Amazonのタイムセールで見かけたギガビット対応ルーター。
ドコモネットを契約し、気づけば自宅までの通信回線速度が 1Gベースになるとのこと。
私自身現状の100Mベースでの通信速度に不満はなく、家庭内のネットワーク機器は未対応。
光終端端末から1000BASEで接続されるルーターは100BASEという惨状。
まぁ、不満ないし…という状況ではあった。
ところがタイムセールを見てみると 5000円以下で1000BASE対応のルーターが売っている。
物は試しという事でオーダーすることにした…。
一応レビューを見てみるが…ちょっとした落とし穴があった。
( ゚д゚ ) 1000対応とあるのに有線接続は100でしかつながらない!
どういうことだ?と、画面をよーく見てみると…
WAN 10/100 LAN 10/100 WAN Giga LAN 10/100 WAN Giga LAN Giga
そうなのだ、Amazonでオーダーする欄に選択肢があり、
ここを誤ると希望しない商品が届けられる恐れがあるのだ…。
せっかちな人や、見落としがちな人は…注意が必要だ。
もちろん、こういうものは自己責任でオーダーするものであり、責任はオーダーした
自己に帰結する。
ご注意ください。(私も危うく LAN側10/100BASEを購入するところでしたw)
徐々にオーバースペックとなりつつあるPC周辺機器。
お手頃価格に落ち着いた製品を購入するのも選択肢としてはアリではないでしょうか。
特に不満なく利用できるギガビット対応ルーターです。
まず梱包を開けて設置を行うこととした。
設置場所は従来ルーターとの入れ替え、特に問題はない。
ACアダプターと本体を接続、その後ネットワークケーブルを差し替えればよい。
シンプルなLEDに好感が持てる。
1.インターネット接続を確立する。
ここでやらかした。
PPPoE接続に必要な ID / PASSWORD を紛失していた。
仕方がないので Docomo へ問い合わせを行い、再発行を依頼した。
再発行いただいた ID / PASSWORD を入力し、接続確認を行う。OK。
2.WAN側通信速度がどんなもんかみてみる。
WANとは、ワールドエリアネットワークの略であったはず…
ワイド (誤記訂正)
自宅から自宅外のネットワークをすべてまとめてWANとします。
今回はこちらのサイトで、通信速度評価を行いました。
インターネットで通信速度評価をしているサイトを探してテストしてみた。
推定転送速度: 650Mbps ~ 330Mbps (80MB/sec~45MB/sec)
1000BASE の理論値は 1000Mbpsなので、半分程度の能力が発揮されているようです。
従来自宅内でボトルネックとなっていた 100Mbase部分の改善としては十分OKです。
ちなみに、通信速度については、ハードウェアNATという機能を搭載し
最大スループットは940Mbpsに達するようです(エレコム調べw)
我が家で能力を発揮する日はやってくるのでしょうか…?w
3.LAN側接続がどんなものかみてみる。
自宅サーバーHP-EX490からメインPCへファイル転送を試みた。
そんなに早くはないが、45MB/s (約360Mbps)出ている。違和感は感じない。
普通のルーターでは300Mbps出れば十分という感じなので、むしろ
360bpsというのはちょっと快適と言ってもよいレベルではないかと判断しました。
4.WiFiはどんなもんかみてみる。
まず、通信規格は 製品販売開始時の2015年時点での最新規格 "11ac"正式版に対応。
通信規格:2.4GHz/5.0GHzデュアルバンド対応(同時に使える)
2.4GHz帯.. アンテナ2本
5.0GHz帯.. アンテナ2本
で、実際の通信速度はどうなのさ?(パッケージの867Mbpsって何?)
通信規格のお話しとなりますが、少しお付き合いください。
ざっくりと、通信速度 = 使用できる無線電波の帯域帯の幅 となります。
・11n規格等は 20MHz帯域幅と40MHz帯域幅があり、
ch.36/ 40/ 44/ 48/ 52/ 56/ 60/ 64 各20MHz 8チャンネル 72.2Mbps
ch.36 40/ 44 48/ 52 56/ 60 64 各40MHz 4チャンネル 150.0Mbps
※さらに、1つの対象に複数のアンテナを同時に使う事で更に高速通信が可能
1×1 072Mbps@20MHz 150Mbps@40MHz
2×2 144Mbps@20MHz 300Mbps@40MHz
3×3 216Mbps@20MHz 450Mbps@40MHz
4×4 288Mbps@20MHz 600Mbps@40Mhz
本機はアンテナは2本なので、最大300Mbpsの通信に対応している。
・11ac規格は5GHzでのみ利用でき、使用する帯域幅は80Mhz/160MHz。
1×1 0433Mbps@80MHz 0866Mbps@160MHz
2×2 0866Mbps@80MHz 1733Mbps@160MHz
3×3 1300Mbps@80MHz 2600Mbps@160MHz
4×4 1733Mbps@80MHz 3467Mbps@160Mhz
8×8 3467Mbps@80MHz 6933Mbps@160Mhz
本機は5GHzのアンテナを2本持っているので最大866.7Mbpsとなる。
無線通信時、ほかの機材との通信が生じると利用できるアンテナ数が減る。
すなわち、最大通信速度が発揮できなくなるため、所有する機材に対して
無線周波数の割り当てはある程度慎重に配分するべきであると考える。
我が家の場合、11acに完全対応している製品は東芝Dynapadとなるため、
Dynapadを最優先で5GHz帯に設定する。
11acでの接続を確立、866.7Mbpsでの接続が出来ました。
ただし、5GHzでの接続なので部屋を移動すると通信速度は低下します。
リビングでの使用には耐えるので設定としてはこれで継続評価します。
とりあえず自分のスマートフォンを接続してみる。
2.4GHzで接続すると 72Mbps 5.0GHzで接続すると 390Mbps で接続出来たようだ。
ただし、Xperia Z3compactに通信速度はそれほど求めていない事と、
Dynapad利用時に5GHz帯を使用されるとアレなので2.4GHz帯を使用する事とした。
こんな感じで、自宅にある機材を通信速度と利用目的/頻度を想定しながら設定すると良い。
5.子供がネットワーク利用する時間を制限する。
子供たちが利用するモバイル端末、主に3DS。
※実はまだ増えてるんですが…(それはそれで…)
利用時間を制限(14:00~17:45)という感じで設定しようと考えています。
今回購入したルーターには、幸い「コドモネット」と呼称された機能があり、
端末1台ごとに接続時間を細かく決めることができます。
設定は、スマートフォンにアプリを入れ一括管理する方法や、
ブラウザーからマニュアル設定を行うことも可能です。
我が家は自分がネット接続に関しては一元管理しているので都度処理します。
※コドモネット(SSID)での接続は2,4GHz帯域の無線に限られます。
設定例:ブラウザーからマニュアルで行う場合。
※スクリーンショットでは型番が誤って表示されています。
正)1167ACG 誤)1167GHBK2
ファームウェア上の不具合ではないかと想像しますが、
取り立てての不具合はありません。
設定例:スマートフォン/Androidアプリで行う場合
6.手間いらず
ファームウェアを自動でアップデートしてくれたり、
再起動の時間が比較的少なかったりと、軽快に動作してくれるのが良いです。
継続利用して必要があればレビューを追加していこうと思います。
-
購入金額
4,970円
-
購入日
2016年01月31日
-
購入場所
Amazon
Schrödingers Katzeさん
2016/02/07
レビューも混ざってしまっているので、スタイル名を確認しないと何を対象に書かれたものかわかりにくくなっています。
ちゃんと買えてもパフォーマンスの出ない人と、ちゃんと買えなかった人が混ざっているようです。意外とGbEはシビアなので、ケーブルやNICやストレージなどでボトルネックが存在してパフォーマンスが出ないケースも有るのかもしれません。
実際には、スタイル名をクリックすると「該当する使用の製品」にリンクされているので、BTOなどと違って違う仕様で同じ型番にはなっていません…が、これはamazon側の問題ですね。
ただ、出自としても似てはいるけど別製品では有るので、そもそも纏めるのが正しいのか難しいところだと思います。商品名で引っ掛けると間違えないと思うのですが、何かのリンクや、商品名をぼんやりと覚えていてリンクを踏むと、危ないかもしれません。
ファームウェアについては商品と本体型番が違うということのようです。
http://www.elecom.co.jp/support/download/network/wireless...
同じファームウェアが提示されていますので、おそらく表示は誤植ではなく仕様であると思います。
例えば、I-O DATAのWN-AG450DGRと、WN-AG750DGRの本体は同じファームウェアで同じ表示になっていますが、商品としての添付サービスの違いで別商品となっています。この辺りはメーカーにもよりますね。本体側のシールも違っていることもあれば、外箱と添付品だけ違うメーカーもあります。
ただ、スタイル名部分で別のバリエーションで性能が低いほうでも同じくらいの値段なので、Elecomで選ぶなら、同価格帯を検討していてこれを選ばない理由も特に無さそうに見えますね。
尚、WANは、Wide Area Network(広域ネットワーク)です。惜しい。
あと、ハードウェアNATは「表に対してのアクセス(ネットワークアドレス変換のハードウェアによる高速化)」で実力を発揮する仕組みなので、変換の必要がない内向きのローカルなアクセスの場合は関係がないので、LAN側ではなく、WAN側の項目のところに書かれるといいんじゃないかと思います。
…表との通信が早くて羨ましいです。
とっぷりんさん
2016/02/07
いろいろフォローありがとうございます。
WANが「ワイド」だとは知りませんでした、訂正しておこうと思います。
ハードウェアNATについては、ブラウザー上で見れるパッケージでは
LAN側の通信速度を保てる印象を受けたのですが、外側だったのですね。
最近ネットワーク関係は全然携わっていないので浦島太郎ですw
あとは継続評価して回線切断などが起きるかどうか、評価していこうと思います。
わんこさん
2016/02/07
特にスマホだとアンテナ小さいせいなのか凄く弱い
あと購入当初は無線が頻繁に死んで定期的に本体再起動必須だったけどファームウェア更新で直った
まぁ安かったので値段相応だとは思ったけどたぶん次は選ばないです
とっぷりんさん
2016/02/07
個人的な感覚ですが、5GHz帯は同じ部屋という条件で考えたほうがよさそうですよ。
特にフロアを超えてというのは非現実的に感じます。
無線が頻繁に死ぬというところが、最も興味のあるところです。
まだ稼働1日なのでどうなるかな?
個人的な経歴でいえば、NECルーターで爆死、メルコルーターで爆死、哀王ルーターは壊した。コレガルーター瞬殺となってくると、壊れていないメーカーを試したくなるんですよね。
まずは、1週間、1ヵ月と使い続けてどうなるか、そこからです。
わんこさん
2016/02/08
無線は突然切れてSSIDも見えなくなってどうしようもないので再起動って感じだったファーム更新後は数ヶ月電源入れっぱなしでも大丈夫なので後継機なら大丈夫かと
とっぷりんさん
2016/02/08
ありがとうございます。
様子みてみます。(寝落ちして今起きました