喫茶店用ブックマッチの在庫が大量にあります。
1980年の開店当初の喫煙率は男性で70.2%・女性は14.4%でした。
また非喫煙者の若者の中にも「お店のマッチ」を収集される方が多くおられましたので、喫茶店が宣伝を兼ねた自前のマッチを持つことが普通でした。
最初に製作した箱型マッチは、こちらの要望がきちんと反映せず、思ったように仕上がらなかったので2度めは入念な打ち合わせを経て、ブックマッチを発注しました。
ジェイムス・テイラー フラッグ
最初のマッチの在庫が少なくなったので、次の用意をしたのは1982年ころだと覚えています。
1979年発表のジェイムス・テイラーのアルバム フラッグを元にデザインを考えました。
アルバム表は赤とオレンジの2色わけでしたが、裏面の青と緑の配色を参考にしてます。
というより そのままいただきました。
他にはスタッフの「モア・スタッフ」が対抗馬としてあり、最後まで迷いました。
松任谷由実 悲しいほどお天気
JT仕様のマッチも少なくなったのは1985年あたりでしょうか。
その頃の喫煙率は、男性64.3%・女性14.7% とまだまだ高い率が記録されています。
その後男性の喫煙率が40%を割り込むのは2008年を待つことになります。
JTフラッグ仕様の版下をそのまま利用して、色だけを変更する事にしました。
この時に参考にしたのは、やはり1979年発売の松任谷由実作品「悲しいほどお天気」です。
これはフラッグの様に色分けされたデザインではありませんが、ベージュと落ち着いたピンク色の配色を参考にさせてもらいました。
このマッチを最後に、新しいモノを発注することは無くなりました。
徐々に喫煙率が下がったこと。
100円ライターが普及して、マッチを利用する方が少なくなったこと。
マッチのコレクションという概念が廃れたこと。
今はブックマッチの使い方すら判らないと仰る若者が居られます。
ブックから切り離さないで、折り曲げて使うことも可能ですが、引火する可能性が少し残りますので
このようにして点火すれば、火傷の心配も少なくて安全だと思います。
電話番号はバーコードで
電話番号は表紙裏に印刷してもらいました。
因みに075-751-9400の番号は既に廃棄しております。
これも公衆電話の利用率が携帯電話の普及と反比例する形で減少したことを受けての処置です。
バーコードは適当なものでして、決してリーダーで読み取れるものではありません。
現在のQRコードの様に端末で読み取ることで電話がかかる未来を見通していたわけでもありません。
でも、「どう云う仕組みですか?」と尋ねてもらうのが楽しくて、悪戯を仕掛けたのでございます。
取引業者を通じて八家化学工業さんで製作してもらいました。
発注ロット数や単価は覚えておりません。
ただ、この「悲しいほどお天気」仕様のマッチは、湿気ることも無く
まだたくさん残っております。
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購入金額
0円
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購入日
1982年頃
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購入場所
八家化学工業
hidechanさん
2016/06/14
喫煙者には肩身の狭い世の中になってきました><
フェレンギさん
2016/06/14
この10年で大型化し高額になりましたが、お持ちのエアキングが「なんとも言えない落としどころ」として「ほんとにちょうどよい」感じだと思います。
普段使いできる高級一生ものですよね。
さりげなくシュッ フッ。 その袖の下にエアキング。
カッチョ良いではあ〜りませんか。
いぐなっちさん
2016/06/14
フェレンギさん
2016/06/14
JBLのパラゴンを思い出しました。
くろぱんださん
2016/06/14
その方は、点け方は同じ何なのですが、
「パチン」という小気味良い音と共に点けておられました。
私にはなかなかその音が出せず、無駄に練習した記憶があります。
火遊びしてごめんなさい。
フェレンギさん
2016/06/14
燐寸で、オイルライターで、それぞれ異なる風味になりますので、ほんとはガスライターがイチバン良いのかもしれません。
でもジッポー使い、燐寸使い それぞれに主義主張が合った時代だと思い出します。
火遊びしたら、おねしょするよ〜。