ズィンディは、一つの惑星に居住する種族の総称で、この艦はその中の「昆虫族」の戦闘艦。

彼らの母星ズィンダスでは同時多発的に知的生命体が進化を遂げ、人間族、爬虫類族、水棲族、樹上族、昆虫族という五種類の知的生命体が存在している。

これらの五種族は、人間族と樹上族を除いてその生態特性が大きく異なるため、その宇宙艦も各種族の特性に応じたものが開発されており、中でも昆虫族の宇宙艦は「孵化・育児施設」を艦内に設けている点が他と大きく異なる。

というのも、昆虫族は平均寿命が他種族と比べて非常に（10年強）短く、種の生命サイクルを維持するため常に出産と育児が付いて回る。

卵生のため、その孵化と育児が常に出来る環境でなければ、自己の種を残せなくなる。

そのため、昆虫族は長期航行を必要とする探査任務に就かない。

その代わりとして、攻撃的な性質もあって、ズィンディの中でも特に軍事に特化した役割を担うため、その艦は「短航続距離、攻撃力特化、育児室付」という、非常に特異なものとなった。

昆虫族の宇宙艦は、長期航行を意図しないために小型である。
攻撃力と機動性を重視し、数によって自己よりも遥かに大型の宇宙艦に対抗する。

というわけで、それ以外は殆ど不明。

しかし、なんでまたこんなマイナーな艦をモデル化しようと思ったんだろうか・・・・

ある意味、そこがこの商品最大の謎。