Model2基盤からの移植を成し遂げた当時のAM2研スタッフに乾杯!

ゲームショップの閉店セール時に旧ハードのソフトの無料ばらまきがあった際に入手。

1994年に当時セガ最新のアーケード基盤「Model2」で稼働した格闘ゲーム。フルポリゴン格闘の礎を築いた「バーチャファイター」の続編で、新キャラクターとして蟷螂拳の使い手リオン・ラファールと酔拳を使うおじいちゃんシュン・ディを追加。翌年12月1日にセガサターンで移植されたのが本作になります。

Model2基盤の移植作といえば同年4月に

がありましたが、こちらはグラフィックや動作フレーム数がオリジナルと比較して劣化しており、Model2基盤とサターンのハードウェア的スペックの差もあって「移植は無理なんじゃないか」といわれていましたが、AM2研自らの移植で60fpsでぬるぬる動くVF2のサターン移植を成し遂げちゃいました！！すげー！！(実際にはModel2基盤のオリジナルは57.5fpsだったらしいですが）

サターン版独自の要素としてトーナメントモードとウォッチモードも搭載。もちろんアーケードでは使用不可能だったラストボス、デュラルも使用可能で音源はModel2版音源とアレンジ音源の両方を完備！！オリジナルの「2」と調整を行った「2.1」両方収録するなど完璧な移植でした。サターンの中で同時期に出ている(やはりModel2基盤からの移植作である)セガラリー、前述のデイトナ、サターンローンチタイトルだった初代VFとともに印象的なタイトルになっています。

なお続編「３」(Model3作品)もサターンへの移植が予定されていたものの、途中で後継機ドリームキャストが発表されたのもあって開発がそちらに移行してしまい、当時がっかりしたサターンユーザーが漏れだったこともここに記載しておきます。実際に動いてるSS版VF3、見たかったなぁ…（ぉ