既に A4サイズまで対応するラミネーターは持っていましたが、A3サイズのラミネートの必要が出てきたので購入する事にしました。
しかしながら前のモノもそうでしたが、使用頻度が低くいっぺんに何枚もラミネートする事が無いのは目に見えておりあまりお金はかけたくありません。
いろいろ探していたところ、前職で個人的には直接応対した事はないものの、図書館関係の業務でお世話になっていた業者(メーカー)より安価な A3対応のラミネーターが出ていたので、購入を決めました。
製本業が主な会社だけとしか知らず、ラミネーターの実績は全く知らないんですけど(^^;
名称通り個人向け商品で、以前に業務で使っていたモノと比べると明らかに安っぽく、ちょっと耐久性が心配ですが、まずはちゃんと使えるかですね。
個人向けとしては必要十分
使用出来るラミネートフィルムの厚さは 100μmと 150μmのモノに対応し、更に一般的な 100μmのフィルムに挟む用紙などの厚さを考慮し、三段階の温度調節が行えます。
・100μm(用紙薄):約125℃
・100μm(用紙厚):約135℃
・150μm(用紙薄):約145℃
厚さの基準として、コピー用紙やカタログなどは「用紙薄」で、写真やハガキなどを「用紙厚」の目安です。
また、私は熱で圧着するタイプしか使った事がありませんが、本品はコールドラミネートにも対応しています。
もう少し高価なモノだとフィルム詰まり時はローラーを逆回転させて詰まったフィルムを出せるモノがありますが、本品の場合は電源を切った上ローラーをフリー状態にし手動で取り除きます。
他にも排出トレイが頼りない感じがしたりもしますが、その分安価でしっかりラミネートが出来るのならば問題ありません。
その他主な仕様は以下の通りです。
サイズ:約495 x 125 x 110mm
重 量:約1.9Kg
最大ラミネート幅/厚:330mm/0.6mm
ウォームアップ時間:約6分(気温によって変わります)
A3対応としてはコンパクト
添付品は、排出トレイと説明書、クリーニングペーパーしか入っておらず、ラミネートフィルムは別途用意しなくてはなりません。
販売ページではどこのメーカーのラミネートフィルムでも良いような書き方でしたが、まずは同社から出しているフィルムを用意しました。
(説明書の注意書きには同社のラミネートフィルムを使わないとシワやフィルム詰まりの原因になるような事が書かれていましたが、粗悪なモノを使わない限りどのメーカー製のモノでもまず大丈夫でしょう)
ナカバヤシ製 A3 20枚 参考価格:3,888円 amazon購入価格:580円
前面の差込口にはサイズの表記だけで、プリンターのガイドの様なモノはありませんが、以前使った事のある高級機でも一緒でした。
印刷するわけではないので多少斜めになって吸い込まれても、フィルムの縁が脇に当たらなければ問題ないのでこんなものなのでしょう。
むしろ問題は、排出後にフィルムが熱い状態なので平らになっていないとシワが寄ったり反ったりしてしまうので、排出トレイが問題です。
もっとも高価なモノでも A3用紙を排出したままに出来るようなトレイが付いているモノなど見た事がなく、排出後はすぐに平らな所に置く事がキレイに仕上げるコツなので、本品くらいの長さで十分です。
気になるようならばトレイの高さに合わせて台を置いてやれば、水平に排出させる事が出来ます。私は面倒なのでそこまではやらず、完了後すぐに平らな所に置きますが。
使用方法
熱を使用せずに粘着剤付きのフィルムをローラーの圧力でラミネートするものを「コールドラミネート」と呼びますが、ここでは一般的な熱を加える「ホットラミネート」の使用方法を見ていきます。
まずラミネートするフィルムに合わせ温度スイッチを設定し、電源スイッチの「HOT」の方を押すと予熱が始まり、上面右側の[READY]ランプが点滅します。
こちらの点滅が止まり、点灯に変わったらフィルムを挿入する事ができます。
そして原稿を挟んだフィルムは必ず綴じている側を先に挿し込みます。
先に書いたように挿し込み側にガイドなどは無いので、フィルムが流れて行っても端が当たらない様に真っ直ぐ入れるように気を付けて下さい。
後は自動的に送り込まれていくので、完全に出て来たらフィルムを取り出し、平らな所に置いて冷まします。
作業が一通り終了したら、クリーニングペーパーを数回通してローラークリーニングを行ないます。
こちらを行う事でフィルム詰まりやラミネートしたモノへの汚れ付着予防になります。
これはローラーに付着したフィルムからはみ出した粘着物をクリーニングしているのですが、長く使っていくためにも必ず行った方が良いでしょう。
キレイにラミネートするコツ
まずラミネートフィルムに原稿を挟んだ時に、余白部分は極力少なくし出来れば 2~5mmくらいの余白が望ましいです。
余白が多いとフィルム詰まりやシワの原因になります。
ラミネートしたいものによっては合うサイズのフィルムが無い事もありますが、その場合はフィルムをカットしてラミネートするのではなく、「捨て紙」と一緒にラミネートしてから不要な部分をカットします。
またラミネート可能な厚みはフィルムと原稿を合わせて 0.6mmまでとなっていますが、原稿の周囲が十分に接着されない場合があると注意書きにあります。
同様に、今までの経験として原稿の厚みがあるほどシワが寄り易く、コピー用紙の様に薄いモノでも 2枚重ねてのラミネートは避けた方が良いでしょう。
また逆に半紙のように薄すぎるモノもシワが寄り易いです。
そして何度も書いていますが、ラミネートが完全に排出されたら、速やかに平らな場所に置きます。
排出直後は熱を持っているので、排出トレイに少し置きっぱなしにしただけで反ってしまいます。
また、完全に排出している様でも端の部分が加熱により折れたりシワになったりします。
これらを注意するだけで、格段に失敗は減る事でしょう。
最後に自己満足の世界でありますが、ラミネートフィルムの端は丸まっているため四角い原稿のままだとちょっと見栄えが気になります。
角丸めを行なえるハサミやパンチであらかじめ原稿の端を丸めておく事で、格段に見栄えが良くなります(^^
大は小を兼ねる
構造的にそれほど進化する所なんて無いだろうと思いつつ購入しましたが、予熱時間が格段に短くなりました。
以前のモノは 20~30分もかかっていたので電源入れてから放ったらかしていましたが、本品では 6分程度なので電源入れてからラミネートフィルムの準備をしている間に使用可能になっています。
欲を言えば電源入れてすぐに使いたいですが、そうなるのはまだまだ先ですかね。
また本品でカードサイズの小さいモノもラミネート出来るので、以前から使用していたモノはますます使う事は無いですね(^^;
価格が安いので耐久性が気になるところですが、これから使っていって何かあったら追記したいと思います。
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購入金額
3,754円
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購入日
2015年12月24日
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購入場所
Amazon
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