SV-2A3EPXで使っている6V6Gですが、今までにエレハモ、Marconi、MAZDAといろいろ試してみましたが、結局Marconiが一番しっくりきていました。
MAZDAも良かったのですが、しばらく聴いていてなんか違和感…と思ってMarconiに換えてみるとこちらの方が前後の立体感が圧倒的に良いという結果に。
何度挿し直して聴き比べても、MAZDAの方が良いところもあるんだけど、総合評価はMarconiの勝ち。
うーん、MAZDA、そんなもんか?と思って検索してみたら、
http://nonlinear.jugem.jp/?cid=8
上記のブログにて
全員一致でダメだったのが、音が良いとされているMAZDA 6V6Gで、ボーカルは引っ込むし低域も出ない・・・。
という記載が。
うん、たしかにそんな印象。
低域はそこまで出てないってことはないんだけど、ヴォーカルや楽器はかなり引っ込むのよね…。
音が前後に飛びだしてくる感動が圧倒的に足りません。
というわけで、再びMarconiを越える6V6Gを探す旅に(爆
条件としては、
・ST管であること
・比較的お手軽な価格であること
の2点。
GT管なら良い管たくさんありそうですが、一度ST管をアンプに取り付けてしまったら、見た目重視でやはりST管がいいのですよw
そんな旅をはじめて見つけてしまったのが、今回登録したイギリスGEC製の6V6G。
かわいらしい丸字で6V6Gと、5306というコードが印刷されています。
調べてみると軍用管らしいですね。
イギリス管のマーキングってものすごくデリケートですぐに粉々になって消えてしまうので、掃除には最新の注意が必要です。
管には検査年を示すラベルが貼られていました。
1953年7月の検査(≒製造)ですので、63歳ですか…。
味があるラベルなので、これもそのまま貼ったままで使おうと思います。
トップマイカは長方形で、マイカサポートはロッドに金具を介して保持されている、独特の形状をしています。
放熱フィンはU型ではなく、ストレート形状のものが2枚貼り付けられています。
イギリス製の6V6Gの特長の一つだと思います。
Haltronなどの商社が扱っている6V6Gの産地を見分けるのにも使えるポイントなので、覚えておくといいかも。
さて、音はどうかと言うと、Marconiのように押しが強いサウンドではないけれど、噛めば噛むほど味が出る感じ。
ヴォーカルの繊細さというか、味わいはこちらの方がワンランク上。これからエージングが進めばさらにまろやかになってくるかも。
ブリティッシュサウンド、と言ってしまうとあまりにも十把一絡げ(十羽一唐揚げ、ではない)すぎですが、Marconiとはキャラクター違っていいですね、これ。
整流管をMullardのCV378に換えたのと似た雰囲気になります。
整流管はRogersの5X4Gが気に入っているので、暖かみを加えるという点で、この6V6Gと組み合わせると良さそうな感じです。
超濃厚に聴きたいときは、英国GECの6V6Gに英国MullardのCV378にする、と。
2A3はアメリカKEN-RADですが、ここもイギリス管にしたらどんな音になるのだろう。
というかですね、Mullardの2A3とかあるらしいのですが、買ったら幾らするんでしょう…(汗
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購入金額
0円
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購入日
2016年08月08日
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購入場所
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