レビューメディア「ジグソー」

最新鋭ミドルレンジGPU着弾!!

グラフィックボードについていた埃を歯ブラシで擦って取っていたら、静電気か何かで壊れてしまいました。当分はCPU内蔵GPUでお茶を濁す手も考えたのですが、nVIDIAやAMDから矢継ぎ早に出てくる新製品を見ているうちに購買欲求が収まらなくなりました。

 

で、どれを買うかで迷ったのですが、GTX1080やGTX1070は良い製品ですが、さすがに高額で手が出せません。ともなれば、GTX1060かRX480のどれかということになりますが、RX480はまだリファレンスモデルしか出ていない。

 

となれば、オリジナルクーラーが搭載されたモデルが発売され始めたGTX1060を買ってみようかという流れになりました。

 

およそ手にするのは10年ぶりとなるnVIDIAのグラフィックボードです。

ちょっと気合いを入れて、ベンチマークから消費電力、静音性までじっくりレビューしていきたいと思います。

 

 

 

更新: 2016/07/24
外観と仕様

外観

 

MSIのGPUは、HD5870を購入して以来、4年ぶりになります。あのときはその高品質な製品に舌を巻いて大変満足した思い出があるのですが、今回の製品はどうでしょうか。

 

 

 

MSI GeForce GTX1060 GAMING X 6Gでは、クーリングシステムが進化を遂げて、Twin Frozr VIに。冷却効率を向上させた設計の「トルクスファン 2.0」と、エアフローコントロールに優れたヒートシンクが採用されていてかつ、いまや業界標準となった60℃以下の低負荷時にファンを停止させることで騒音を低減する「Zero Frozr」機能に対応しており、静音性と冷却性能の両立を図っています。

 

ちなみに持ってみると結構ずっしりきます。一昔前のハイエンドより重いんじゃないでしょうか。笑

 

 

 

 

最近は、廃熱処理の為かバックプレートがついているGPUが増えているそうですが、この製品も装着されていました。稼働時に触ってみるとそこそこ熱くなっており、基板の熱が確実に伝わっているのだなと実感しました。

 

ディスプレイ出力端子は、Displayport*3、HDMI*1、DVI-D*1の計5系統で、ボード一枚で最大4画面出力可能だそうです。ボード一枚で4出力可能って、なんだかすごい時代になりましたね。

 

更新: 2016/07/23

付属品

 

 

GTX1060とはいえ付属品は結構ついてくるのかなー?なんて期待していたのですが開けてみると、

 

・ ドライバー&UTLY CD

・ ステッカー

・ インストレーションマニュアル

・ ユーザー登録用説明書

 

だけ。もう少しあると所有欲が満たされるんですけどね 笑

更新: 2016/07/24

仕様

仕様比較
仕様比較

 

MSI GeForce GTX1060 GAMING X 6GとFounders Editionとで、異なる点を赤く印字しています。

まず、オーバークロックモデルということで、Founders Editionと比べてOCモードで88MHz動作クロックが向上しています。また、補助電源が8ピン×1個になっているのと、カードサイズが大きくなっているので、注意が必要です。

 

 

 

Mode切り替え
Gaming APP - Mode切り替え

 

オーバークロック動作モードの切り替えには、付属のOCソフト「Gaming App」を使い、最大のパフォーマンスを引き出す「OCモード」、パフォーマンスと静音性をバランスよく実現する「ゲーミングモード」、ファンノイズを最小限に抑える「サイレントモード」への切り換えプリセットがあります。ボタン一つでモード切替できるので、通常時はサイレントモードで運用していて、ゲームをするときにほかのモードに切り替える・・・なんて使い方も可能です。

 

もちろん、MSI謹製OCツール「AFTERBURNER 」も使えますので、これ以上のOCも保証の対象外となり、個人の責任の範疇となりますが可能となります。

 

 

LED発光色の制御ツール

 

LEDが映えて格好いいです!
LEDが映えて格好いいです!

 

 

また、LEDの制御ツールは、発光色を自由に変えることができるほか、設定によってはフラッシュ点滅やランダム点灯などの発光アニメーションを設定することができます。もちろん、発光なしなんて設定も出来るので、嫌な人は発光を止めることが出来ます。

 

そのほかにも、動作クロック、GPU温度、フレームレートをスクリーン表示させる機能や、クーリングファンのブースト機能や、ゲームをしながらでも、YouTubeやTwitchのビデオを同時を見ることが出来る「Dragon Eye」など、様々な機能が備わっています。

 

 

更新: 2016/07/24
各種ベンチマーク

さすが最新鋭GPU

今回の性能検証のために以下の環境を用意しました。

 

         ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          【OS】Windows10 Pro

          【CPU】INTEL Corei7 3770K
          【CPU cooler】CNPS9900 MAX RED LED
          【MB】GIGABYTE GA-Z77MX-D3H
          【RAM】CMZ16GX3M4A1600C9・・・4GBx4枚の16GB構成
          【SSD】SAMSUNG SSD 830 512GB RAID0・・・合計1TB
          【GPU】MSI GeForce GTX1060 GAMING X 6G
          【CASE】Antec DF-85
          【PSU】Antec HCP-850
         ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 

ベンチマークにあたり、MSI GeForce GTX1060 GAMING X 6GはOCモード/Gamingモード/Silentモードの3種に切り替えられるので、各モード毎に比較したデータを取っています。

 特にSilentモードはリファレンスの動作クロックと同じなので、どの程度OCによりスコアが伸びるのか比較する丁度良いと思います。

 

■3DMARK

 

3DMARK Time Spy
3DMARK Time Spy

 

3DMARK Time SpyはDX12で動作する最新のベンチマークテスト。

順当にSilent Mode/Gaming Mode / OC Modeと動作クロックに合わせてスコアが伸びていることが分かりました。

 

3DMARK Fire Strike
3DMARK Fire Strike

 

 3DMARK Fire Strikeは、DX11世代の高性能なゲーミングPCのためにつくられたベンチマークテスト。こちらでも、Time Spyのようにスコアが伸びていることが分かりました。

 

 

3DMARK Sky Diver
3DMARK Sky Diver

 

3DMARK Sky Diverは,DirectX 11世代のゲーマー向けノートPCと同世代のミドルクラスGPUが搭載されたデスクトップPCのために作られたベンチマークテスト。

 

要は、パソコンの性能によっては、Fire Strikeが重すぎてテストにならないという問題から作られたベンチマークテストなので、今回のテスト環境にはそぐわないかもしれないが、傾向を調べる上では必要なのでテストを行ってみましたが、Time Spy , Fire Strike , Sky Diver全てにおいてOCにおけるスコアアップは順当に伸びていると考えて良い結果になりました。

 

■CINEBENCH R15

 

CINEBENCH R15
CINEBENCH R15

 

 CPUやGPU(OpenGL)の性能を計測できるベンチマークテスト。

今回はGPUのみテストを行ったが、スコアが乱れるので各テストそれぞれ3回ほど試行した値の平均をグラフ化しています。おそらく、GPUの動作クロックが可変であるためと、テストに掛かる時間が短いため、値が乱れるのだと思います。

 

 

FinalFantasy XIV 蒼天のイシュガルド ベンチマーク

 

FinalFantasy XIV 1920*1200 最高品質 DX11
FinalFantasy XIV 1920*1200 最高品質 DX11

 

【7000~】 非常に快適
【5000~6999】 とても快適
【3500~4999】 快適
【2500~3499】 やや快適
【2000~2499】 普通
【1500~1999】 設定変更を推奨
【1000~1499】 設定変更が必要
【1000 未満】 動作困難

 

簡単に言えばFF14の快適に動作するか調べるベンチマークテスト。

DX11では非常に重いということで有名なベンチマークテストなのですが、全てのプリセットでスコア10000超えになりました。

 

他方のベンチマーク結果を鵜呑みにするならば、2560*1440でもスコア7000超えが出る可能性がありますが、FHDディスプレイしかもっていませんので、テストすることが出来ないのがちょっと残念です。

 

 

更新: 2016/07/24

消費電力

消費電力
消費電力

 

 3DMARK、CINBENCH、FF14それぞれのベンチマークテストでの最大消費電力を計測したのが上のグラフになります。SilentモードからGaming/OCモードで15W前後増加があることが分かりました。OCモードとGamingモードで値が拮抗しているのは、GPUがまだまだ本気を出していないということなのでしょうか。

更新: 2016/07/24

静音性

 

 

一言で言えば、ケースファンのほうが五月蠅いくらいで、GPU自体は非常に静かです。

 

また、60℃以下の低負荷時にファンを停止させることで騒音を低減する「Zero Frozr」機能も有効に働いており、ちょっとした動作ではファンは回転しません。

更新: 2016/07/24
総評

全てが高次元で纏まった大満足な一品

購入に先立ち、GTX1070とGTX1060のどちらかを買うかで非常に悩んだのですが、手持ちディスプレイがFHDディスプレイまでしかなく、かつ最近は重量級ゲームが登場していないこともあり、GTX1060で十分だろうという目算で購入することにしました。

 

結果としては大満足。

 

FHDディスプレイ所有者には必要十分な性能を確保しており、かつ、OCユーティリティソフトなどの機能は素晴らしいものでした。静音性などについてもやはり高品質を謳うMSIの製品だと実感しました。

 

テストとしては一先ずここまでにしますが、

今後は、Adobe PremiereのCUDA連携について調査でき次第、更新したいと思います。

CUDAコア1280ユニットの実力、どの程度なのか調べるのが実に楽しみです。

 

 

 

 

 

  • 購入金額

    36,000円

  • 購入日

    2016年07月20日

  • 購入場所

    NTT-X

コメント (2)

  • KAOさん

    2016/07/24

    おお~~~いいですね!GTX1060!!

    やっぱり待てばよかったかなあ~(笑)

    新しいグラボは楽しいですね。
    MSIグラボなーかま(*'ω'*)
    よろしくお願いします~~
  • きっちょむさん

    2016/07/24

    KAOさん
    コメントありがとうございます!
    わーー、GTX970を買われたんですね。
    欲しいときが買い時ですから、問題ナッシングです!

    MSIのグラボは良いですよねー。
    よろしくお願いします^^

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