レビューメディア「ジグソー」

ポケットに楽々入る、高画質コンパクトカメラ

現在使用しているカメラは、EOS 70D、EOS Kiss X7、EOS M2の3台。

 

 

コンデジは、オリンパスのSH-1を息子にあげてしまったのと、M2購入時にRX100M2をドナ・ドナしたので、コンパクトに使いたいときはM2を使っていたのだが、小さいとは言え、ミラーレスはレンズが張り出しているので、それなりの大きさになる。

何よりも、ポケットには入らない。

 

時にはポケットに入る大きさのカメラが欲しいこともあり、改めて追加することにした。

サイズ優先とは言っても、満足できる画質と考えると、1型センサーモデルになるのだが、300g以下の1型センサーモデルというと、SONYのRX100シリーズと、CANONのG7 X/G9 Xしか無い。

250g未満だと、RX100とG9 Xの2択となってしまう。

 

今更、初代RX100というのも気が進まないし、そもそも、RX100M2のホワイトバランスにもやや不満があった。それに、RX100にはWi-Fiも無い。

 

対するG9 Xは、キヤノンだから、他のカメラと写りの傾向は近いと考えられる。

Wi-Fiも内蔵してるし、アプリもEOSと共通で、SONYよりも使い勝手が良い。

 

店頭で手にした印象は、まず小さい、そして軽い。RX100よりも小さく軽い。

液晶が固定式なのと、十字キーを廃したUIが不安を感じるが、この大きさ、重さは魅力だった。

 

PowerShot G9 X
PowerShot G9 X

 

 

更新: 2016/11/19
機能性

弱点は、固定式液晶と、上を向かない内蔵ストロボ

主な仕様は・・・

  • 受光素子:1型裏面照射型CMOSセンサー
  • 有効画素数:約2020万画素
  • レンズ:10.2mm F2.0~30.6mm F4.9(35mm換算 28-84mm)
  • 最短撮影距離:5cm(ワイド端)~35cm(テレ端)
  • 液晶モニター:3型104万画素TFTカラー液晶
  • ISO感度:125~12800
  • バッテリー:NB-13L
  • 撮影可能枚数:約220枚
  • 大きさ(幅・高さ・奥行き):98.0×57.9×30.8mm
  • 質量:約209g(バッテリーおよびメモリーカード含む)/185g(本体のみ)

スペック的には、光学3倍ズームレンズだが、28mmスタートなので、やや広角が弱い気もするが、RX100/M2と同等だ。ややレンズが暗めだが、このサイズに収めるためには致し方ないか・・・

 

コンパクトなサイズ
コンパクトなサイズ

背面
背面

3倍ズームはやや暗め
3倍ズームはやや暗め

 

バッテリーは上位モデルのG7Xと同じで、撮影可能枚数は220枚と、コンデジでは標準的な数値だ。

お気軽撮影には充分だが、撮影メインならば予備バッテリーが必要になるかも。

 

バッテリーはG7Xと共通
バッテリーはG7Xと共通のNB-13L

 

記録形式は、JPG+RAWも可能だ。

RAWデータは、キヤノン共通の*.CR2なので、純正RAW現像ソフトがEOSシリーズと同じなのはありがたい。もちろん、DPP4にも対応しているし、Lightroomも使用可能だった。

 

残念なのは、背面液晶が固定式なこと。

チルト式だと嬉しかったが、コレもサイズアップに繋がる部分だ・・・

 

もう一点、内蔵ストロボが上向きにできないこと。

 

内蔵ストロボをポップアップしたところ
ポップアップ式の内蔵ストロボ

 

RX100はリンク式なので発光部を上向きにできて、なんちゃってバウンスができたのだが・・・

 

更新: 2016/11/19
操作性

タッチパネル操作は慣れが必要

操作性については、一般的なコンデジにある十字キー(または十字ボタン)が省略されているのが特徴的だ。

コレによって、前身機であるS120よりも横幅が小さくなっている。

 

背面から十字キーが削除された
背面から十字キーが削除された

タッチパネルをメインにする操作性
タッチパネルをメインにする操作性

 

十字キーがあれが左右キーでメニュー移動できるものが、左右へのフリック操作になる。

静電容量式のタッチパネルは反応も良いのだが、慣れない操作なので、一瞬戸惑う。

 

良くなったのは、USB充電に対応したこと。

 

右のカバーを開けると、上にmicroUSB、下にHDMIがある
右のカバーを開けると、上にmicroUSB、下にHDMIがある

USB給電で、バッテリー充電が可能
USB給電による充電が可能

 

最近のコンデジでは一般的になってきたUSB給電だが、コレができると他のUSBアダプターが流用できるので、出張や旅行の際に便利だ。

 

同梱のバッテリーチャージャーは、ACタイプだ。

 

バッテリーと付属チャージャー
バッテリーと付属チャージャー

ACタイプだ
ACタイプだ

 

バッテリー単体での充電ができるのはメーカーの拘りと思われるが、USB出力が用意されていると、更に使い勝手が良くなったと思えるのだが・・・

 

Wi-Fiは、EOSシリーズと同じCamera Utilityで転送可能だ。

 

左側面のスマホ接続ボタン・・・
左側面のスマホ接続ボタン・・・

 

NFC内蔵なので、アンドロイドなら簡単接続も可能だし、左側面のボタンを押せば、前回接続時の端末と簡単に接続できる。

 

 

 

更新: 2016/11/20
実用性

ポケットサイズの高画質コンデジ

サイズは、以前使っていたNikon Coolpix P310や、PowerShot S90~S120などとほぼ同じ。

 

P310で使っていたケースには、RX100M2は入らなかったが、G9Xにはぴったりサイズだった。

 

ポケットに入れても、重さも気にならない。

小さな筐体でありながら、前面のシボ加工されたラバーによって、意外に持ちやすい。

 

肝心の写りも、期待通りだった。

 


 

 

<試し撮り>


777だった!

 

 

 

 

 

 

 

更新: 2017/03/26

<関連する持ち物> 随時更新

■ 液晶保護フィルム

 

■ケースはこの辺りが、丁度いいサイズ・・・

 

■ 三脚

 

 

 

  • 購入金額

    40,800円

  • 購入日

    2016年11月13日

  • 購入場所

    カメラのキタムラ

20人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • bibirikotetuさん

    2016/11/19

    ホケ感もいい感じですなぁ~G7Xと迷いそうですw
  • ねおさん

    2016/11/19

    bibirikotetuさん、コメントありがとうございます。

    一般的なコンデジと比べるとボケますが、一眼に慣れると少し物足りない感はあります。

    スペック重視だとG7Xになると思いますし、G7Xの方がレンズも明るく、望遠側も長いから、ボケも有利ですね。

    G9Xの良さは、何と言ってもこのサイズと重さです(^^
  • ねおさん

    2016/11/19

    因みに、寄れば更にボケますよ。
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