先日PNYの1TB microSDXCメモリーカードを取り上げた際に少し触れましたが、クーポンコードを使うための価格調整のために購入したマウスです。というのも、1万円以上で使えるクーポンコードだったのですが、microSDXCメモリーカードが9,480円。差額の520円に近く、実用性が多少でもあるものと考えて行き着いたのがこのマウス(598円)だったわけです。
ただこのマウスも実はキャンペーンが行われている商品でした。1個598円で売られているわけですが、1個買うともう1個無料で付いてくる、つまり実質2個598円という商品だったわけです。結果こうなります。
というわけで意味なくマウスが2つ入手できてしまったのですが、折角買った以上何とか用途を絞り出し、仕事用鞄に1つ入れておいて外出先で使うということにしました。まあもう1個は完全に余っていますが…。
法人用廉価販売のものであり、外箱は無地の段ボール箱となります。さすがにコンシューマー向けであればデザインされた箱かブリスターパッケージで出荷されているでしょう。
添付品は各国語対応のスターターガイドのみです。まあ、基本的な機能以外何も持たないマウスですから、ドライバーもOSのインボックスドライバーで十分でしょう。
購入価格を考えれば納得は行く
本体をきちんと見てみましょう。
廉価であってもMicrosoft得意のエルゴデザインの流れを汲むような曲線で構成されていて、この辺りにメーカーの個性が出ています。ボタンは左右2つとクリック対応ホイールの計3ボタン、センサーはオーソドックスな光学式です。
改めて見ると、普段サイドボタンのないマウスは長らく使っていませんでしたので、このシンプルな側面がむしろ新鮮に見えます。ただ、このマウスを使っててついサイドボタンを指が探してしまうと言うことがよくありますね。
USBコネクター部にMicrosoftのロゴが刻印されていて、大手メーカーらしい余裕を感じます。何故かすぐ後にフェライトコアが埋め込まれていますね…。
さて、実際の使用感ですが本当の単機能モデルであり、解像度の切り替え機能などもありませんので、マウスに関する細かい調整はWindows側で行う必要があります。また前述の通りサイドボタンがありませんので、普段からサイドボタンを積極的に使っている方は違和感はどうしても覚えるでしょう。
客先のビジネスデスクに自分のノートPC(HP Pavilion x360 14dy-1000)を置き、空いた狭いスペースでマウスを使う形となるのですが、率直に言えば使い勝手が良くありません。最も安価な光学式センサーマウスですから、白いデスクでは検出精度が著しく落ちますし、狭い空間で使うには解像度の切替もほしくなります。唯一の美点はスライドパッドを操作する際に、無駄なキーを触ってしまうということが無くなるだけです。
HP Pavilion x360 14dy-1000ではスライドパッドの精度が案外良いので弱点ばかりが目立ちますが、もう一台持ち歩いているIntel NUC M15 Laptop Kitの方ではスライドパッドの感度があまりしっくり来ないということもあり、多少使い勝手が悪くてもマウスを外付けする意味は感じられました。使っている内にもっと良いマウスを持ってこようかという気になってしまいますが…。
元々意味なく買ったマウスではありますが、1個300円と考えれば十分納得行く出来の製品ではあるでしょう。正直言って千円前後で買いたいとは思いませんが。
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購入金額
598円
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購入日
2023年08月19日
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購入場所
OCNオンラインショップ
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