レビューメディア「ジグソー」

小型化競争時代の大型電卓

シャープから80年代ころに発売された機種のようです。12桁の加算器式で、下位の機種として10桁のCS1122Dがあったようです。

更新: 2016/07/04

単2電池4本を使用

電源は単2電池4本か、ACアダプタを使います。ACアダプタはEA-11という型番で、6V150mAセンターマイナスのようです。現在一般的なセンタープラスとは極性が逆なので電気街で買えるような汎用品は使えません(極性変換ケーブルがあれば使えますが)。ACアダプターも一緒に送られてきたのですが電池駆動を前提に入手したためその後紛失しています。

 

本体裏の刻印
本体裏の刻印

更新: 2016/07/04
スペック

事務用電卓に必要な要素は揃っている

事務用電卓として、「桁区切り表示」「丸めセレクタ」「定数計算機能」「総計機能」「バックスペースキー」「マークアップ計算」を搭載しています。丸めセレクタは切り上げ・四捨五入・切り捨てに対応し、桁位置も浮動(端数処理しない)・6桁・3桁・2桁・1桁・0桁(整数に丸める)・アドモード(2桁)に対応しています。

 

加算器式電卓の特徴として、アイテムカウント機能があります。この機種では「+=」を押すとカウントアップしますが、「-=」キーではカウントダウンします。カウンタが0の時に「-=」キーを押すとカウンタが999になります(後に発売されたCS-2122Lでは-1になりますが)。

 

Σにスイッチを入れることで総計機能が使えます。但し普通のメモリと共用なので注意が必要です。

 

なお、増減率計算の機能はないようです。「今回実績」「÷」「前回実績」「%」「1」「00」「-=」と操作する必要があります。

更新: 2016/07/03
操作性

昔は電卓のボタンも高級感があった

「0キーが大きめ」「00キー」「000キー」「大きい+=キー」(加算器式なので+=キーです)という事務用電卓の特徴があります。また、1~9の数字キーはハイプロキートップのようになっています。昔の電卓ならではの押し応えがあります。

ただ、1キーの真下が00キーなのは好みが分かれるかもしれません。

更新: 2016/07/04
見やすさ

表示が緑色

蛍光表示管を使っていますが、緑色をしています。一般的なVFDは青緑色で明るいですが、こちらは少し明るさを感じにくいです。とはいえ、液晶と比べれば遥かに見やすいです。

 

ただ、何故かマイナスが右に出てきます。これはシャープの一部機種の特徴ですが、好みが分かれそうです。

マイナスが右に出てくる
マイナスが右に出てくる

  • 購入金額

    1,400円

  • 購入日

    2015年03月15日

  • 購入場所

    ヤフオク

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