学研から出版されていた「科学」「学習」。
男の子が好きだったのは、断然「科学」でした。
ポンプや浮沈子の工作キットで圧力を学んだり、風向計や風速計の模型を作って夏休みの宿題に利用したり。 昭和生まれの方にはお馴染みだと思います。
その工作キットに「発泡スチロールを自由にカットできる、ニクロム線を利用したカッター」がありました。
お店で使う「かき氷の旗」は、布製なんですが、風雨に晒され時代がついてしまいます。
スチロール板にカッティングシートを貼り付けて、2nd.ver.を制作し愛用していたのですが、それも痛みが激しくなったのを機に、上記のスチロールカッターを探し、立体的な「旗」を作ろうと思い立ちました。
Amazon内で1,500円程で売られているのを見つけ、購入したのは2年半前のことです。
言葉で表すと ヌルヌル
単一電池を2本使用して、ニクロム線を熱する仕組みです。
スイッチを入れると、すぐさま作業に移ることが可能です。
スチロール板を溶かすようにして切断するのですが、その感覚は、まさに「ヌルヌル」。
そうとしか言いようがありません。
とてもスムースに、どこまでも切断作業が行えるのですが、その反面、さっさと作業を終わらせないと、止めている場所が溶けていくわけです。
文字など、複雑な形を切り抜く場合は、一筆書きのように一気に作業を行わず、一辺・一画毎に分けて行うようにすれば安全です。
板を直線で分割する作業には向きません。
その場合は、よく切れるカッターナイフを使うのが良いと思います。
もし、綺麗な直線裁断を行いたい場合は、金属板などを治具として使えば良いでしょう。
どちらにしても、端材を利用して練習してから本番に臨んで下さいね。
下準備が大事です
端材を利用して、切り抜く感触を得ることができれば、大丈夫というものでもないようです。
文様を切り抜く場合も、文字を切り抜く場合も、まずスチロール板にきちんと設計図を移す必要があります。
かき氷の旗を製作した手順を書きます。
かき氷の旗を元にして製作した「カッティングシートを利用したものは、A2サイズです。
工作(家庭)用の、この製品では、A2サイズのシートを切り抜くのは困難と考えてA3サイズに縮小することにしました。
まずはコピー機で半分づつ複写し、それを元に型紙を作ります。
氷の文字はA4赤色シート。 波や千鳥はA4青色シートを利用します。
文字はA4に収まらないので、分割して切り抜くことにしました。
シートに型紙を仮固定し、それに沿うようにしつつデコカッターのニクロム線を進めます。
型紙が動いたり、焦げたりしながらの作業です。
躊躇せずに、一気に作業できるように、練習しておくことが大事だと感じました。
また、デコカッターを動かすのか、それともシートを動かすほうが良いのか?
個人差があるかもしれません。
寄席で観ることができる「紙切り芸」は、紙とハサミ、どちらかを完全に固定して作業なさいません。 やりやすいように作業すれば良いと思うのですが、どちらが自分にあっているのかが判るのは作業後です。 やはり下準備・練習が大事なようですね。
簡単な仕組みです
ボディは、段ボール製です。
なんならトイレットペーパーの芯とでも言いたくなるような段ボールです。
紙を巧みに加工したねじ山で、電池蓋が固定されます。
筒に取り付けられている金属棒の末端に、スイッチになる切り替えポイントのような部品があります。 この部品を動かして、前述の電池蓋に接触させることで、ニクロム線に電流を流す。
簡単な仕組みでござんす。
これで1500円は高いよ。 それはそうです。
付録でこの種のカッターが付いていた学研の科学は500円程度だったはず。(40年以上前ですが)
しかし、曲線をカッターで切り抜くのは困難です。(少しならできるけど、根気が持ちません)
結果をお金に換算すると、それほど高くないかと 思っていましたが、、、、。
オーマイガッ!
同機能の、少し小ぶりな製品が100均でも売られているようです。
ダイソーのそれは、まさに学研の付録のような出来栄えです。
こちらもトイレットペーパーの芯を利用した、手作り感満載の商品ですが、、、。
デコカッター販売元のHPにはテンプレート集をダウンロードできる仕組みがあります。
私は、Webアンケートに答えて、デコシート2枚を戴いていますので、星3つにおまけ。
予備のニクロム線が2本付属してます。
製品の出来栄えより、作品の出来栄えに満足しました。
出来上がった「かき氷」の旗は、立体的な出来栄えで、とても満足のゆくものです。
デコシートの青や赤は、紫外線に強いようで、全く退色しません。
風雨にさらされても、染みが付く心配がありません。
軽いので、下部に開けた孔にステンレスワイヤーを通して、ループを作りブロックで固定しています。
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購入金額
1,500円
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購入日
2013年06月頃
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購入場所
Amazon
ぴょんきちさん
2015/10/30
そして、このかき氷の旗自体も もちものとして登録すればいいのに(^^;
フェレンギさん
2015/10/30
気に入ってます。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2015/10/31
電池ボックス?の仕様なのか持ちづらかったのが印象に残っています。
フェレンギさん
2015/10/31
でもトイレットペーパーの芯丸出しの筐体には驚きましたよ。
倍のサイズがあれば、A2サイズでも切り抜けますが、A4にはちょうど良い使い勝手でした。
でも、先にダイソーの存在を知っていたら、、、、間違いなくそちらを選択したことでしょう。