レビューメディア「ジグソー」

「Skylakeで”一番いい”のを頼む…」

「Skylakeで”一番いい”のを頼む…」

 

私がそう注文すると、店主が持ってきたのは「Core i7-6700K」だった。

通販で買ったんで、私が選んだんだけどね。

 

Z97・X99で”一番いいの”を選んでいて、次のZ170、Skylakeでも選ぶとしたら

もうこれしかないだろう。

 

用途は?値段は?

 

「そんなことは関係ない!!」

 

今ある”一番いい”のに触れてみたい。それでパソコンを1台組んでみたい。

そんな自分の気持ちを最優先に購入した。

 

 

今回のパッケージは「スピードの向こう側へ」みたいな、中二心をくすぐるデザインだ。

そして、モデルナンバーにK付きはインテル公認のオーバークロック対応CPUだ。

「UNLOCKED」の文字は小さめだが、他のCPUとは違うのだよと主張をしている。

  

 

裏面には、メモリはDDR4とDDR3Lをサポートと書かれてある。

DDR3LをCPU側で正式にサポートしている事実を、実はこれを見て初めて知った。

(マザーボードメーカー側が無理やり対応して”変態”マザーにしてるのかと勘違いしていた)

 

では、CPUを取り出してみよう。

 

 

今までのと一番の違いがCPU基板の薄さだ。気にはしていたが相当薄い!

基板がより薄くなったせいかヒートスプレッダの方が分厚く見える。

 

今までのCore i7のCPUと比べると基板とヒートスプレッダのバランスが

異なるため、手で持つと変な感覚を覚えた。なんか落っことしそうだな。

 

 

Z170のマザーボードのレビュー時に書いたが、今までのより手で持ちにくいのだ。

一度ソケットに載せてしまうと基板が薄いので取り出すときにも指にかからず

滑り落としてしまいそうだし。ちょっと不安な感じだ。

 

とりあえず、パーツを組み込んで、OSインストールまで出来たところまできた。

細かいツールのインストールやベンチマーク、OCといった部分は少しずつやっていこう。

 

 

真っ先にFF14ベンチだけやってみたけど、1280x720ならなんとか内蔵GPUでも動きそう。

嬉しいのが、やっとこういうベンチでまともな結果が内蔵GPUで出るようになったことか。

 

 

空冷は虎徹なので無理は禁物だけど、OCも少しはやってみるつもり。

おそらく常用しないと思うが、石が当たりかハズれか位は見ておいてもいいだろう。

 

色々試行錯誤した結果は追記していく予定。早く繁忙期終われ~!

 

<2016年3月21日追記>

USBキャプチャユニットを付けて、ニコニコ生放送でネット配信をしたときの負荷率だ。

 

 

CPU使用率は30%台とムリはしていない感じ。Core i7-5960Xの時は明らかに

遊んでるスレッドがあったが、こいつでは満遍なく使っているようだ。

これなら長時間使っていても安心かな。

更新: 2016/03/20
機能性

SGX機能搭載品ってなんだろ?

PCワンズでは、今売っている「i7-6700K」はすべて「SGX機能搭載品」とのことだ。

もちろん、私のもそう書かれていたので、確かめてはいないが搭載されたもののはずだ。

 

で、「SGX機能」とやらが何のことかサッパリだったので調べてみた。

すると前に来ていたワンズのメールでちゃんと書いてあった。

 

<ワンズメールを引用>

今回のバージョンはSGX機能搭載品となっていますが、この
SGX機能って何でんねん?

 

 「ソフトウェアのセキュリティーを高めるために設計された
インテルの拡張アーキテクチャー名称で、マルウェアなどの
攻撃からプラットフォームを保護することを補完する機能」
・・・要は、これまでのよりも強まってる感じのCPUですな!
 最近のマルウェアとかは感染経路とかが巧妙で、アンチ
ウィルスソフトにも引っ掛からんように感染したりするんで、
補完程度であっても、こういった機能がハードウェア的に
備わっているのはエエこっちゃ。

 

「なるほど、わからん!」

 

どうやら今までCPUに搭載されてきた機能の中でも少々特殊なものが追加されたらしい。

今後はネットワーク社会に適したハードウェア設計が、CPUという一見必要なさそうな

パーツにも適用されていくんだろう。

 

これが良いものか悪いものかはわからないが、技術は正しく使ってこそのものだ。

パソコン業界が明るいものになるよう、願いたいものだ。

更新: 2016/03/21
コストパフォーマンス

悪いわけじゃないが、まだ高いよね

Skylakeで4C8TのCPUでは最上位ということで、パフォーマンスは最高値だが、

それに対してのコストがちょっと高い気がする。

i7-4790Kから比べると大幅な性能向上が無いだけに、ただ単純にCPUを速くしたいだけで

買うのは勿体ないかもしれない。

内蔵GPU機能(QSV)は進歩しているので、そっち目当てなら期待は持てそうだ。

 

ゲーミングだとどうだろう。DX11ならCPUを使い切るなんてことはないだろうし、

4C4Tのi5-6600Kとか割り切ってコストを下げた分、別のパーツに予算を回して

総合的にパフォーマンスの高いマシンを組んでもいいだろう。

更新: 2016/03/20
価格

CPUに限らずパーツ価格は下落方向、今がチャンス?!

出た当初は5万したのが、今では最安値は4万円を切りそうな勢いで下落している。

しかも、この時期はマザーボードとセット買いで値引きサービスまであり、

非常に買い替えしやすい時期になっている。

 

以前なら、6700無印で我慢するかと思った人も、今ならK付きを買うチャンス。

次のKabylakeが出るまでは時間があるので上質のパフォーマンスを発揮する

このCPUを手に入れる絶好の機会かも。

  • 購入金額

    43,320円

  • 購入日

    2016年02月03日

  • 購入場所

    PCワンズ

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