私はメインパソコンにWindows8.1を、仕事では主にWindows7を使っているが、
今回、遂に最新OSであるWindows10の導入と相成った。
Windows10のパッケージ版は時代の流れか、光学ドライブを所有しないパソコンでも
導入が可能となるよう、USBメディアにて提供されている。
Windows95から長きにわたり光学ディスクで提供されていたOSも遂にこうなったか。
20年近くの時を経ると時代も変わるものだと、つくづく自作歴が長い事を自覚させられる。
さて、Windows10のエディションは、以前と比べだいぶシンプルになり、
一般向けにはHomeとProの2通りしかない。
この二つをざっくりと比較すると
- 最大搭載可能なメモリが、Homeが128GBまで、Proは512GBまで
- ドメイン参加やHyper-V(仮想環境)、リモートデスクトップはProのみ利用可能
- Proはその他ビジネス向け機能が充実
個人で使う分には不要なものがProには多くある。私の用途ではHomeで十分だ。
メモリも、今のところは128GBに制限されていても問題はない。
何より価格が結構違うため、今回はProを購入することは見送った。
その価格差で、他のパソコンパーツにより多く予算を振り分けられるからだ。
何故、今回はパッケージ版かというと…
「Window10のライセンス認証はパーツの変更に対して厳しくなった」
という情報を入手したからだ。
現状、Windows10に入手する方法は、パッケージ版以外だと他に2つのやり方がある。
- Windows10 DSP版を入手する
- Windows7や8.1のDSP版を入手し、そこから無償アップグレードをする
まずは、Windows10のDSP版について。
こいつは、OSと一緒に購入したパーツを使って組み込むことが前提となる。
Windows7やWindows8.1のときにはDSP版であっても単品購入ができたので、実質は
パッケージと同一の扱いだった。が、Windows10では再び同時購入が必要となってしまった。
今後、パーツをとっかえひっかえする事になると、同時購入したパーツによる縛りができるのは
些か都合が悪い。(たいがい使いもしないUSBインターフェース等がバンドルされている)
続いて、Windows7や8.1のDSP版を買ったあと、例のしつこい勧誘で有名になった、
無償アップグレードでWindows10にした場合だ。これがかなりの曲者らしい。
どうやらパーツを1つ変えただけでもライセンス認証が外れてしまい、パーツの種類によっては
電話による再認証ですら認められないという事らしいのだ。これってかなりエグい内容だと思う。
そうなると、上の2点は自作であれこれしたい私にとって、上記2点の内容は不都合である。
自作パソコンは、古くはメーカー製を買うより安くあげるための手段であった。
また、自由にパーツを組み合わせて自分だけのパソコンを作り上げる手段でもあった。
今回の場合はWindows10に合う形で出たSkylakeで、マザーボード・CPU・メモリが一新する。
既存のパーツを流用できる要素が少なく、新しく組むには結構な出費を強いられている。
もう少し自作パソコンに対しては優遇してくれても良いんじゃないかと個人的には思ってしまう。
また、Intelと組んでたのか知らないが、Skylakeアーキテクチャのパソコンにおいては、
2017年7月までで旧OS(Windows7や8.1)のサポートを終了するというアナウンスがあり、
いよいよもってマイクロソフトがWindows10の囲い込みに本腰を入れてきた感もある。
色々書いてきたが、Windows10一本化への流れは、もはや一個人の力では止めることが
できないレベルにまで来ており、旧OSを入れてからアップグレードするよりも、
最初からWindows10のパッケージ版を導入したほうが良い、と私は結論づけたわけだ。
前置きが長くなったが、今回、Windows10を導入するパソコンの紹介をしよう。
■導入用パソコン構成
ケース:ビットフェニックス Phenom microATX NVIDIA Edition
M/B:エイスース Maximus VIII Gene
CPU:インテル i7-6700K@4.0GHz(定格)
CPUファン:サイズ 虎徹
メモリ:8GB(DDR4-2133, 4GB*2枚)
電源:コルセア RM850 ※流用
SSD:システム用(v-color SSD 128GB)
光学ドライブ:外付けUSB BD/DVDスーパーマルチ ※他システムと兼用
OS:Windows10 Home 64bit(パッケージ版)
メインパソコンの水冷メンテナンス時や不調の時に代わりとして使えるようにするためと、
先行してパーツやソフトを検証したい時のための2点を目的としている。
あと、増えてきたパソコンの置き場所の問題もあってプラットフォームはmicroATXを選んだ。
GPU無し構成なのに電源が850Wとバランスが悪いがこれも理由がある。
CPU内蔵GPUも進化しているのでそのまま使っても問題なさそうなのと、今年発売予定とされる
Pascal世代のGeforceを待ってからGPUを導入しても良いと判断しての構成だ。
光学メディアでなくなったWindows10のパッケージは思いのほか小さく、
中にはUSBメディアとプロダクトキーが書かれた紙が入っている。
プロダクトキーが前みたいにシールじゃないのと、文字が大きめに書かれているので
入力するときに見やすくなっている。
コネクタ部が青色なので、ちゃんとUSB3.0対応になっている。
これで2.0だったらインストールにどれだけ時間掛かるかわからないから
まあ妥当なところだろう。
まだ、インストールするパソコンを組み上げていないので、とりあえず
今回は中身を取り出してみただけとなる。
実際のインストールは、ほかのパーツをレビューしながら追記することにする。
価格改定は痛い
発売当初、Homeの価格が\13,800だったのが、2015年11月から\17,600に改定された。
最初、この情報を知らなかったため今になって知って、なんだか損した気分になってしまった。
幸い、ヨドバシのポイントを使ったので同じくらいの価格で買えたのだが…。
きちんと「期間限定」なり理由を明らかにしてから販売してほしい。
今後、Windows10を必要に迫られて買う人が激増した頃にまた価格改定されそうでもある。
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購入金額
17,550円
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購入日
2016年02月29日
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購入場所
ヨドバシ.com
退会したユーザーさん
2016/03/01
同じく10もういっこUSBの買っておこうとしたら、いつのまにか値段上がってるし
認証問題も厳しくなるようですし、色々めんどくさくなりそうですね。
ポン酢レッサさん
2016/03/01
もしかしたら理想のWindowsOSになったかも。
10は発売当初は無償アップグレードでいいやと思ってたのでスルーしてたら、
アップグレードはライセンス認証の罠が発覚して、こりゃまずいと思ったら
パッケージの価格も上がっててダブルパンチでした。
カーリーさん
2016/03/01
USBタイプかっこいいなぁ
ポン酢レッサさん
2016/03/01
やっぱりそれ対策なんでしょうかねぇ。
インストールの時だけしか使わないので
カッコ良いけど無くさないようにしないといけませんね!