Brilliant Dragonさんの日記で200円(送料込み)で処分されているという話を知り、値段だけに釣られて買ってみることにした品です。これで普通に使えるのであれば恐ろしいほどのコストパフォーマンスということになりますからね。
カラーリングなどに選択の余地はありませんが、贅沢は言えません。とりあえず1つだけ買ってみました。
パッケージ等の質感は、200円としてみれば上等、2,000円前後であれば相応というところでしょうか。
到着後からエージングを続けたのですが、聴く度に音の印象が変わって行きます。当初は低域も高域も妙に頭打ち感があったのですが、エージングが進むにつれて低域方向の厚みが増してきました。ちなみにエージングにはこちらを利用しています。
明らかに格は違いますが、音質評価をするのであればこの辺りを使っておいた方が間違いは無いと思いますので…。
付属品だけでも充分元が取れる
丸2日ほど鳴らし続け、ある程度落ち着いてきたと思いますので、この時点での音質をレビューしておきます。
BYZ自体が「重低音ヘッドフォン」ばかり出しているということですが、確かにこのK6も低音過多であることは間違いありません。しかしこの低音にはかなり独特の癖があり、ベースの帯域だけが異様に厚く、その上も下もむしろ薄いのです。細かいイコライザーなどを搭載したプレイヤーであればごまかしは利きますが、そのような調整が出来なければなかなか使いこなしは難しいかも知れません。
中域部分の質は低価格帯としては良好な部類ですし、高域は良質とはいえないまでもさほどひどくもないというところであり、低域の癖さえ許容できるのであれば予想以上にまともな音といえます。
私は普段プレイヤー内蔵の特殊効果やイコライザーは使わないのですが、SONY NW-A16であればこんな感じで使えばまずまずの音です。
まず、普段はわざとらしさを感じるのでまず使わないクリアステレオを有効にして、イコライザーもカスタムモードにします。
低域はCLEAR BASSは全く使わず0.4だけを下げます。そうすると元々少し狭めの空間が上手く緩和され、ベースも薄くなるので大幅に聴きやすくなります。もっとも、そこまでしたところで高価な製品と同じ水準の音には当然なりませんが…。通常価格1~2千円程度の製品と比べればなかなか、という水準でしょうか。
もちろん200円の品として考えれば抜群のコストパフォーマンスなのですが、それ以上に素晴らしいのはこの製品の付属品です。
この製品は形状からしてもシュア掛け推奨であるようで、イヤークリップが標準添付されているのです。これ単品でも200円ではなかなか買えませんので、実は音を聴く前に「元が取れた」と思ってしまいました。
またこの製品の美点としてはケーブルのタッチノイズが割合少ないという点があげられます。雑に使って壊しても全く惜しげが無い価格といい、安心して外出時に使える製品です。
しかし、これを送料込み(しかもクロネコの宅急便で届きました)200円で売って、一体誰が得をしているのかが謎です…。
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購入金額
200円
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購入日
2015年12月16日
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購入場所
Amazon
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