30年ほど使っている洗面化粧台に備わるKVK社製2ハンドル混合水栓の調子が思わしくありません。
水栓コマはもちろん、ハンドル部品も交換してみましたが、本体側のねじ山に問題があるようです。
30年前は高価だったシングルレバー混合水栓もお安くなっています。
Amazon等を利用すれば、良い製品が安価で入手可能。
シンク裏はスペースが無いのでDIYし辛いと敬遠していましたが、Webでは作業工程などの情報も入手できます。
どうやら専用工具があれば、文字通り「ボルトオン」で交換できそう。
Amazonで、この製品を選択すると自動的に専用工具も紹介されました。
クリック翌日には手元に届いたので、早朝から作業開始です。
はたして?
1万円以下で入手可能 故障時もカートリッジ交換で簡単修理可能
既にディスコンとなっているKVK製品ですが、メーカーHPには資料が残されていました。
KM66Gという製品で、当時の販売価格は11400円(税抜き)です。
この製品を取り外し、新しいINAXのシングルレバー混合栓に取り替えます。
予めパイプ間隔等は目視ですが確認しておきましたので、取説の手順に従いボルトオンで交換できるはずです。
同時に購入した専用工具の口径と、KVK製品に使われているナットとINAXに使われているナットの口径が共に合致しないという予想外のアクシデントが発生しましたが、手持ちのモンキーレンチを使うことで作業は完了しました。
もし専用工具が複数のナット口径に合致するものなら、20分程で交換作業は終了したと思います。
作業時間は約40分ほどでした。
この作業にシールテープは不必要です。
ウォータープライヤーも使いませんでした。
もしこの記事をご覧になって、自分もDIYしようとお考えの方の助けになるとすれば、、。
注文する前に、化粧台の中を整理して、使われているナットの口径を確認すること。
元栓を締めてから作業を行いますが、多少の水漏れはあるので、古いタオルを用意すること。
三栄水栓製のベンリーレンチPR-38型があれば、作業が楽になると思われます。
仰向けで作業するので、背中や頭に敷くタオルがあれば楽です。
品定め中に三千円前後の中国メーカー製の類似品も見つけましたが、将来の水漏れ時に、INAXやTOTOの製品なら「カートリッジ交換」で対処できます。
交換作業を厭わない方なら、安価な中国メーカー製でも良さそうですが、今回はINAXを選びました。
ボルトオン
簡単な取説にしたがって、ナットやOリングの向きや順番を間違えない様に注意して作業を進めれば
30分以内で作業が終わります。
電球の交換より簡単とは言えませんが、乗用車のリアコンビランプ内の電球や、テレビとブルーレイレコーダー・アンテナ配線等の更新程度の手間で済みます。
KVKのKM66G 樹脂ハンドルは金属製に交換してました。
混合水栓を真下から見たところ まず水道配管を留めているナットを緩めます。
次に混合水栓をシンク台に固定しているナットを緩めます。(前ピンですみません)
(写真は作業前・後を使いまわししています)
取り外した状態。 上の穴に新しい製品を収めます。
手で持っているのがINAX 真鍮のナットは一度外して、シンクに仮固定してから再び嵌めます。
取説は手元に置きますが、取り外したナット類も並べて整理しつつ作業します。
必要に応じてデジカメで撮影しつつ現状を確かめます。
慎重に配管に合わせてゆっくり挿入すれば大丈夫。 特にシールテープは使いません。
後は新しいナットやパッキンの向きや順番を確認しつつ、丁寧に締め上げれば終了。
水漏れが無いことを確認して終了です。
レバーは樹脂製
コストダウンの為にレバーは樹脂製です。
使用感は高級機と同じです。 軽く作動しますし、急な出水や停止に伴うショック音を抑制する機構も内蔵されます。
寒冷地仕様の製品は別品番で多少割高です。
お買い求めの前に、このような仕様書をWebでご確認なさることをオススメします。
ただ、この仕様書にも取り付けナットの口径が書かれておりません。
このネジ山と、本体側のネジが摩滅していたのが不具合の原因と思われます。
流石に便器は業者さんに依頼しますが、シャワー栓もキッチンの混合水栓も、厨房の水栓もDIYできました。
ちょっと嬉しい。
転勤族の方や、アップデートされたお住まいの方には不必要な情報でしたが、もしお役に立てれば
嬉しいです。
一緒に買う専用工具は、ベンリーレンチPR-38ですよ〜。
くれぐれもお間違えの無いように。
これはダメですよ〜。
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購入金額
8,564円
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購入日
2016年03月07日
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購入場所
Amazon
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