火を噴くかもしれないというスリルを味わえる初めてのドキドキ電源初投入ですが、もちろん部品の誤配置や極性ミス、半田ブリッジショート、半田不良などに気をつけて確認し作業をしたと自信がある事が前提です。自信が無ければよく観察して何度でも見直しましょう。

 

OKですね? ならばよろしい。

 

まず、スパーク防止の為に先に左右のDCジャックを接続してから、ACアダプタのプラグをLR両方ともコンセントに刺します。ちなみにL側片方だけの電源接続だけだとLEDランプが付きませんでした。

 

さぁ、緊張の一瞬です。

 

 

スイッチオン!!

 

 

LEDランプが赤く輝きました。

 

慎重にボリュームを上げていき、出音を確認します。

 

おぉ、火を噴かず、ちゃんと音が鳴っていますね。

 

音出し成功のようです!

 

アナログアンプだけあって、低音と中低音域に張りがあります。ニチコン MUSE KZが効いていますね。暖かみがあり柔らかくまったりと落ち着く感じのトーンです。

 

これまで使っていたDigiFiのUSBデジアンと比べると電源的に余裕があるのか連続ピーク音でも安定感がありそうです。

 

ただし、中高音域以上が少し弱めか? 半田付けで熱ダメージを喰らったコンデンサが長時間の通電によって回復すれば評価が違ってくるかもしれません。

 

音量は想像していたよりもやや小さめ? 常にボリューム全開で使う事になりそうな気配。

 

 

手持ちの曲を再生してみたら、かなりのダイナミックレンジと音の広がりに驚きました。

この曲にこんな響きがあったなんて! と感嘆することしきりです。

確かに付録アンプの音じゃないですね、これは。もっとも部品代のコストなどはかなりかかっているのだけども、それだけの事はあります。電源だけでなく部品次第でも更に化けるかもしれません。

 

A-10SG まだまだ音が良くなっていきます。3年ぐらい前に買った中華製のデジアンと比べると自然で変な癖も無く繊細でよっぽど良いです。高価な部品代を注ぎ込むのは賭けでしたがその価値は十分ありました。

 

ドラム、ベース、ギターなどのサウンドがエネルギッシュで生々しくて迫力あって良い味です。

エネルギー密度の高いチューバなどの低音管楽器の音色が聴きたくなるアンプですね。

 

 

本誌(40ページ)に、ニチコン MUSE KZの代わりにOSコンを載せている写真がありましたがこの場合の組合せも気になります。

 

ヒートシンクですが、そんなに熱くならないので、こんなに大型のものじゃなくても大丈夫な気がしたのですが通電後30分以上経つと、ヒートシンクがほんのり人肌程度に暖かくなります。夏場を考えるとこれくらいが無難なのかもしれません。

 

 

あとは普段使いにするためにケースや端子類を何とかしないと……

今のところ共立エレショップのアクリルケース狙いになるかな?

港北さんが用意したシャーシだと32,940円もするので流石に手が出せません~

更新: 2017/02/06

WP-CASE-A10 アクリルケース組立キット

 

 

結局、共立電子産業のWP-CASE-A10 アクリルケース組立キット で組み立てましたが、ちょっと注意点があったり(上記リンク先に記載)

 

密閉型じゃなくて両サイド側が開放されてるのでエアフロー的には問題なさそうです。

 

見栄えはなかなかですが思ったよりサイズがちょっと大きめかな。

 

 

・・・・・・

ケースに組み込んで、ちょっとしばらくの間、再生してみましたが港北側が用意した過剰なまでのサイズと重量のヒートシンクは意味があったのかもしれない…… と感じ始めています。このケースキット添付のヒートシンクだと薄く小型化されていて、アースも左右独立になっています。なんか結構音が違うんだよな~ 悪い意味で。

  • 購入金額

    2,160円

  • 購入日

    2016年12月22日

  • 購入場所

    近所の本屋

コメント (100)

  • KAOさん

    2016/12/23

    うちは5冊入荷しました。基盤がついてるというだけでみてしまいました。(*´ω`*)
  • くろがねッと☆さん

    2016/12/23

    おぉ、5冊も!w
    人によりますが音モノデバイス半田漬け作業が大好きな人は要注目でしょうか。
    なかなか綺麗な基板なので見てるだけでうっとり……ですw

    雑誌記事自体のアンプの写真とかはホコリ除去などの画像編集とかはしないポリシーなのかな?って感じでした。
  • harmankardonさん

    2016/12/23

    パーツ代が結構掛かりそうな予感でしたが,そこまでかかるとは...
    基板(本)予約しなくてよかったです.
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