待ってても落ちて来ないし…
Anniversary Update 1607は、4台ある自分のPCの内、3台はすでに導入済みです。
未導入のPCは、「オンラインアップデート」も「オフラインアップデート」も試みましたが、いずれも何回やっても失敗に終わります。
細かく言うと、アップデート作業は4台あるうちの2台は成功していますが、2台は失敗しています。
問題のあるPCでは、どうやらパーティションを見失っている様で、立ち上げ中に100%ハングします。
SSDとHDDの「複数DRIVE構成」で、「フォルダーの移動」などをしているシンテムでは「同様の現象」が良く見られるそうです。
(同じ構成でも「異常なし!」と言う人も居ます)
そんな訳で、「クリアインストール」をして見ます。
実際、アップデート出来なかったもう1台への導入は、「クリアインストール」ですでに成功しています。
「待ってても落ちて来ないし…」と「スタンドアローンインストーラー」で対応するのは早計でしょうか?
いいえ、「このPC」の場合、「正式公開ファイル」(いや、Anniversary Update も正式なんですが…)でも「アップデート」ではやっぱり導入出来ない可能性があります。
「それなら、クリアインストールで早目に進んで適用しよう!」と作業を始める事にしました。
「クリアインストール」しても「ライセンス」は大丈夫?
折角、苦労してクリアインストールしたのに「ライセンス無し」になったら困りますよね?
「保障しろ!」と言われてもお断りしますが、ネットの情報を見た限りでは「2重、3重」に安心です。
①一度、Windows 7やWindows 8 から無償アップグレードした事のあるPCは、「Microsoftアカウントにリンクしたデジタルライセンス」が与えられるため、以後、クリアインストールしても「プロダクトキー」は聞かれないで認証される。
②Windows 7 やWindows 8 からの無償アップグレードは締め切られたが…。
無償アップグレード期間にダウンロードされたISOからは、期間が過ぎてもアップグレード出来る。
③期間内に一度もアップグレードした事の無いPCでも、…。
(支障があるといけないので、結論は、ここには書きません。出来たとしても出来なかったとしても「あくまでも技術的に」と言う事です。「法律的な事」はMicrosoftに尋ねて下さい!)
そんな訳で、「今のところは」の条件が付きますが、「クリアインストール」でライセンスを失う事は通常では無いだろうと考えられます。
「Windows 10 の無償期間が過ぎても無償アップグレードを維持する方法」なんて言うタイトルがネット上を賑わせていますが、何も苦労する事は無いのです。
なお、デジタルライセンスがMicrosoftアカウントに紐付けられたことで「多少のハードの変更」にも対応したものと思われますが、これで完全に解決したと言う訳ではありません。
従って、運が悪いと「それでも認証が外れると言う事は、レアケースで依然としてあり得る!」と言う事になります。
「クリアインストール作業」の実際
「Anniversary Update」だからと言って、特別な作業ではありません。
Anniversary Updateは「旧システムからオンラインで行う方法」と、専用のツールをダウンロードしてインストールメディアを作ってフップデートやクリアインストールする方法があります。
強いて言えば、このツールは「Windowsの中でsetupをクリックすればアップデーター」になり、「このメディアからブートすればインストーラーになる」と言う仕様だと言う事です。
今回は「クリアインストール」なので、必ずこのUSBメモリー(またはDISK)からPCを立ち上げます。
「細かい作業の手順」は省きますが、せっかく忙しいクリアインストール中にカメラで撮影した画像が何枚かあるのでアップして置きます。
HDMI接続のハードウェアーのキャプチャーを持っていないので、キャプチャーで無い物は全部「カメラで撮影した物」のため、「ピンボケ」や「手振れ」があります。
●手順①ツールのダウンロード
最初に、「MicrosoftのWindows 10 のダウンロードの頁」へ行きます。ツールを今すぐダウンロードをクリックします。
ここで「保存」をクリックします。
するとダウンロードが始まります。
なお、この作業に使用するブラウザはMicrosoft製でなくともOKです。
●手順②Mediaを作る
保存した「MediaCreationTool.exe」を左クリック。
「ライセンス条項」が表示されるので、全部読んだら「同意する」をクリック。
(同意しないと先へは進めません)
「他のPC用にインストールメディアを作る」に印を付けて「次へ」をクリック。
(分かりにくいですが、〇で「選択」済です)
どうも、「言葉の使い方」が難しいです。
本来なら、「このPC用にインストールメディアを作る」を選択したいところですが、そう言う選択肢はありません。
(※マイクロソフトの「日本語」ですから、おかしくて当たり前です!)
「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」です。
デフォルトで「おすすめのオプション」にチェックが付いています。
通常は「デフォルト」でOKの筈です。
確認したら、「次へ」をクリック。
(他のUSBメモリーが付いていたら、無用のトラブル回避のため外して置くこと!)
G:にUSBメモリーをセットしたので、「Gドライブ」を選択した上で「次へ」をクリック。
なお、メディアを作る時は、紛らわしくなるので「他のUSBメモリー」は外して置くのがベターです。
「ダウンロード中」です。
このまま、しばらく待って下さい。
これで、インストールメディアが出来ました。
「完了」を押して終了します。
●手順③インストール
今作ったインストールメディアをPCのUSBスロットにセットして再起動します。
画面右か左の下に数秒間「ガイド」が表示されます。
このPCでは、「F12」でブートメニューが出せます。
UEFIでインストールするので、”UEFI:Generic Flash Disk 8.07”を選択した状態でENTER”を押します。
インストールが始まりました。
何回か自動的に再起動します。
各種設定を行います。
メールアドレスなどを聞いてくるので、間違わない様に注意して入れます。
OnedriveやCortanaの設定など良く分からなければ「後で設定」にして先に進めます。
特別難しい事は聞かれませんでした。
PCのスペックによっても所要時間は異なりますが、「あっ」という間に終わりました。
デフォルトではパスワードを聞いてきます。
後で「自動ログイン」にするなど、好きな様にカスタマイズして下さい。
取り敢えず、これでインストールは終わりです。
(クリアインストール後のライセンス表示)
ライセンスの認証をすぐに確認したところ、既に認証されていました。
「死後の世界…」(いや、「死語」でした…)
「Windowsの仕様」って良く変わるから、以前、重要だった物が無意味になったりするのは仕方の無い事。
(焼きソフトもある)
今や、ISOファイルをオフィシャルからダウンロードして持っていれば「回復ドライブ」なんて永遠に必要ありません。
DISKを作りたいのなら、「ダウンロードツール」にも機能が内蔵されているし、後から焼くなら各種の「焼ソフト」があります。
このPCに関しては「アップデート出来ないからISOでクリアーインストール」となった訳ですが、そもそも、
①回復ドライブが作れない
↑
②Win8からパーティションを弄ってるから?
↑
③じゃあ、クリアインストールしよう!
だって、認証は「ユーザーアカウントに紐付けられたデジタルライセンス」なんだし
↑
④そんじゃ、「回復ドライブ」なんて存在意義無しじゃん!
と言う訳ですが、「回復ドライブを作る機能」や「回復パーティション」なんて今あるの?
まあ、あっても意味無いし、機能はあっても無くても良いです。
あったら、容量が無駄だから消します!
もしかしたら、「回復ドライブ」って死語?
いずれにしても、回復ドライブ用に去年調達した「USBメモリー」は、大量に余る事になります…。
「旧Windows(8)用の回復ドライブ」、「Windows 10 Anniversary Update 以前の回復ドライブ」、「バックアップ用クローンディスク」は全部不要となります!
(Windows 10 Anniversary Update 1607用インストールメディア)
現時点で保存が必要なのは「Windows 10 Anniversary Update 1607用インストールメディアのUSBメモリーやDVDディスク」(全PC共通)のみになります。
これだと、USBメモリー保存用に調達した「プロテクターツールケースその物」が中身ごと要らなくなるかも知れません。
それから、各種「バックアップソフトやパーティションなどを弄るツール」の存在意義も、「微妙」に変化しそうです…。
「クローンドライブ」の存在意義も微妙となり、今後はHDDも「本体台数と同数分」は余ります。
(クローンドライブ、または、クローンディスクは、「旧システムのデータ」は近々不要になるし、「今後、クローンは必要無くなる」と思っている)
「バックアップ保存用HDD」も、今後は、必要とされる容量が少なくなりそうです…。
関係無いけど…(いや、大いに「関係あり!」です)
(宣伝が付いていますが、フリーで使えるSSD最適化ソフト)
日頃から常用していた「SSDオプチマイザー」なんかは再設定しなければなりません。
「クリアインストール」で各パラメーターが「Windowsのデフォルト」に戻っています。
その他、拡張子の表示やソフトの関連付け、フォルダの場所などは再設定が必要で面倒ですが、同時に「要らないソフトはインストールしない」などを積極的に検討出来ます。
(ドライバーアップデーターの例)
(全てのドライバーをupdateし、ソフトもインストール済)
ドライバーなども、ツールを使って「最新」に保ちましょう。
「グラフィックドライバー」は、Windowsが自動でアップデートしてくれました。
(「リセットしろ!」と言うのがややウザいけど…)
それから、バックアップソフトを使って以前作成した「バックアップファイル」は、新しいシステムでは「100%」使えませんので…。
(リストアすると、クリアインストールが無駄になり、「クリアインストールのやり直し」になる)
(Backup fileは、ほぼ不要)
急ぐことはありませんが、「Anniversary Update の受け入れ」が確定したら、様子を見て消去して置いて下さい!
「クリアインストール」をしてみた感想
「クリアーインストールその物」は簡単でした。
しかし、クリアインストールの後の作業が、想像以上に面倒臭いです。
反面、これを機会に「インストールソフトの整理」なんかも出来るし、「利点」も多いです。
以前から、「再インストール用」の「常用ソフトインストールファイル一式」などは用意してあるので慌てませんでしたが…。
それから、クリアインストールが成功しても「Anniversary Update への更なる更新」で新たに失敗する事はあります。
更新に失敗する原因は「更新ファイルのバグ」と見られ、「スタンドアローンの更新ファイル」をDLして更新して下さい。
●スタンドアローン更新の仕方
MicrosoftUpdateカタログの頁へ行きます。
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx
ブラウザはIEを使って下さい。
検索ボックスに「欲しい更新ファイルの番号」を入れて検索します。
今回必要なのは、「x64ベースシステム用Windows10Version 1607~」です。
「追加」をクリックしたファイルだけがダウンロードの対象になります。
□
「ここ⤴」が示す□の中のアイコンをクリックするとダウンロードのボタンが出現します。
(※このアイコンを見付けるのに「半日」掛かりました)
「ダウンロード」をクリックするとダウンロードが始まります。
好きなフォルダーに更新ファイルをダウンロードします。
「参照」をクリックすると指定出来ます。
普通は、「ダウンロード」などのフォルダーを指定します。
「OK」をクリックして先へ進みます。
指定したフォルダーを確認して「続行」をクリック。
ダウンロードの進行状況です。
グリーン色のゲージと文字で「32%」などと表示されます。
これで、スタンドアローン更新ファイルがダウンロード出来ました。
(このファイルをクリックするとスタンドアローン更新が始まる)
次に、更新ファイルをダウンロードしたフォルダーで見付けてクリックすると更新が始まります。
しばらくすると更新が完了します。
(オンラインで更新した時と同じ様に履歴が「更新済み」になります)
これで、オンエアアップデート出来なかったPCでも更新が出来ました。
オンラインでの更新がどうしても出来ない場合一般的にはロールバックが薦められるのですが、このタイミングでの「ロールバック」では、せっかくのAnniversary Update が無効になってしまいます。
「Anniversary Update のやり直し」では、「再びフリーズ」と無限ループに陥ってしまうので、解決には「この方法」しかありません。
実際、今回は、幸運(世間一般的には「不運」と言う)にもこの現象に遭遇しました。
「OS無償化への布石」なのか?
今の所何とも言えないのですが、7月29日までの「無償アップグレード」期間が終わっても依然とアップグレードが出来ていると言う話です。
以前から、「Windows無償化はある!」と言うのが持論ですし、実際に「その様に世界が動いている」とは感じます。
と同時に、「Microsoft」の戸惑いも感じざるを得ない訳でして…。
まだ良くは分かりませんが、まあまあ良いんでないかい?
色々と使い難い部分もあります。
そもそも、Eddgeなんか使わないし、マルウェアみたいな「ゲーム」とかいっぱい入るし、「困ったもんのMAXのMINA!」なのです。
まあ、色々とツールを使って「セキュリティアップ」もして、だましだまし使っています。
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購入金額
0円
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購入日
2016年09月14日
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購入場所
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