レビューメディア「ジグソー」

卓球告白法、もうその名前だけでご飯3杯はいけるかもw

  • by
    L2さん
  • 2015/05/18
  • (更新: 2015/05/18)

L2さんのセンサーに引っかかる奇書、かもしれない(笑)コミックです。

とはいえ、キッチリと完結しております。全6巻。

作者は、うえきの法則をヒットさせた福地さん。

 

ただし、私は、うえきの法則読んだ事がありません。

単純に、背表紙に並ぶ「タッコク」という響きに釣られての衝動買いです。

いやあ、これ、面白いです。

 

「卓球勝負を告白代わりに申し込み、申込んだ側が勝ったら付き合う事が出来る」

卓球告白法。略してタッコク。

適用年齢が、ちょうど中学生から高校卒業まで、という思春期、且つ、身体能力的にゴールデンエイジな年代。

日本の卓球競技の弱さに口惜しさでのたうち回っていた、時の首相が日本のレベルを上げる為に、競技人口を増やすという名目で成立したという無茶苦茶な法律w

卓球さえ強ければ、カップルになれるという弱肉強食な卓球サバイバルが始まったようです。

 

主人公は、幼い内から父親の仕事の都合で国外にいた為、この法律を知らずに育ち、帰国。

初恋の幼馴染に、「帰国したら、僕から告白するね」と約束していたのですが。

まさかの幼馴染が、この法律のお蔭か、タッコクを申し込まれ過ぎて、日本の卓球ランキング1位となっていました。

主人公は卓球は全くの素人で、ヒロインとの勝負はお話になりません。

更に、結構モテモテだったヒロインはタッコクを受け過ぎていて、試合が始まると、全く手加減できない体質になっていたのです。

しかし、「告白は僕からするからね」という約束を頑なに守る彼と、それを待つヒロインという訳で、卓球の実力差は覆す事が出来るのか。

と、いった感じの、スポーツラブコメになるのでしょうか。

 

ひたすらヒロインが主人公に負けるまで試合を受け続けるだけかと思いきや、主人公の恰好良さに気付いた周囲の女の子たちが主人公にタッコクを申込み始めます。

殆ど素人の主人公、負けたら、カップル成立でヒロインとの仲は引き裂かれてしまいますので、必死に応戦。

そして、飛び出す必殺技、追い詰められながらも一途にヒロインを思う主人公。

 

タイトルからして、「なにこれ」、と思ってしまうのですが、中々に面白い作品で、一気に集めてしまいました。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2014年頃

  • 購入場所

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