2013年末発売のオーディオアクセサリー誌の付録で知りました。
オヤイデ電気のクリーニングスティックEC。
薄くて頑丈なガラスエポキシ製スティックに貼り付けられたフェルトに、研磨剤とワックスを含浸させたクリーニングアイテムです。
原価は数十円だと思われますが、販売価格は700〜1000円弱。
そのお値打ちは?
確かに汚れを落としているようだか
上底4mm/下底6mm/長さ50mmの細長い台形。
厚み1.5mm。
壁コンセントには下底6mmの太い方を差し込みます。
電源ケーブルのIECコネクター側には上底4mmの細い方を利用します。
スティックは丈夫ですので、そのまま出し入れしてクリーニングしてみます。
おぉ、条件によると思われますが、みるみるスティックは真っ黒になります。
こんなにコンセント内部のブレードは汚れていたのか!
但しその強力なクリーニング性能は、コンセントブレードに施された金メッキが剥がれてしまうという報告が多く見られます。
オヤイデのHPにも、メッキが薄くなる恐れがありますので、過度なクリーニングはお避け下さい。
剥がれるとは書いていませんが、その旨を注意する記載があります。
USB端子や、ICカードの汚れを簡単に落とす効果も期待できます。
100V時点では星5つ 今は?
壁コンセントからタップを介して各機器に電源を供給していた時の効果は凄かったです。
音の透明度はもちろん、音場も広がったように感じられ、もちろん分解能は上がりました。
その変化はオーディオに興味を持たない方でも感じる変化でした。
この体験がオーディオにとって電源周りが如何に大事かという事を知る事に繋がり
翌年にプロケーブル社のダウントランスを導入するきっかけになりました。
ダウントランスを導入して、一年が経過した時に、再びこのクリーニングスティックECを使いました。
プロケーブル製品は、全て非メッキ端子が採用されていますので、メッキ剥がれの心配はありません。
それどころか、非メッキブレードは、ロジウムメッキブレードと違い酸化の進行が早そうですので
きっと、そうきっと再びクリーニングの効果が出ると信じて作業しました。
でも、今回は変化なし。
そう、悪くなることはありませんでしたが、全然良くなることもなかったんです。
以後、トランスコンセントのクリーニングはしていません。
アイスキャンディーのスティックで代用できそう
汚れを取る為のクリーニングスティックですので、すぐに真っ黒になり、そのうち折れます。
それこそアイスキャンディーの棒に薄い水ペパーを巻きつけて代用できそう。
でも、このクリーニングスティックを使ってコンセントタップを処理すると、各製品のクオリティが良く判ります。
一定の品質が担保されたタップは、カチンカチンときちんとしたブレードが内蔵されている実感が持てました。
安価なOAタップはグニョっとした感覚です。
ダウントランスを導入されている方には不必要 壁コンセントから給電されている方は試す価値あり
愛用しているiMacもダウントランスから給電するようになってから、明らかに快調です。
特にマクロを走らせているExcelを使う時や、動画編集を行う時の安定度・速さに明らかな効果がありました。
でも、時にExcelが不調を訴える時があります。
その場合は、iMac裏側にある電源プラグが緩んでいます。
壁コンセント側、機器側に関わらず、きちんとした接触を確保することが大事だと感じることが多いです。
ウェブ上では、クリーニングスティックに含まれるワックス分が悪さをするとか、メッキを剥がしてしまうとか、色々なご不満が並んでいますが、私は手元に置いておきます。
そして、数年後にダウントランスのコンセントを掃除して、もう一度検証してみます。
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購入金額
781円
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購入日
2014年01月頃
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購入場所
ヨドバシカメラ
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