開封から仕様準備程度までを駆け足動画でご紹介。10分超えました／(^o^)＼

各セクション単位の動画をまとめたものになっています。

当レビュー動画では「日本ファルコム音楽フリー宣言」
http://www.falcom.co.jp/music_use/
に基づいて以下の楽曲を使用させていただきました。

FIRST STEP TOWARDS WARS,PALACE OF DESTRUCTION,DREAMING,FINAL BATTLE,SUBTERRANEAN CANAL/イースI＆IIクロニクルズ オリジナルサウンドトラック/Copyright(C) Nihon Falcom Corporation

クロスリンクマーケティングさんが企画した小型のAndroidスマートフォンです。

AuBeeブランドサイト http://www.au-bee.com/

クロスリンクマーケティングさんといえば、Polaroid pigu もそうですね。
お安い小型端末を次々リリースしてくださるとは有り難い限りです。

そんなわけで、piguちゃんと elm.ちゃんは異母兄弟というか育ての親が同じというか、そういう関係性を感じます。

私が piguちゃんに感じる数少ない不満点は以下の2点。

・液晶の画素数が絶望的に少ない(480 x 320)
・カメラが壊滅的に低品質

液晶が TN というのはどーでもいいです。見えますもん。

画素数の少なさのせいで正常動作しないアプリがあるのが残念で…。

カメラはほとんど使いませんが、QRコードすら読み取れない程度のクオリティというのは余りに酷い。
お出かけ時のスナップショットに使うのすらチュウチョするレベル。他にカメラの選択肢がない場合の最後の砦にしかなりません。

elm.発表時のスペックはそれらをクリアしていました。まさに理想！3G だけど！

LTE機を狙っていたけれど、3G だからこその低価格ですので、この点は割り切ることができました。

そして年末には 0SIM という夢の無料運用すら可能な SIM が登場し、それを手に入れたので piguちゃんを 0SIM 運用に切り替えて SkyPhone を入れて「電脳糸電話」に仕立てようと計画しました。

piguちゃんは出かける家族に持たせて緊急通信端末に、elm.ちゃんは 旧DTI のワンコインSIM を入れて私のメイン端末として使おう！という計画でございます。

OS:Android 5.1
CPU:クアッドコアプロセッサー 1.3GHz
ROM/RAM:8GB/1GB Flash
ディスプレイ:4インチ/WVGA 480x800 IPS液晶
タッチパネル:静電2点式
SDHC対応microSDカードスロットx1
標準SIMスロットx1
microSIMスロットx1
無線LAN:IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
Bluetooth 4.0 Smart Ready
3.5mmイヤホンマイク端子x1
メインカメラ:500万画素(オートフォーカス)
フロントカメラ:200万画素
重力センサー・光センサー・近接センサー
スピーカー:0.8W
GPS/A-GPS 対応
W-CDMA(2100/800MHz)Band 1,6
GSM(850/900/1800/1900MHz)
リチウムイオン電池パック:1700mAh
外形寸法:124 x 63.6 x 9.9㎜
質量:約120g(電池パック含む)

piguちゃん同様、SIM の申し込みキットがついてきました。
今回は「OCNモバイルONE音声通話対応SIMパッケージセット」という事で音声通話対応SIM です。
当然、申し込みは任意なので、私は塩漬け決定。

piguちゃんより少し重くなっちゃったけど、スペック上は液晶画素数もカメラ画素数も CPU性能も向上していますので、これで快適じゃないハズはないでしょう。

covia FLEAZ NEO と外観と仕様は同じに見えますね。
液晶保護シートも共用扱いになっています(^^;

届いた荷姿は長ーい箱。

中には伝票とプチプチで不思議な包まれ方をした elm.ちゃんのパッケージと SIM の申し込み書。

piguちゃんの時と同様、SIM には一切興味はないので中は未チェック。
SIM は申し込まなくても問題ないです。
欲しい方にあげちゃえばいいです(^^♪

piguちゃんのパッケージより一回り大きいですね。
elm.ちゃんのパッケージも十分小さい。279g でした。

淡いカラーのパッケージですね。

フタはシール留めされてもなく、カポっと引き上げれば開けられました。

中身は以下の通り。シンプルですね。

・本体(赤バックカバー付き)
・USBケーブル
・ACアダプタ
・バッテリ
・黒バックカバー
・保護シート
・取扱説明書

替えの黒いバックカバーが付いています。地の樹脂は黒。
赤もですがマットな仕上がりで滑りにくくなっています。

ACアダプタはちっちゃいですね。USB-ACアダプタタイプで、プラグにはトラッキング防止キャップが付いてました。

USBケーブルは普通ですね(^^;

バッテリが着脱式なのはうれしい限り。

保護シートが付いています。
…という事は本体には初期シートもないという事ですね…。

取扱説明書はクイックスタートガイドとの事ですが、必要十分でしょう。

本体は赤カバーが装着されています。
液晶面には紙が一枚被せてありました…。

ごらんの通りです＼(^o^)／

保護シートをキレに貼るにはホコリの混入が最大の敵。
空気なんてどうにでもなります。とにかく埃さえ入らなければOKなのです。

1番を剥がして液晶面に貼りつけ、2番を剥がすと完成です。

インカメラの穴を合わせると位置合わせはバッチリですよ。

本来ならばお風呂場でシャワー出して埃を排除、全裸で挑むところですが、撮影に難があるのでお部屋でやりました。

その場合でも、レンズクロスなどでしっかり液晶面をふき取ってホコリを排除したのち、速やかに貼りつけるのが吉。

今回は何もしなかったので無残な結果に終わりました／(^o^)＼
悲しきレビュアの性で、貼りつけも撮影しながらですので、このザマですわｗ

カバーを外すには、電源ボタンの真下、液晶面を見て右下側面にくぼみがあるので、そこに爪でも突っ込んでこじ開けてください。

隙間を開けて本体側面に沿ってカバーのツメを外していくようにすれば簡単に開けられます。
無理をすると、カバー側のツメを破損すると思うのでご注意を。

ちなみに、赤カバーは白い樹脂ベースですね。

SIMカードや microSDカードは本体に向きが図説されていますので間違えないように入れていきます。

SIMカードはアダプタを使う方も多いと思いますが、自己責任になりますのでご注意を。
スロット内部でアダプタから SIM が外れると過酷な状況に陥りますよ。

対応する microSDカードは 32GB の microSDHCカードまでとなっています。
手持ちの 64GB microSDXCカードも本体でフォーマットして全容量を認識しましたが、全容量を正常に使えるかはわからないのでやめておいたほうがいいと思います(^^;

最後にバッテリパックを端子側から装着してカバーを戻せば完了です。

なお、バッテリの取り外しは バッテリパック上辺にくぼみがあるので、そこに爪をひっかけて起こしてやれば簡単に外れます。

まずは充電しておきます(^^;
piguちゃんは上辺部でしたが、elm.ちゃんのUSBコネクタは下辺にあります。

そして充電中は画面部右上隅に赤い LED が点灯します！これはありがたい。

充電が完了すると赤から青に変わります。なお電源が入った状態でもこの LED は機能しますので、充電しながら使っていても充電中の判断ができます。

さぁドキドキの初起動！
クロスリンクマーケティングさんのロゴに続き、AuBeeロゴがアニメーションしながら登場。そしてちっちゃく elm. の文字が。

あとは初回時のみの各種設定画面が表示されます。
言語設定、WiFi設定、名前設定など、ナビゲーションに従って進めていきます。

今回は出来心で 64GB microSDXCカードを突っ込んじゃったらフォーマットの指示が出ていましたのでフォーマットしてもらいました。

ちゃんと FAT32 でフォーマットされ 64GB の容量も認識してくれたようですが、保証はありませんのでご注意を。

なお、端末側の空き容量は約 5GB でした。

データ通信に対応した SIM を入れた方は APN設定をしましょう。
設定は簡単。アプリから行います。
APN設定アプリを起動して、SIM番号と回線業者を選んで保存するだけです。
プリセットされた業者はとても多いですねー。いやぁ便利便利。

私は so-netさんの 0SIM なので so-netさんを選択しました。

設定後は通信ができているか確認をお忘れなく。

ファームウェアの確認・更新は piguちゃん同様、専用のアプリ「システムのアップグレード」から行います。

すると最新ファームが提供されていると表示が出ましたので更新しました。

ファームウェアのダウンロードは WiFi のほうがいいと思いますよ。

ちゃんとプロンプトが出ますので「はい」を選択するとアップデートが始まります。

ドロイドくんが改造されながら数回再起動したりしますので、じっと我慢してください。
無事に終了すればロック画面になります。
今回は約 6分かかりました。

再度「システムのアップグレード」を起動してチェックしておくことをお勧めします。

設定のバージョン表記でもいいですよ。

IPS液晶ですので、さすがに piguちゃんとは雲泥の差ですね。きれい。視野角も広いし。
piguちゃんより画素数が多くなっているので、文字もくっきり見えます。

初期状態で再起動は 30秒ちょい。アプリなどをガンガン入れていけばどんどん遅くなるでしょうけど。

下部ボタンの LED点灯仕様は piguちゃんと同じ 5秒間点灯です。
ちょいと戸惑うのは piguちゃんとボタン配置が左右反転しています。慣れなきゃ…。

テザリングもちゃんと設定できますよ。
USB, WiFi, Bluetooth が利用可能です。モバイルルータ用途でのバッテリ温存に貢献できそうですね。

初期状態で入ってるアプリは少ないです。いいですね！

うれしいのは piguちゃん同様に FMラジオが使えます。
イヤホンをジャックに突っ込めば使えます。アンテナとして使うわけですね。

イヤホン必須ですが、スピーカーにも切り替えられます。

録音もできますよ。

なお、周波数範囲はFM補完放送対応ですよ。

Lillipoppo のイースターエッグ。

難易度高めの ドロイド君ゲームもありますヨ。

so-net 0SIM での無料範囲での運用を考慮してデータ量制限を設定しました。

500MB未満で無料運用できるのでこういう設定に。

電源断の状態で、ボリュームUPボタンと電源ボタンを同時長押しで Boot Menu に入れます。

この3モードが選べます。

・Recovery Mode
・Fastboot Mode
・Normal Boot

ボリュームUPボタンで選択、ボリュームDOWNボタンで実行です。

電源断の状態で、ボリュームDOWNボタンと電源ボタンを同時長押しで Factory Mode に入れます。

自己診断モードで、タッチパネルチェックやスピーカーチェックもありますのでインタラクティブです(^^;

赤くエラーになったらちょいと確認してみたほうがいいと思いますよ。

そんなわけで少し使ってみて piguちゃんと比べてみた感想。

・低画素液晶を考慮しないアプリもOK！
・カメラが使い物になった！

アプリ「頭痛ーる」はある時のアップデートで piguちゃんで使えなくなったりしました。原因は画面の低画素。
のちに暫定対応してくださいましたが、これで大手を振って使えます！

elm.ちゃんと piguちゃんのドットピッチはご覧の通り。とても細かくなりました。

リアカメラも綺麗に撮れます。ライトも点くしフォーカスも選べるし。

CPUや画像処理の能力の向上のおかげか、PIXELA ワイヤレス テレビチューナー PIX-BR310L の視聴アプリが動きました。piguちゃんでは最初の 1秒程度しか動かなかったんですよね…。
これでいつでもテレビのチェックができます！やった！

少し piguちゃんより大きく重いので、片手で使っていると少し疲れます。これは慣れの範疇かと思います。筋力をつければ問題なし…かな？

バッテリも piguちゃん同様、かなり長持ちしそうですが、正直 piguちゃんより使い勝手がいいので消費は速そう。カメラもよく使いそうだし。

我が家にやってきた elm.ちゃん。大変いい子だったんですが、イヤホン端子(もしくはその周辺の実装)が不良で、イヤホンを挿しても認識しませんでした( ﾉД`)

これはつまり内蔵FMラジオが機能しないことを意味します。
ラジオ大好きっ子のわたくしとしては四肢をもがれたようなもの。

早速、販売店とメーカーにメールで通知。

翌日販売店からお返事が届きましたが「販売しているだけなのでメーカーにどうぞ」という返事。

クロスリンクマーケティングさんはメールの返事に一週間かかることは piguちゃんの時に経験済みでしたので、その間にも不良再現動画を作成しメーカーさんに通知したりしまして、一週間後にお返事が到着。

「着払いで本体だけ送ってね。貼った保護シートは剥がしてね。本体返却したらそれ貼ってね」というお返事。

製品パッケージ含めて全品送るものとばかり思ってたので驚きましたが、本体と赤い裏蓋のみ送りました。

そして約一週間後に突然佐川急便で返ってきました。

中には新しい elm.ちゃんと保護シート、そして診断書が入っていました。

診断書によると、私の症状は再現しなかったそうです。
そしてこの症状での再度の調査は拒否する旨が明記されていました。

…。

で、いろいろと調べてみました結果、どうやら piguちゃんとイヤホンジャックの仕様が違うとわかりました。

piguちゃんは 3.5mm のプラグが付いてりゃなんでも認識しましたが、elm.ちゃんはそうではなかった、と。

具体的には、3.5mm のオス-オスケーブルは、piguちゃんではイヤホンと認識してスピーカに切り替わりますし、FMラジオアプリも選局可能になります。

しかし elm.ちゃんは無反応なのです。そこで、解放されているオスプラグを試しに piguちゃんのジャックに突っ込むと、イヤホンとして認識して FMラジオが選局モードになります。

このことで相性が出る可能性があったのかな？と考えるに至りました。

結果的には初期不良と考えた私の elm.ちゃんは正常(仕様通り)だったのだと思います。

確認に使ったイヤホンと相性が出たのでしょう。

ただ elm.ちゃんのジャック仕様だと、FMラジオとして使うためには動作するイヤホンがないと使えない、という状態になるので、災害時などの突発的な事態で何でもいいから突っ込んでラジオを…という時には期待に応えられないこともありそうです…。
端子をショートさせるのは怖いしね…。

今回のメーカーさんとのやり取りは時間的ロスを除いては問題ありませんでした。

サポートについてはコストダウンの成果か、即時反応的な対応は望めません。
特にメールによる問い合わせは内容にかかわらず返答に 5営業日以上かかります。

これは pigu の時に広報がらみで問い合わせたときも同様でしたので、そういう体制なんだと思います。

対応内容やクオリティは問題ないんですが、とにかく時間がかかります。

このことが許容できそうにない方は、素直にキャリア端末にするか、大手でサポートも手厚い端末をお勧めします。

ちなみに競合するであろう freetelさんは反応よかったです(^^)
運がよかったら増田CEOが直接返事くれますし(^^;

7千円ちょいでこれだけ使える端末が手に入るとは。満足です。

piguちゃんもそうですが、小型で安価なサブウェポン的なポジションの端末としては必要十分でしょう。

特に elm.ちゃんは私が piguちゃんで不満だった点がほぼクリアされています。
買ってよかった！

画面の中央と端っこでスワイプで適用されるスクロール量が違うとか 少々クセもありますが、そんなのを含めて楽しめる端末に仕上がってると思いますよ。

次こそは LTE 対応の破格値端末を狙おうと思います＼(^o^)／