とあるPCのHDDがエラーで起動しなくなってしまったということで、急遽データの吸い出し用に買ってきたSSDです。常用する訳では無く、あくまで待避先にするためのものですので、千葉で入手可能な250GB前後のSSDで最安値クラスであった、この製品を選択しています。
元々のHDDは320GBでしたが、OSのインストール領域は60GB前後しか使われていませんでしたので、約80GB小さくなっても何とかなる程度でした。
既にエラーが多数発生していたHDDですが、HD革命CopyDriveで概ねコピーは出来ました。ただ、一部ファイルエントリーの不整合が発生していましたので、まともに読み出せないファイルが発生している可能性はあります。
格安TLCモデルの中では比較的良好な性能
今回は急いでデータを吸い出す必要があり、ベンチマークなどを取得している余裕がありませんでした。内蔵したPCがCore 2 Duo搭載の世代であり、SATA 3Gbps止まりですから、ベンチマークテストなどでもあまり有意義な情報は取れないでしょう。
丁度このモデルについては秋葉原のPCパーツショップ「BUY MORE」でデータサイズをかなり多数揃えた上でベンチマークを取得していましたので、こちらをご覧下さい。
一般的にTLC NAND搭載モデルでは、一部をSLC的に動作させることで書込速度の低下を抑えるため、その一部の容量を超えるデータサイズの書込を行うと、速度が極端におちることがあります。しかし、このUV400では32GBでも比較的良好な性能が保たれていて、使い勝手は良い方でしょう。
分解写真によるとコントローラーはMarvell 88SS1074であり、最近搭載例が増えているものです。TLCとしては性能が良好といわれる製品で多く見かけます。PlextorのM7VCシリーズなどもこれですね。NANDはKingstonのロゴが印字されている、TSOPのFT16B08UCT1-0Fです。15nmのTLCということは判明していますが、それ以上の情報はありません。
若干素性がわからない部分はありますが、大容量データの書き込みに関しては以前取り上げた、同じTLC NAND搭載の
これらよりも良好であり、実売価格の安さもありなかなかお買い得といえるのではないでしょうか。もっとも、Kingstonは以前性能評価が定まった後に、中身を大幅にコストダウンを図ったものにに入れ替えたという前科があるだけに、この性能が常に保たれているかどうかは何とも言えませんが…。
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購入金額
6,480円
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購入日
2016年09月21日
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購入場所
ドスパラ
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