この機種は10桁表示の加算器式電卓です。1977年頃に発売され、当時の正価は13800円だったそうです。上位機種にF-2があり、そちらは12桁で16800円だったそうです。
なお、私が入手したものはジャンク扱いで、電池ボックスに錆が発生していました。ペンタイプの5-56で応急処置だけして使っています。
単1電池で駆動する
電源は単1電池2本かACアダプタです。ACアダプタの型番はAD-4160で、6V300mA、センターマイナスです。汎用品はセンタープラスなので使えません(一応、極性変換ケーブルを使えば使えなくもないですが)。電池とACアダプタで電圧が違いますが何が起きているのでしょうか……
なお、電源スイッチは本体右側面の波動スイッチです。
レジスタ交換キーボタンがある
事務用電卓の特徴である「桁区切り表示」「丸めセレクタ」「定数計算機能」「マークアップ計算」「アドモード」を搭載しています。
丸めセレクタは浮動(丸め処理なし)、切り上げ、四捨五入、切り捨てに対応し、桁数も0桁(整数に丸める)、2桁のほか、1桁、3桁、4桁、6桁に対応しています。アドモードには桁数スイッチの操作で入れます。
加算器式に見られる特徴として、アイテムカウント機能があります。これはスイッチでオン/オフできます。
その他、一般的な電卓にあまり見られない機能として、x/yレジスタ入れ替えがあります。
ボタンは薄型
事務用電卓の特徴である「大きめの0キー」「00キー」「大きい+=キー」(加算器式なので+=キーです)「バックスペースキー」を搭載しています。ボタンは現行機種のような薄型です。
左側のクリアキーや%キーがどういうわけか大きめです。
明るくて見やすい
表示はVFDで、明るく見やすいです。単1電池を使っているため電流に余裕があるからかもしれません。
10桁の機種であるにもかかわらず12桁管が使われていますが、これは上位機種のF-2と部品を共通化してコストを下げるためであると思われます。
なお、この機種は桁数にかかわらずマイナスが左端に出ます。この場合回路は簡単ですが視認性には劣ります。
-
購入金額
1,000円
-
購入日
2015年03月14日
-
購入場所
ヤフオク
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。