Odroid-C2周辺部品の第四段
Odroid-C2のレビューは当分公開出来なさそうですが・・・
ラズパイオーディオを可能にするI2S接続DACのHiFi Shield Plusも当分公開出来なさそうです。
製造元のHardkernelでは、ストレージの読み込み速度では、当eMMC 5.0はClass-10のMicroSDと比べて7倍速く、UHS-1のMicroSDはClass-10のMicroSDと比べて2倍速いと言っています。
http://www.hardkernel.com/main/products/prdt_info.php?g_code=G145457216438
実際のLinux上でのストレージテストでは下記を行い
MicroSD UHS-1 Read 36.7MB/s
MicroSD UHS-1 Write 15.5MB/s
eMMC 5.0 Read 125.0 MB/s
eMMC 5.0 Write 124.0MB/s
を計測している。
価格もカードによりますが、2~3倍しますので、実力はどんなもんでしょうかね?
実際の購入価格は、その他を加えて全体の送料が$22も必要ですし、為替も絡むことから、購入価格は送料を按分して加えて算出し、$39が5,077円です。
MicroSDコネクタ接続アダプタに取り付けて、USBカードリードライターで読み書きできます。
Odroid-C2への取り付けは専用端子に取り付けます。
取り付けた状態です、取り付け時には「パチッ」と音がしました。
WindowsソフトのCrystalDiskMarkで速度を測ってみた
使用したMicroSDカードリードライターは、Hardkernel推奨のUSB3.0接続でUHS-I対応のTranscend TS-RDF5Wです。
先ずは比較対象のMLC Transcend UHS-I 16GBのTS16GUSDHC10U1から、ランダムの書き込み以外はMicroSDカードとしては早いと思います。
さあ、32GBのeMMC 5.0は????????
ファイルのサイズも色々と変えて計測しましたが、結果は殆ど変わらずでした。
UHS-Iと比べてシーケンシャルが全然伸びてないです、公称値比でも三分の一位、 書き込みが早いのはさすがです。
Windows上とは違い、今回は3種類のカードで計測を行いました。
・TLC Class10 16GB MicroSDカード(Transcend TS16GUSDHC10)
・MLC UHS-I 16GB MicroSDカード(Transcend TS16GUSDHC10U1)
・eMMC 5.0 32GBカード(多分TLCのSamsung KLMBG4WEBD-B031だと思う)
速度計測はTerminalソフトでHardkernel推奨の下記を実行する事で計測出来ます。
書き込みテスト
$ dd if=/dev/zero of=test.tmp oflag=direct bs=8M count=64
読み込みテスト
$ dd if=test.tmp of=/dev/null iflag=direct bs=8M count=64
それでは計測です。
・TLC Class10 Transcend 16GBのTS16GUSDHC10 Write 7.3MB/s, Read 18.5MB/s
・MLC UHS-I Transcend 16GBのTS16GUSDHC10U1 Write 15.7MB/s, Read 36.3MB/s
・32GB eMMC 5.0 Write 121MB/s, Read 120MB/s
eMMC 5.0ストレージの速度は、高速なMLC UHS-Iカードよりも書き込みは8倍弱、読み込みは3.3倍速いですね、グラフにしてみました。
Odroid-C2でUbuntu Mate 16.04LTSをインストールしての使用感
一言で言うと、eMMCは快適です。
MLCのUHS-Iでの使用感はeMMCを知らなければ、まあこんなもんかなと言うくらいで利用可能です、と言っても差し支えありません。
安くあげたいのであれば、評判の良い高速なMicroSDカードで利用可能です。
が、しかし、Class10のMicroSDカードは良くありません、またフリーズしたのか?と勘違いを何度も何度も味わう事になります。
最後に、メーカーがSamsunなので調べてみました。
http://www.samsung.com/semiconductor/products/flash-storage/emmc/
Samsun eMMC 5.0 32GBに該当する型番は3つ。
・KLMBG4GEND-B031 -25°C ~ 85°C 2bit MLC Smart Phone, Tablet, Smart TV, Game Console
・KLMBG4GESD-B03P -40°C ~ 85°C 2bit MLC Automotive
・KLMBG4WEBD-B031 -25°C ~ 85°C 3bit MLC Smart Phone, Tablet, Smart TV, Game Console
当機は単価が安いと思われる、最後のTLCのKLMBG4WEBD-B031だと思います。
TLCだと、耐久性が少しガッカリですが・・・
FFT(Fake-Flash-Test) utilityでテスト
https://sites.google.com/a/rmprepusb.com/www/tutorials/-fake-usb-flash-memory-drives
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購入金額
5,077円
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購入日
2016年06月06日
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購入場所
Hardkernel
ちばとどさん
2016/08/18
応用範囲が広がりそう。
ただ、このeMMC-ボードのコネクタはデリケートそうですね。もしかしたら、抜き挿しの回数に制約があるタイプかもしれません。
Satoshiさん
2016/08/19
そう、そうなんです。
コネクタの破損が怖くて、Ubuntuの障害とか他のOSを試すのに
MLC MicroSDカードで試用している段階なんです。
最近は熱さと忙しさで、本体Odroid-C2のレビューは公開出来そうにありません。