今日２７日は私の誕生日でした。　まだ還暦まで少し猶予がありますが、それなりの年齢です。

こんな夜に美味しい日本酒があれば幸せです。

前日に懇意にさせていただいている料亭のご主人から、この神蔵・七曜の小瓶をたくさん頂戴しました。　

松井酒造さんで神蔵・七曜は一升瓶か４号瓶の２種類が用意されています。

この小瓶は150ミリ詰めの特注品です。

なんでも2号瓶や4合瓶を用意すると、その口当たりの良さからお料理とともにお酒も進んでしまい

果てに立てなくなるお嬢様が出てくるのだとか。

そこで松井酒造さんに依頼して特別な1合瓶を用意してもらったのだそうです。

おそらく一本千円以上の値がつく神蔵をたくさん下さった訳を聞いて、とても驚き、また寂しい気持ちになりました。

祇園下河原の超一等地で百年の歴史を紡いでこられた名店をお閉めになるとのこと。

そこには一言で言い尽くせない理由とお覚悟があったのだと思います。

ご主人はお酒をお召し上がりにならないので、私へとお考えになられたのだとか

ありがたいことです。

ご厚意を噛みしめながら頂戴しました。

一切の濾過を行わず。

無濾過であり、生酒であり、原酒であることにこだわり醸された吟醸酒。

神蔵　七曜。

松井酒造の定番酒の富士千歳と比べると、うっすら金色に染まるように感じられます。

兵庫県産酒造好適米「山田錦」を使い、それを35％精米まで磨き上げています。

吟醸香が強く感じられますが、辛口と表記されているのが間違いなのか？と思わせてくれる

芳醇で甘い、本当に美味しいお酒です。

本当に美味しい。

この味わいは、普段はビールだけ・ワインだけ・を信条とされる方にも試していただきたいです。

松井酒造さん店頭で、観光客の方がお見えになっているところを見かけます。

ぜひ京都土産のひとしなとしてお選びになって下さい。

ラベル書は、書家紫舟揮毫。

さぁ、また来年の誕生日も楽しく、そして皆さんに感謝しながら飲めるように。

明日からも。

明日からも今日と同じように頑張ろう。