レビューメディア「ジグソー」

多分、L2さんにとって国産ゲームブックの一冊目か二冊目の体験。以降、面白さの基準はこれを合格点としました。

  • by
    L2さん
  • 2015/09/24
  • (更新: 2015/09/24)

色々と煮詰まってくると、不定期に行われる、L2さん自室の個人棚卸。

今回見つかった、お宝(ボロボロ)は、こちら、

「悪魔に魅せられし者」

です。

 

創元推理文庫版ですので、本当にボロボロですw

キャラクターシートも消しゴムの痕と破れが酷いw

 

さて、この本に出会ったのは、小学生の頃だったか、中学に上がった頃だったか?(年がバレるw)

初めて、ゲームブックというものに出会ったのは、確か、D&Dの赤箱の後、「暗黒城の魔術師」でしたかね?

有名な、「14へ行け」という奴ですね。

 

はい、脱線はその位にして。

 

更新: 2015/09/24
総評

不朽の名作として、L2さんの心の殿堂に輝く作品

この作品は、有名なゲーム「ドルアーガの塔」をゲームブック化したものです。

 

舞台は、ドルアーガの支配する塔。

巫女カイを助けに向かうギルガメス。

コンピュータゲームのドルアーガを下敷きにしていますが、かなりのアレンジが加えられています。

 

で、これは三部作の第一作目。

しかも、鈴木直人氏のゲームブックデビュー作だったという事で、大人しめのアレンジかなと思います。

逆に言うと、原作に多くのフレーバーを付加した双方向ノベル的な立ち上がりだったので、

「お、ドルアーガの塔がテレビ無しで遊べるんだ」

と、手に取った人間を、

「ちょ、これ、全然違うじゃん」

と、言わしめない、上手い導入部だったのかもしれません。

 

続編を遊んでから、もう一度遊ぶと、面白さはそのままですが。

「大人しくドルアーガの塔しているなあ」

という印象。

 

「これは、TRPGのソロプレイにドルアーガを落とし込んだ良作」

だと、思った部分は、項目(パラグラフ)の可逆性(同じ項目を二度以上通過する事に意味が有る)の部分かな。

双葉社からも、同じ時期にファミコンソフトを題材にしたゲームブックが出ていました。

傑作もあったと思いますが、私が触れた作品は、どちらかというと、

「ページをめくる方式のあみだくじ」

という印象でした。

 

実際に、D&Dのシナリオとして、フロアを下っていく設定にして、敵を置き換えて、パラグラフを転記して使った記憶があります。

流石に、自分で作ったシナリオとは別格の評価がありまして、落ち込んだ記憶がありますw

 

随分、夢中になってプレイしましたね。

当時、可能な限り、鈴木直人氏の作品を追っかけた記憶が有ります。

  • 購入金額

    500円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

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