Audio Space社にも同モデルがありますが、おそらくOEM品で、製造元はCAYIN(カイン)のはず。
で、こちらは製造元オリジナルのモデル。
PCオーディオ用のアンプとして購入しましたが…如何せんリッチ過ぎな感じも。
300Bのシングル構成のアンプだけあって、柔らかい、いい音します。
真空管はCAYIN刻印の300Bが2本と、整流管の6N8Pと6N9Pいずれも曙光の6本構成となります。
中華製真空管ですが、良い感じで鳴っています。
組み合わせは、Olasonic D1にELAC BS72。
前に使っていたエレキットの6BM8管を使ったアンプだと、どうも中域もっこりなアンバランスな感じがあったのですが、(価格が違いすぎるので当然ですが)こちらは比べると失礼なくらい、異次元です。
300Bの特徴かもしれませんが、その前に使っていたMI-120と比べても押しが強い訳ではないのですが、輪郭が良いというか、印象に残る音がします。
低域は弱い…とまでは言いませんが、やはりMI-120と比べると線が細い感じ。
でも、その分低域の伸びが良いというか、嫌みがない印象です。
BS72がバスレフで低域を稼いでいるので、組み合わせとしては良い感じ。
ニアフィールドでの使用なので、そこまでボコスカ低域必要ありませんし。
そして、何よりもすんばらしいのが、弦楽器のニュアンス。
暖かさというかリアルさというか、艶が素晴らしいですね。
いやー、いいですね、これ。CD→MP3というソースでも、聴くのが楽しくなってきます。
しかし…300Bってデカいですわ。
写真&寸法でだいたいの大きさは把握していたつもりですが、実物を見るとやはりデカい。
縦長のアンプなので綺麗に棚に収まりました。
211管とかだともっとデカいのだろうか…
■スペック
Weight: N.W. 20kg / G.W. 22kg
Input Impedance:
Output Impedance: 4-8 ohm
Output Power: 10W x 2 (SE. Class A)
Power Consumption: 220W (Max.)
S/N Ratio: 88dB
Tubes: 300B x 2, 6SL7(6N9P) x 2, 6SN7(6N8P) x 2
このアンプ、NFB(ネガティブフィードバック、負帰還)をON/OFFできる機能がついています。
NFBをONにすると歪みなどの特性が劇的に改善されますが、真空管アンプでより“素直”な音を楽しみたいという目的で無帰還のアンプを好む方も多いと思います。
もともと特性のよくないトランジスタアンプとは異なり、NFBを切った無帰還アンプが楽しめるのも、真空管の醍醐味だと思います。
今は6SL7をFullMusicに入れ替え、6SN7をPhilipsECGに入れ替えて使っています。
PSVANEの6SN7が届いたので、入れ替えて楽しんでみようと思っています。
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購入金額
0円
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購入日
2015年09月20日
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購入場所
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