レビューメディア「ジグソー」

廉価なのに凄い奴、圧倒的なコストパフォーマンス!その分、オプションパーツに投資が吉だと思う。

  • by
    L2さん
  • 2015/10/26
  • (更新: 2015/10/26)

ASUSさんの御厚意で、体験会に参加して製品をレビューする機会を頂きました。

 

実売価格は20000円を切る製品となりますので、その価格を自分が支払った中で、どう感じるのかという事を想定した記事を書いていきたいと思います。

実際に自分で購入したタブレットNEXUS7(2013)が、同じサイズのASUS製品でもありますし、幾つかのポイントで比較していければ、と考えています。

更新: 2015/10/22

持ち易さとオシャレさと、好きなデザインかも

ケースの中に納まっているのは、シンプルに、本体、接続ケーブル、USBコンセントプラグ、マニュアル。

本体の姿態。

ラバーウッドスタンドに立てた姿、背面、音声ジャックの写真。

スタンドでチラ見えしている白い物は画面傷つけたくないのでマニュアルを挟んだ為です。

 

背面のデザインは、クラッチバッグをイメージしているとの事。

段差は、結構好きなデザインですね。

レザー地に見える部分がカバーとなっていて外れます。

 

横幅は、L2さん的には片手持ちが楽にいけるサイズ。

 

大きさをNEXUS7と比べると。

NEXUS7との大きさ比較上端を合わせて置いています
NEXUS7との大きさ比較上端を合わせて置いています

そうすると、下側でこの差が出ます
そうすると、下側でこの差が出ます

重量は、NEXUS7と比較して軽いですね。

常用状態では、NEXUS7は手帳風カバー、この製品はスピーカー内蔵のAudioCoverを付けていますが、同じか若干、NEXUS7が軽く感じる位ですね。

 

カバーを外したところ
カバーを外した所、手前に並んでいる四角の穴は爪を嵌めるようなのでピッタリ付きますが、外し難い

microSD挿入部とアクセサリカバー用端子
microSD挿入部とアクセサリカバー用端子

背面のカバーは、写真の様に留めている爪が多いので外すにはコツが要りますね。

私が不器用な事も有り、通常カバーも少し、外すのが怖かったのですが、実は、AudioCover、PowerCoverだと、壊しそうでおっかなびっくりになってしまいました。

 

NEXUS7とは違って、microSDXCカードを使えます。

PowerCoverやAudioCoverを接続する端子も含めて、カバーの内側にありますので、出来るだけ大容量のものを使わないとアクセスが大変かも。

自由に使える容量のアップの為に上記のmicroSDXCカードを入れました。

カバーで隠れるので意図せず外れる事はないですが、頻繁に換えるような場合はカバーがしっかりとくっついているので、取り替えなどは頻繁には出来ないかな。

microSDは外部ストレージとして認識されるので、電源投入時に必ず確認が出ますね。

実は、まともにmicroSDが使えるタブレットは初めてでありまして、

NOVO7だと、スロットでのエラーなしの時は全く通知なし、エラー時のみの通知だったという記憶だったので、これは、ちょっと気になるかな。

それとも、使用しているmicroSDとの相性なのかな。

更新: 2015/10/26

発色設定変更できるのも凄いですし、簡単設定なのも便利

 動作の比較として、シンデレラガールズ・スターライトステージ(©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.)をダウンロードしてみました。

チュートリアル後の初ライブでは、この製品は自動選択で2D標準、NEXUS7では3D軽量となっていました。

比較の為に、両者ともに、3D標準へと切り替えてみました。

チュートリアル後の初ステージでは、どちらも、私の感覚としては気になるカクつき等は無いのではないかな、と思えます。

タイトル画面の比較、見やすさはZenpadかな
タイトル画面の比較、画面表示の明るさはZenpadかな

 

 

 

この製品のディスプレイ設定はバランス(動画では下、画像は左の卯月ちゃん)。

NEXUS7には設定項目がないので、通常の状態ですね(動画では上、画像真ん中の卯月ちゃん)。

この製品での卯月ちゃんはナチュラルメイク。

NEXUS7は、気合の入ったステージメイクという感じの発色でしょうか。

と、ディスプレイ設定をビビッドに変えると、青っぽくなったかな(画像右の卯月ちゃん)。

この製品の中で言えば、画像の綺麗さはバランスモードの方が良さそう。

好みで言うと、NEXUS7の発色がアニメらしくて好きかな。

輪郭などの表現については、解像度の差(NEXUS7が1920×1200、Zenpad7.0が1280×800)が有るので、一歩足りないのは仕方ないかも。

 

※ビビッドモードは、数日後に撮影している為、ライティング等が違っていて参考にならない可能性があります。ごめんなさい。

 

色温度をバーで左右に動かしてみるだけの調整なので、好きな発色になるまで弄れるのは良いですね。

 

また、ブルーライトカットフィルタ機能も設定からワンタッチで起動します。

当然ながら、ブラウン系に寄った発色になり、鮮明さも落ちたように感じます。

が、PC眼鏡無しでブルーライトをカット出来るようになるというのは良いですね。

眼鏡っ子な私が、心ゆくまで、寝転がり体勢でのゲーム&ブラウジングをしつつ目の負担を気にせずに寝落ち出来るという至福が味わえます。

更新: 2015/10/22

世界初?!タブレットにDtsSurround対応アクセサリでホームシアター化?

別売りのAudioCoverを付ける事で、5.1チャンネルサラウンド化出来るというZenpad。

 

凄すぎて、良く分からないかもw

というのが初めて聞いた時の正直な感想です。

 

Q:とりあえずは、タブレット本体のみで再生能力はNEXUS7と違いが有るのか。

A:僅かだけど、Zenpadはメインフレーズに隠れた伴奏が聞こえた気がしたかも。

 後、ボリューム最大にした時の音の割れ方が、Zenpadはかなり大人しかったと感じました。

 

で、AudioCoverを取り付けたら、どうなるか。

 

大変です、全然違いますよ、これは。

もちろん、外付けスピーカー的な存在ではあるAudioCoverですので、タブレット本体との差は有って然るべきでしょう。

でも、その予想は、吹き飛びました。

タブレットの縦幅しかないスペースに配置されたとは思えない位に、しっかりと立体感がある。

私は、そう感じました。

 

しかもこれ、画面保護カバーを兼ねているんですぜ。

システム手帳型の保護ケースとして持ち歩いて、開いたら、5.1チャンネルスピーカー。

最初の換装に手間取りはするものの、付けてしまえば簡単な取り回し。

っていうか、開くだけでOK!

磁気のオンオフとスタンド機能も付いているので、正しく兼用カバー。

 

ハイレゾ配信サイトの試聴コーナーで何度も、その音色を確かめて、感嘆するばかりでした。

セットで購入しないというのは勿体無いですね。

更新: 2015/10/22

オプションのカバーで、パワーアップ間違いなし!

一つ前のセクションではAudioCoverをご紹介しましたが、こちらは、バッテリー内蔵のPowerCoverとなります。

 

モバイルバッテリー程の大容量が追加される訳では無いのですが、それでも、バッテリーの持ちが良くなるのは大歓迎です。

カバー自体の充電は専用のアタッチメントを使って充電する形です。

タブレット本体の容量が一定以下になるとPowerCoverからの供給で、本体バッテリーを充電するという方式ですね。

 

使うバッテリーを切り替えるという方法では無いからでしょうか。

カバーを付けたままでタブレット本体の充電をすると、カバーも充電されていきます(画像は有りませんが、AudioCoverも同じく充電可能)

 

追加バッテリーが空になったら、取り外して充電し直し、という手間が無いので、純粋に、バッテリーを大容量化しているのと同じ効果ですね。

 

この方式は、いちいち換装しなくても良いので、モバイルバッテリーと比べると本体のみの充電しかしていない、なんていう場面も無くなりますし、便利ですね。

更新: 2015/10/26

ノートアプリのメモで手書きが効くのは嬉しい

付属アプリは、そんなに活用していないのですが、ちょっとお気に入りになっているのが、

『SuperNote』

お気に入りのポイントは、「キーボード」「音声」「手書き」と入力を選べる所。

 

手書きでは、入力フィールドから手を離すと一文字(一区画)として認識されるので、うろ覚えの字を書こうとすると途中で確定してしまいますw

一文字ずつ区切ると上記のような感じ。

画面下が入力フィールドで、真ん中に書いてしまうと大きさが均一化してしまって、フィールド上では小さく書いていても上記の文字列のように違和感が出てしまいます。

フィールド端(左右どちらか)の部分に小さく書くと想定している大きさに近い感覚になるかな。

文字数は、結構イケましたね。入力フィールド右端の明るくなっている部分は区画の2ページ目に突入している部分という事です。

二段で折り返す書き方をしなくても、文字入力しながら境界を超えると一区画としての括り(BSで一度に消せる)を維持しながら長文や落書きを書けるという事ですね。

但し、誤字などを消したくなっても、一区画丸々消えますので、長文はほどほどにw

 

タスク見出しの背景部分はメモ書きスペースですね。

こちらには入力時間の縛りは無いので、イラストでも漢字を思い出しながらのゆっくりメモでも全然大丈夫ですね。

メモやタスク見出しには、色々と挿入可能。

写真を直接撮って挿入したり、撮って置いたものを画像挿入で貼り付けたり。

タスク見出しは、上記画像のように一番下のレイヤーになるようで、画像やメモの線で隠れてしまいます。

簡単なトリミングは、このSuperNote上でも可能ですね。

サムネはこんな感じです。

 

そして日記テンプレートだと、

見出し以外にも本文も手書きフィールドで記入できます。

長文を一気に書くことも出来るのですが、一区画は一回のBSで消えるので誤字する前に確定したい所ですw

画像は日記本文よりも下のレイヤーで、背景状態で使えますね。<逆だったら、日記本文の意味が無いw

ソフトキーボードや、フリック入力は使いこなせば素早く入力できるのかもしれませんが、咄嗟の瞬間に書きつけるとなると、手書きが勝るかなというL2さんです。

なので、手書きでメモや、日記本文まで書けるのは嬉しいですね。

便利です。

カレンダーや手帳アプリに転送出来たら、最高だなあ。

更新: 2015/10/23

システム更新をキチンとすれば、あれ?と首を傾げる事態も防げるので焦らず更新適用しよう。

NEXUS7からアプリを引き継いで、メイン使用していこうという中で、トラブル、というか。

ちょっと困った事が起きていました。

このレビューの公開を随分躊躇していた原因でもあったのですが。

 

三国志パズル大戦(©Cygames, Inc.)をプレイする時に、音声、特に武将のセリフが遅延というか処理落ちしていました。

どの位ずれていたか、というと。

 

まず、アプリ起動時のロゴで「三国志パズル大戦」と表示と同時に聞こえるはずのセリフはMyPageが表示された位で聞こえてきます。

シナリオ攻略中のパズルでは、本来、連鎖が始まると、その連鎖分が消える瞬間に連鎖セリフを喋る訳なのですけれども、連鎖が終わり切ってから、聞こえ始めます。

大連鎖して敵を倒し切ってしまう時には、極端な話、次の敵とのエンカウントに被るように聞こえてくるのです。

凡その体感で言うと2-3秒程でしょうか。

セリフ全部がそうなる訳では無く、エンカウント時の敵のセリフは普通に登場のタイミングで聞こえる事も多かったので、何らかの処理落ちなのだろうな、と思っていました。

 

他にも、気になるレベルのズレがあるアプリもありましたが、顕著だったのは、上記の三国志パズル大戦でした。(該当アプリの出来や提供元の対応を中傷する意図はありません)

 

アプリ側も「5.0系に正式には対応していないので」というものは多い訳で、諦めるしかないかな、と思っていたところに、ファーム(だったと思う)のUpdateのお知らせがありました。

一縷の望みを賭けて、実行すると、ズレは全く無くなりました!!

 

ただ、性能比較に使ったスターライトステージはUpdate通知前に動画を録っていましたが、Update導入の前後で変わった部分はありませんでした。

この製品特有のAudioCoverを付けてのSurroundを試していた中での、音声再生周りの処理が問題だったのかしら。

とも思っていましたが、Update前は、PowerCoverに換えても、まあ、改善せず。

 

解決するまでは、購入するとしたら、という価格を考えると、ネガティブな感想にしかならなくて、考え込んでしまったのですが。

一度の更新で解決出来てしまって、拍子抜けというか、安堵したというか。

 

調べてみた所、どうやら、CPUの処理能力というよりは、CPUの製造メーカーによって処理できるプログラム、コードなどの得意分野が違って、最適化出来ていないので動作遅延、或いは適応不良を出すアプリがあるかも、というような状況のようです。

 

タブレット買い換えたら、以前のアプリが使えないという状況は、望ましいものでは無いので、タブレット側の更新で解決するものが有るというのも、ゲームを楽しんでいる人の買換え買い増しの購入動機になるかな、と考えましたので、敢えて記述させていただきました。

更新: 2015/10/26
総評

コンパクトなサイズと価格で、私が使うには、十分な能力のタブレットです。

比較対象としているNEXUS7(2013)が購入時税込27800円程。

このZenpad7.0は税込み22000円弱の定価設定で、実売ならば、もっとお安いので、かなりお得ですね。

処理性能についても、私の使い方(まあ、殆どゲームですが)では不満を感じるような事はなく、十分過ぎる性能かなと。

現在は比較対象のNEXUS7も同じ位の価格で並んでいるので、悩ましい所かもしれませんね。

 

専用設計のAudioCoverで、持ち運び簡単なminiホームシアターになるのはポイント高いです。

その分、確かに投資金額は上がる訳なのですが。

今の所、スピーカーでの音質に拘りつつも、携帯性抜群なタブレットとしての本性を保っているのは、このZenpadだけでしょう。(と私的には感じてます)

この部分で、ビビッと来た人は、AudioCoverとセットで是非購入してみてください。

 

一台目に購入するならば、プリインストールアプリも色々と使い勝手を考えながら触るかもしれないのですが、二台目OR二代目以降となると、前の端末の引き継ぎなんかがあるので、それほど触らないかも。

この辺りは、必要に応じて入手出来る様になっている方が、良いかも。

 

大満足!

というには、少しだけ注文点がありますね。

・カバーの着脱のハードルの高さ。

 折角のカバー換装による機能強化のメリットが減じているかも。

 これは、まあ、簡単に外れ無いようにという対策なのでしょうから、トレードオフなのかなと思いますが、アクセスしにくいのは星減点になっちゃうかな。

  少し、オシャレではないかもしれないけれども、ロック機構などで固定強化して爪は少な目だったら苦戦しなかったかも。

 

・私だけの環境或いは使い方の問題かもしれないですが、モーションジェスチャーの「ふるふる」が想像よりも反応が鈍い(大きく回数振らないと反応しない)事が多かったです。

 振って撮影出来る所を動画にしたかったけど、SZ-30MRでの撮影ではフレームアウトする位、且つ、残像しか見えない位に振らないと反応しなかったので、割愛。

 しっかりと大きく振れば、「かしゃり」と撮れますが、人前ではちょっと出来ない仕草かな。

 タブレット用というよりは、スマホサイズの端末用機能かも。

 

・Qiには非対応。

 充電中にタブレットを触る事があると、コネクタの耐久性はやっぱり気になるものです。

 どんなにしっかり作ってあったとしても、抜き差し繰り返すと、何時か壊れてしまう物なので。

 PowerCoverを購入して、コネクタ通さず充電、というには、着脱のひと手間と給電能力から考えると、本体自体のバッテリー容量増加で嬉しいものの、充電時の制限は変わりません。

 2013年当時の廉価ながらもフラッグシップ的な扱いだったNEXUS7と性能比較しても、仕方がありませんが、有無を比べると、ちょっと勿体無いかな。とも、思います。

 それを補う為のオプションである、PowerCoverな訳なんですが。

 

と、気になる所は挙げましたが、そこまで減点ポイントでは無いかなと、私は感じています。

確かに、何かと比べると気になるのですが、実際に使用していて、大きくストレスを感じるのか、というと。

ASUS特有の(?)UIは、スリープからの復帰時点で、更新などの情報が分かり易く見れますし。

ブルーライトカットフィルタ機能のような、フィルムか眼鏡で対応するような機能が盛り込まれていたり、とスペック表では伝わらない魅力的な部分も多くあります。

用途を考えて、必要なオプションを選んでとセットで買うならば、気になる部分を埋め合わせるに十分な、メリットが有ると感じました。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2015年09月07日

  • 購入場所

    Zenpad(TM)製品体験会

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