レビューメディア「ジグソー」

定番コピーツール

最近ではフリーウェアでも結構使えるコピーツールが出ていることは十分理解しているのですが、業務用途となると国内サポートのある製品版がどうしても求められます。

 

今までは結構古いNorton Ghostを使っていたのですが、これだとGPTパーティションやUEFIブートなど、最近の標準環境をサポートすることが出来なくなりつつあります。

 

そこで久しぶりにコピーツールを買い換えてみました。丁度セール期間で値下げされていて、機能面でも充実していたアーク情報システムの「HD革命 CopyDrive 6」のスタンダードパッケージです。

 

 

 

 

なかなか面白いのは、従来であればソフトではなかなか難しかった、GUIDなども全く同じディスクを作成できる「ディスククローニングツール」が用意されていたり、コピー先のパーティションを消さないでコピーを実行したりすることが出来るという点でしょうか。

 

せっかく有償版のソフトを買うのですから、これくらいに面白い機能が欲しいと思ったわけです。

更新: 2015/11/29
総評

起動USBメモリーでも実用レベル

実はNorton Ghostの時にもそうだったのですが、実際問題使う機会が多いのは緊急起動用メディアからの実行です。

 

最近では緊急起動メディアに対応したバックアップツールも多いのですが、大抵Windows PE環境による実行であることもあり、機能が大きく制限されたりすることが多くなります。

 

 

まず好印象だったのが、自動実行で立ち上がってくるセットアップメニューから起動用ディスクが作成できるため、直接PCにセットアップしなくても使い始められるという点です。今回はディスクエラーで起動不能となったHDDのイメージをコピーするという用途であったため、この起動用ディスク(USBメモリー)を作成して、そこから実行してみました。

 

ただ、このとき若干注意が必要なのですが、UEFI非対応のIntel X58チップセットのPC+Windows 7という環境で作成した起動用ディスクはUEFIブート用となっていました。実際に使うPCがUEFI環境だったので問題とはならなかったのですが、旧PC環境では問題となることもありそうです。

 

コピーの方はノートPC内蔵の500GB HDDから、USB接続HDDケース内の240GB SSDへと行ったのですが、パーティションサイズは適当に調整してくれますので、基本的には推奨値のまま実行して問題ありませんでした。また、MBR→GPTの変換も指定して実行してみました。

 

HDDの不良箇所で読み出しエラーが発生したのですが、この部分をスキップして進めたところ後は正常に終了しました。コピー完了後HDDをSSDに差し替えてみたところ、あっさりと正常に起動してくれました。HDDクローンスタンドではエラーで止まってしまう状態でしたので、ソフトできちんとコピーできてくれたのは助かりました。

 

向こう数年はこの1本でコピーに不足は生じることはなさそうに見えますし、この程度の価格であれば十分に納得できる出来です。

  • 購入金額

    2,800円

  • 購入日

    2015年09月18日

  • 購入場所

    アーク情報システムオンラインショップ

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