日本では久々となるHTCのSIMフリースマホ
2015年10月投入。現在ではauにのみ端末を提供しているHTCが2007年(Windows Mobile時代)以来久々に日本国内向けに投入したSIMフリースマートフォン。本機はSnapDragon 410を搭載したミッドレンジ機ですが同時にSnapDragon 801を搭載し、カメラ機能を強化した「Desire EYE」も投入されています。
どちらもグローバル版はAndroid 4.4.2 "Kitkat"とHTCの独自UI「Sense 6.0」で出荷されましたが、日本版ではこれらより先行してAndroid 5.1.1+Sense 7.0というより新しい構成で発売されました。またグローバル版ではAndroid 6.0.1"Marshmallow" With Sense 7.0へ順次アップデートが開始となっており、日本国内版も近い将来Marshmallowへのアップデートが実施される可能性があります。
今回中古で購入したモデルは楽天モバイルにのみ提供されている限定カラーのブラックで、SKUとしても一般量販店で販売されているモデルがJPNというSKUなのに対してこのモデルはRAKUTEN MOBILE JPNという専用のSKUとなっており、デフォルトで楽天関連のアプリがプリインストールされているほか、セットされているAPNも通常モデルは日本国内のMVNOキャリアのほとんどがプリセットされているのに対して楽天モバイル専売モデルは楽天モバイルのAPNのみがセットアップされています。ただし日本のキャリアモデルとは異なり楽天関連のアプリは完全にアンインストール可能ですしAPNも手動設定すれば楽天以外のMVNOサービスでも問題なく利用可能です。
マニュアルと元箱は欠品でしたが、その代わり本来は別売となっている純正カバーのHTC Dot Viewカバーが付属していました。このケースは閉じた状態でも着信やメール受信の状態を確認できるほか、その名のとおりドット絵で好きな画像を表示させることもできる面白いケースになっています。もともと楽天モバイルでの販売時に数量限定とはいえおまけでつけていたのでそれをそのまま前オーナーが売却してしまったんでしょうね。とはいえ本来4000円程度で売られているものなのでお得だったことには変わりありません。もともと現在使用しているZ3 Compactの予備機としてHuaweiのP9 Lite、FreetelのREIともども検討に入れていた機種でしたが中古で安価に売っていたので迷った挙句に購入。端末として普通に良端末だったので
にさしていた雑誌付録のSo-net 0SIMを差し替えてサブ機として運用開始することにしました。
ミッドレンジ器ながら十分な性能。HTCらしさも体感できる良端末
スペック的にはSnapDragon 410+2GB RAMに16GBという構成なので先日こちらも予備機として購入しなおした
と大差はありません。ただしZenfone 5 LTEに搭載されているSnapDragon 400と異なりSnapDragon 410は64bit対応SoCになり、Desire 626に搭載されているAndroid 5.1.1も64bit版となっています。
パフォーマンス的にはS4xx相当のスペックですがZenfone5同様こちらもOSのチューニングがうまいのかAntutuのスコア以上のスペックで通常タスクにおいてはメイン端末のZ3cと遜色がないくらいにはサクサク動いてくれます。
ただしスピーカーはモノラルとなっており、SIMフリーでの上位モデルDesire EYEや日本ではauから販売されているHTC J ButterflyシリーズやJ One、HTC 10のようにBoomSoundも搭載されていない点だけは残念なところ。とはいっても本機のスピーカーもモノラルであることを踏まえると十分高性能だったりするんですけどね。
カメラは1300万画素。暗所はちょっと弱い感はありますし上位機種と比べるとちょっと色合いが暗めという印象ですが十分きれいだと思います。
ミッドレンジモデルでありながら動作も軽快でHTCらしさを気軽に体験できる一台となっており、発表当初から気になっていたのもあって購入間もない今の時点でお気に入りのなかの一台になっています。HTCはいいぞ。
ただできれば今回のHTC 10もSIMフリーモデルを投入してほしかった…(au版はグローバル版そのものの仕様でau向けであるにもかかわらずdocomoのLTEバンドもすべて対応している仕様になっているのでもしかしたらSIMフリーモデル or docomoキャリアモデルとしての投入もぎりぎりまで検討されていたのかもしれません)
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購入金額
18,144円
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購入日
2016年07月02日
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購入場所
ソフマップ モバイル館
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