先日RATOC REX-KEB02AKのバランス接続を活用するために2.5mm→3.5mm変換アダプターを買って、SENNHEISER HD650との接続用に利用しました。
これで想像を超えるほどの効果を得られたため、もう一つのバランス接続対応ヘッドフォンアンプであるRATOC RAL-DSDHA2でもバランス接続を使ってみたいという気分になってきました。
しかしHD650用のXLR-12Cケーブルというと、比較的割安な製品でもFURUTECH iHP-35S-XLR辺りになってしまい、気軽に買えるような金額ではありません。以前出ていた上海問屋のケーブルであれば何とかというところだったのですが。
そこで、とりあえず上海問屋 DN-10258 2本で接続だけでも出来るようにということで購入したのが、XLR-12C - 3.5mmステレオプラグの変換アダプターとなる本製品です。
一応繋がるものの…
元々かなり特殊なニーズとなるものであり、割高になってしまうのもやむを得ないとは思うのですが、やはりこれで1個1,000円は高いです。
本来はXLR-12C(3ピンオス)と3.5mmモノラルという変換が出来れば良かったのですが、そのような製品は用意されていないようです。まあ、これでも電気的には繋がるはずですので、このまま使うことにしましたが。
試聴してみると、少々ハイ上がり傾向となってしまう辺りが気になります。ただ、その高域方向の質自体は見事なものです。これまでHD650では聞いたことがないと思うほどの緻密かつ繊細な高域となります。
低域方向は質は悪くないものの量が不足します。中高域に関しては文句が付けられないほどに素晴らしいのですが、この低域不足で全体的な印象を少なからず損なってしまっているようです。
ただ、この試聴でRAL-DSDHA2のバランス接続の実力について、その一端は垣間見えたという気はします。やはりきちんとした対応品を用意した上で改めて試してみたいと思うようになりました。その意味で、この変換コネクターも役には立ってくれたということでしょう。
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購入金額
1,000円
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購入日
2015年05月04日
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購入場所
ヨドバシ・ドットコム
CLWさん
2015/05/13
jive9821さん
2015/05/13
実物はXLR端子なので見間違えようもないほど大きかったりします…。
用途が極めて限定されるので、普段街中で見かけるようなものではありませんね。