コンパクトなPCは基本的に大好きなんですが、NUC系は中途半端な割に高価。スティック系はタブレットでいいじゃんということで、なかなか触手が伸びなかったんですが、こいつは別格。今年1月にアナウンスされてからずっと待っていました。

パッケージも手頃なサイズ。十分持ち帰り可能です。

 チップセットこそIntel H110とローエンドながら、CPUはTDP 65WのSkylakeに対応。さらに2.5インチ×2とM.2のトリプルドライブに対応するなど、スペック上はまったく非の打ち所なし。ということで早速購入してみました。

本体は4角を緩衝材で保護された状態で梱包されていました

本体サイズは155×155×80mm（1.92L）ということで、ATX電源とほぼ同じ。筐体はスチール製で、CPUクーラー搭載部は天板、側面、リアとも通気孔になっているため、放熱性は良さそうです。

スチール製のやや無骨な印象もある筐体

天板部、側面、リア部には大きく通気孔が設けられています

電源は容量120WのACアダプタで、3pinのミッキーケーブルも付属します。またSATAは特殊形状なので専用のケーブルで接続します。

付属品はとてもシンプル。いかにも質実剛健で、オフィスユースを強く意識しているようです

CPUはLGA1151のTDP 65Wまで対応するため、Core i7-6700もOK。CPUクーラーはリファレンスを、メモリはDDR4-SODIMM×2で、拡張スロットはM.2×2を搭載しています。

リアの4本のネジを外して、取っ手を引っ張るだけで簡単に取り外しできます

CPUはCore i7-6700まで対応

チップセットはIntel H110

メモリはDDR4-SODIMM×2に対応

2.5インチドライブはマザーボードトレイ裏面に取り付けます

特殊コネクタのため、専用のケーブルが2本付属します

CPUクーラーはリファレンスに対応。組み立てはとても簡単で、慣れている人なら10分ぐらいで完了できそう

せっかくなので、CPUはCore i7-6700を搭載させて実動テストを実施してみました。PC Mark８を実行してもCPUの温度は70度台に抑えられており、放熱性は上々。ファンの音は少々うるさいですが、デスクトップPCと変わらない性能を発揮できると考えれば、かなりおすすめです。

Core i7-6700を搭載してみたところ

デバイスドライバーで確認すると、ちゃんと8コア認識しています

PCMark 8実行中でも温度は70℃台までしか上がらず、冷却は問題なさそうです